想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

2014年は良い年だった?

2014-12-30 14:34:30 | 日記

2014年も明日で終わり。
最近は1年が過ぎるのがとても早い気がするが、さて、今年は何があったかと振り返ると、意外に思い出せない。
それでも、記憶をたどると、(順不同で)
・STAP細胞とノーベル物理学賞
・大雪、大雨、火山の爆発等の異常気候
・円安、株価上昇と貿易赤字が過去最大へ
・消費税増税と景気低迷
・アベノミクスと衆院解散
・政治家の不祥事
・エボラ出血熱とデング熱騒動
・集団的自衛権の閣議決定と秘密保護法の強行
・テニスほか、スポーツでの活躍
世界へ目を転じると、
・イスラム国の台頭
・原油価格の暴落と世界経済の低迷
・世界的な貧困と社会的格差の拡大
・地球規模での気候変動
・中国の巨大化とバランスの変化
・宗教間対立
と、将来へ向けての不安要因はゴロゴロしている。
それでも、無事に1年が過ぎたということだろうか。
高齢化社会といわれる中で、自分自身も年々、年をとり、後期高齢者の仲間入りである。
さて、来年は何を期待しようか。また、何が起こるのだろう。

STAP細胞の結末

2014-12-27 18:16:23 | 日記・エッセイ・コラム

今年最大の話題とも言える夢のSTAP細胞はES細胞の混入の可能性が高く、存在しないことで決着した。
それにしても、このドタバタ劇は腑に落ちない。
先ず、これだけの世界を驚かす論文が、理研内で何の疑問もなしに発表されたことである。
理研の上層部が何も知らないとは、どうしても考えにくい。
もちろん、一次的には、小保方の責任は重大である。
若い女性とはいえ、れっきとした博士であり、科学者の端くれである。
私は、記者会見で、「200回、作成に成功した。」との彼女の発言を聞いたとき、疑問を持った。
もし、「2回成功した。」といえば、ある偶然の条件化において成功することはありうるかもしれないと思ったであろう。
ノーベル賞を受賞した天野教授の青色LEDも偶然が大きく影響しているとのことだった。
マスコミの報道にも問題が多く、今後の教訓であろう。
しかし、何年か後に、「STAP細胞が発見された。」とのニュースが流れることを期待しよう。

FA補強に失敗した阪神

2014-12-21 15:26:10 | スポーツ


国内FA市場は、オリックスの金子を残してほぼ終了したようだ。
阪神が優勝するためには、金子と中島の獲得が必要と書いたが、どうやら収穫ゼロで終わりそうだ。
今年のFA市場は、ソフトバンク、オリックスと巨人がさらい、金のあるチームが更なる補強を進めたことになる。
米国から帰国する中島は鳥谷が抜ける阪神を選ぶかと思ったが、リスクを避けパ・リーグを選んだようだが、挑戦する気持ちがなくては、とてもMLBでは無理だっただろう。
外国人の補強も盛んだが、阪神の場合、これ以上望めない4人を保持しているので、これ以上の戦力アップは望めない。
これで鳥谷が抜けるとなると、来シーズンの戦力は大幅ダウンすることになる。
期待するのは、ドラフトの新人と既存戦力のレベル・アップしかないが、ここをチャンスと新しい戦力が生まれれば、将来的にはプラスになることもあると期待するしかなさそうだ。
MLBでは、選手の大きな移動が相次いでおり、来シーズンの予想が難しい。
このままだと、また、セは巨人、パはソフトバンクとオリックスの争いでは面白くない。

井山、王座を失うも大三冠は保持

2014-12-17 10:55:29 | 囲碁

井山が村川に破れ、5冠になった。
以前に、井山に勝つのは河野か村川かと書いたがそのとおりになった。
それにしても、このところの井山の碁には変調が見られていた。
世界戦との過密日程でさすがの井山も疲れているのだろう。
第4局に破れた碁を見て、もしかと思ったらそのようになった。
井山の最近の碁風はとても激しいが、世界戦で勝つための変化なのだろう。
しかし、途中、中押し負けかと思ったが、1目半の碁にするとはさすがだ。
井山は、時間の消費が早いが、勝負どころで時間がなく、若くて早見えとはいえ、もう少し、工夫が必要な気がする。
呉・木谷の新布石、坂田の三三、武宮の宇宙流、山下の五五、そして張と蘇の新宇宙布石と新しい試みがなされているが、高尾、山下に張が井山への挑戦に加われば、来年はとても面白くなりそうだ。1強より戦国のほうが面白い。

選択権なき選挙

2014-12-15 09:03:48 | 政治

総選挙が終わり、予想通りの結果になった。
予想外だったのは、海江田、渡辺の落選と沖縄の小選挙区で与党が全敗したことだろうか。
投票率が戦後最低の52%とのことで、国民の関心の薄さが現れている。
消費税の増税、集団的自衛権、秘密保護法の制定、原発再稼動を掲げる与党とそれに反対する野党の戦いであれば盛り上がるが、アベノミクスの信任投票では盛り上がらないのも当然だろう。
しかも、小選挙区では、選挙民にほとんど選択権がなく、事前予想の通りだとすると、選挙自体に意味を見出せない。
これだけ投票率が低いと、組織力のある公明党と共産党に有利に働く。
共産党が伸びたのは、民主党の態度が曖昧で、批判票の受け皿になったのだろう。
約9万票で落選し、2万票台で当選の者もおり、選挙制度の問題点も出ているが、このような状態が続くと民主主義の崩壊につながるのではないかと懸念する。
衆院の2倍の格差はともかく、参院の4倍以上の格差には、最高裁は選挙無効の判決を出すくらいの勇気が必要になるだろう。
信任を得た安倍政権は、本当にどこまでやるだろうか。
政治家は選挙が終わればすぐ忘れるのが常であるが、経済優先の公約に期待するしかないのだろう。