想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

第九とワグナー

2012-12-31 09:55:26 | 音楽

2012年も今日で終わり。この1年を振り返り、今年の十大ニュースや物故者が話題になっているが、1年前のことは意外に記憶に残っていない。今年は、尖閣問題に端を発した中国暴動の影響が一番大きかったのだろう。

自分のことに関しては、この1年、特に取り上げるようなことがなかったが、平穏であったことに満足すべきなのであろうか。

年末は、日本では「第九」の季節であるが、NHKの「ら・ら・ら・クラシック」で、ベートーベンの「第九」を分析していた。「題名のない音楽会」のお株を奪う興味深かい企画であった。第九は、これまで何十回も聴いているが、次に聴くときは、少し、聴き方が変わるだろう。

BSでは、10月のミラノ・スカラ座公演の、ワグナーの「ニーベルングの指輪」の「ジークフリート」(4時間)が放映された。実は、一度見てみたいと思いながら、とにかく長いので、まだ見たことがなかったので、よい機会と思い見た。新しい技術を取り入れた演出で、オペラファンでなくても楽しめそうだ。全4話であるから、すべてを見るのは大変だ。

以前、映画でも、「戦争と平和」や「静かなるドン」は一日がかりの上映があったが、そういえば、落語の寄席でも、好きな人は1日中過ごしているようだ。

だんだん出かけることが少なくなり、TVで楽しむ時間が多くなったが、来年はワグナ-の生誕200年なので、日本でもいろいろな公演があるだろう。今から、楽しみである。

年をとると、子供の頃のように、正月といっても感激がないのはやむ得ないか。


「安倍ノミクス」の品格

2012-12-26 14:21:40 | 社会・経済

安倍内閣が発足した。

衆院選で勝ちすぎた反動で、参院選では振り子の振り戻しが予想されるので、それまでは猫を被った運営となるのだろう。

党の政調会長、総務会長に女性を据えるなど、相当気を使っているようだ。

次を狙う石破、石原をどうコントロールするか工夫の跡が垣間見える。

日銀に対して、人事権と法改正をちらつかせて、恐喝まがいの脅しをかけている。

2%のインフレ目標は、達成がかなり難しいレベルであり、政府の責任を日銀に転嫁しようとしていると見られてもやむえない。

このところ、外人の買いで株価が上昇しているが、政策運営に行き詰まり、彼らが売りに転じた時は、国債が暴落し、金利が上昇、財政悪化はますます進み、生活水準の低下を余儀なくされるであろう。

厚生年金の積立金残高が来年100兆円を割る見通しとのことであるが、株価の上昇は、年金安定の必要条件である。

一方、民主党の代表選が行われたが、全然盛り上がらない。

どうせ、安倍が首相に選出されることは決まっているのだから、代表選を年明けにして、議員だけで選ぶのではなく、党員を含めた選挙にするぐらいの決断ができないようでは、再浮上は難しいだろう。

新政権はリスク含みではあるが、とにかく来年の景気回復を期待しよう。


プロ野球 : FA、トレード、外人補強

2012-12-24 14:27:49 | スポーツ

大リーグ志向だった大谷投手が日ハム入りした。昨年は、1位指名の菅野投手が入団を拒否し、2年連続となる辛い所だが、金の卵を獲得した。

私も、大谷は結果的に良い決断をしたのではないかと思う。

これで、来シーズンのプロ野球は少し面白くなりそうだ。

ファンは、交流戦で、阪神の藤浪と日ハムの大谷が甲子園で投げ合うというようなことになれば、大いに盛り上がるだろう。

楽天の星野監督がクレームをつけているが、日ハムは、大きなリスクをかけたのだから、是認すべきだろう。   

以前ブログに書いたが、地元の楽天が指名したら、逆転もあるのではないかと思ったが、楽天はリスクを避けたのだから、むしろ日本球界に残ったことを喜ぶべきだろう。

ただし、今後、巨人の出来レースの様にならないようにはせねばならない。

来シーズンに向けて、外国人助っ人の獲得が進んでいる。

藤川、中島と一流選手を大リーグへ流出するのだから、逆に大リーグから良い選手を獲得すればよい。

来シーズンは、(過去の?)大物も来日するようだ。

目立つのは、DeNaで、中日から、ブランコ、ソト、ソーサの3人を獲得するなど、相当の戦力アップである。

西岡、福留、五十嵐が日本球界に復帰するようだが、帰国組は、過去、期待ほどの活躍をしていないが、さてどうだろう。


パソコン・トラブル

2012-12-23 17:15:11 | 日記・エッセイ・コラム

パソコンが立ち上がらなくなった。

どうも調子がおかしいので、メーカーのサポートにTELしてサポートを受けたが、ソフトに問題があるとのことで、使用を続けていたが、サポートが不適切だった様な気がする。

次は、ハードディスクに不具合があるかもしれないと云うので、外付けのHDDを購入しデータ移そうとしたが、立ち上がらず、だめになってしまった。

もっと早い段階で適切なサポートがあれば、ここまで深刻にならなかったであろう。

購入して2年少々でHDDがダメになるとは、日本製品の品質も落ちたものだ。

日本の電機業界が不振であるが、価格が高く、品質が良くなければ、韓国製品に負けるのは当然だろう。

一番困るのは、孫の成長過程の写真が多数保存されており、購入した電気店に持ち込むと、データ復旧に数万円かかるという。

妻はパソコンが使えないので、パソコンに頼るからとおかんむりである。

確かに便利ではあるが、パソコンに依存しすぎるのは大いに問題がありそうだ。

ウイルスによるトラブルが多発しているが、役所のデータも、HDDのトラブルで消失するリスクにどう対応しているのだろうか。

原発、建造物の老朽化事故等、どうやら我々は日常生活もリスクの中で生きていることを十分に認識しておく必要があるようだ。


振り子の振れすぎ? 自民圧勝。

2012-12-18 16:23:59 | 社会・経済

ある程度予想されていたことではあったが、自民の圧勝で終わった。

小選挙区は、民主+維新+未来の合計票で自民と拮抗していたのだから、小選挙区で民主が負けるのは当然である。

それにしても、投票率は60%を切り、前回より、1000万人以上が棄権をしたというのは意外であった。

これだけいろいろな問題があるのに、0.5票の価値しかない投票など馬鹿馬鹿しいと思ったのだろうか。

違憲状態のまま行われた選挙にどんな判決が出るのであろうか。

自民党への比例の投票率は27%で、これだけの議席を得る選挙制度は民主主義といえるのだろうか。

自民の議員の中には1位の50%の票も取れなくて比例で復活当選している例がある。

粗製乱造議員の誕生である。

9月の総裁選の時に、たった200人の議員で総理を決められてはたまらないと書いたが、どうやらそのようになった。

自民党が総裁選で全国選挙運動をやっているのに、民主党は議員だけで代表を選ぶ神経を疑うと書いたが、これでは選挙で勝てるわけがない。

予想通り、離党した小沢一派は惨敗に終わった。選挙のプロと言われた小沢にしては大誤算だろう。

自公で3分の2を制し、どんな風に進めるのだろう。次の参院選がとても重要になる。

TV情報によると、前回のお友達内閣の再現のようであるが、どの程度成長したか見ものである。