官僚をダメにした？安倍政権

日本の官僚組織は、多少の問題はあるものの、こらまで、それなりに機能してきたと評価されてきた。
有能な官僚が、無能な政治家をカバーしてきたのは事実だろう。
安倍政権になり、官邸が人事権を握ったことによるのか、運用の不味さからか、このところ、官僚、官僚組織の問題が多発し、表面化している。
その最たるものが、先日の財務省による公文書の改ざんである。
行政への信頼を揺るがすとんでもない問題だが、なんとなくウヤムヤになっている。
文科省の汚職に続いて、今度は、全省挙げての障害者雇用の不正である。
安倍政権のゴマカシの体質が、行政組織全般に浸透しているとすれば、行政の長である首相の責任は重大である。

日米地位協定の改定を急げ

オスプレイの横田基地配備が決まり、いよいよ運用が開始される。
沖縄他で事故が多発し、安全性の確認が確認されぬまま、東京都心の上空を低空でいつでも飛ぶことになる。
東京都民は、これまで沖縄の問題で、自分たちとは関係がないと思っていたようだが、危険が目の前にある現実にまだ気づいていないようだ。
事故が起きれば、沖縄の海上での事故と都心での事故では被害の規模は比較にならない。
東京では、反対のデモ一つ行われていないのが不思議だ。
政府は、情報開示すれば、反対運動が起こるので、ひた隠しにしている。
私の学生時代には、破防法反対、日米安保改定反対のデモに参加したものだが、今の学生は就職活動しか関心がないのだろうか。
日米地位協定は、全く不平等で、中学の歴史での、陸奥宗光の不平等条約の改定の件を思い出すが、現在の政府には、そのような気は全くないようだ。
こんな協定は、およそ独立国とは程遠い内容である。
米国は、日本政府が何も言わないのでそのままにしているとの情報もあるくらいだ。
憲法改定より先にやるべきことがたくさんある。

程遠い働きやすい社会

今年はあまりにも暑いので、出かけることを控えていたが、夏休みも残り少なくなり、孫たちのところへ出かけた。
転居を検討しており、半年ほど前に、転居先の児童クラブの確認した際には、ＯＫとのことで、具体的に転居を決め、手続きに行くと、定員に達しており、入れないと言われたという。
孫は、現在保育園に通っており、来年４月に小学校に入学するのだが、６年生が一人しか卒業しないので、新１年生の受け入れ余裕がないとのことである。
共稼ぎが多い社会になり、児童クラブに入れないと、生活設計が全く狂ってしまう。
保育園に入れないことが社会問題になっており、政府は、働きやすい社会を標榜しているが、実態はかけ離れているようだ。
１クラス増加する等の検討すべきと思うのだが、市役所に問い合わせても、全く実態を把握していないようだ。
皆、一体どうするつもりなのだろう。

処暑というが暑さはぶり返し

先日、「秋の気配」と書いたら、暑さがぶり返してきた。
まだ８月末で、これから残暑が厳しくなる時期で、少し甘かったようだ。
台風の連続攻撃も、首都圏への影響は少なそうで、西日本のことを考えると、この程度の暑さなら、感謝しなくてはいけないようだ。
話は変わるが、高校野球は、大阪桐蔭高校が圧倒的な強さで優勝したが、むしろ敗れた金足農高の方に話題が集まっている。
先日、野球の強さがあまりに目立つので、大阪桐蔭を野球学校と書いたが、東大、京大に多数の合格者を出す等、少し偏見があったようだ。
子供たちは、夏休みも残り少なくなり、週末は、各地で花火大会が催される。
残り少ない夏を楽しんだ頃が懐かしい。

安倍と石破でテレビ討論をやるべきだ

自民党の総裁選は、どうやら、安倍と石破の一騎打ちになるようだ。
最近の自民党は、党内の議論がほとんど見えてこない。
国民不在ではあるが、次の首相を選ぶ選挙でもあるので、アメリカ大統領選挙のように、候補者のテレビ討論を開催して、大いに論戦を戦わすべきであろう。
選挙は、どうしても現職が有利で、安倍が既に議員票の７割以上を確保しているとのことで、絶対有利の情勢は変わらない。
自民党は、多様な意見の集まりと言うなら、せめて４人くらい立候補して欲しいところだがやむを得ない。
前回、石破に投票したという人気の高い小泉進次郎の動向が注目されているが、負け馬に乗る勇気があるだろうか。
石破支持を表明し、全国遊説でもやれば、大いに盛り上がるのだが・・・