二つのバレエ「コッペリア」 2024-04-24 09:17:28 | 音楽 BSで二つのバレエ「コッペリア」が放映された。 以前に3つの「白鳥の湖」が放映され、比較して観ると、とても興味深かったことを思い出す。 一つは、ミラノ歌劇場バレエ団による「コッペリア」で、これまで観てきた古典タイプで、聴きなれた音楽とバレエである。 もう一つが、モナコ・バレエによるAI時代にふさわしい全く新しい演出による「コッペリア」である。 ベースは同じであるが、全く新しい作品と思った方が良いのだろう。 こんなことが現実に起こるかもしれない。
「題名のない音楽会」の思い出 2024-03-18 08:59:58 | 音楽 「題名のない音楽会」が60周年に入ったそうだ。 私も、初代司会者の黛敏郎から代々随分お世話になった。 昨日の放送で、ミッシェル・ルグランと羽田健太郎の共演が想い出として放映されていたが、私もよく覚えている。 往復はがきでの応募抽選で渋谷公会堂に並んでいたが、仕事の関係で毎回入場券を送ってもらえるようになり、よほどのことがない限り毎回出かけた。 企画が面白く、普通のコンサートとは一味違った楽しみがあった。 最近は、放送を見続けているが、以前に比べると企画に貧弱さを感じる。 音楽番組は少なく、今後も何時までも続いてほしいものだ。
楽しみな若い演奏家たち 2024-02-25 11:12:23 | 音楽 数少ないTVの音楽番組で若い演奏家の演奏を聴いた。 説明が無かったら、とても高校1年生とは思わないだろう。 杉谷歩の佳というヴァイオリニストである。 演奏曲はヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番であるが、実は作曲家を知らず、演奏曲もこれまで聴いたことがない。 指揮者の藤岡も言っていたが、とても良い曲で、もっと演奏会で演奏されても良い作品であると思う。 最近、日本人の若い演奏家が海外のコンクールで上位に入賞することが多くなっている。 国内での活躍の場が少ないのが寂しい。
驚きの94歳 2024-02-18 12:40:38 | 音楽 TVでクラリネットの北村英二が演奏する姿を見た。 何と94歳で、現役で1時間のステージをこなしているとのことである。 大分昔になるが、帝国ホテルでのJAZZフェスティバル他で彼の演奏を聴いたことがあるが、音色の張りにやや衰えがあるものの、とても94歳とは思えない音色である。 ベニー・グッドマンが最後に来日した時、70代だったが、それと比較してもさほど遜色ない。 ニューオーリンズを訪れた時、プリザベーション・ホールで70代のJAZZ・MENたちの演奏を聴いたが、さすがに90歳はいなかった。 どうすれば、彼のように好きな仕事をして元気で過ごせるのか、うらやましい限りの94歳である。
祈ご冥福、小澤征爾さん 2024-02-10 18:57:19 | 音楽 TVの報道で訃報を知った。 松本の斎藤記念オーケストラの公演へは足を運ぶことができなかった。 昨年の公演が放送され、ジョン・ウイリアムスが指揮をして、自らが作曲した映画音楽が演奏された。 その時、彼が姿を現したが、とても痛ましい状態であった。 何度も再起をはたして指揮を続けたが、もう難しそうだと感じた。 世界中でこれだけ愛された指揮者も少ないだろう。 幸い、元気な姿がDVDに残っているので見直すことができる。 ただただ、ご冥福を祈るばかりである。