最近コンピューター知能の進歩は著しく、チェスでは、大分以前から、人間と対戦が行われていたが、将棋でも、プロのトップ棋士を破り、話題になった。
囲碁の場合は、より複雑なので、まだまだ無理だろうと思われていたが、トップ棋士と4子で対局できるまでになったようだ。実力はアマの7段クラスというところだろうか。
私も時々囲碁ソフトと対局してみるが、9路盤のように、打つ場所が限られる場合は、形勢、生死の判断も正確で、勝率は悪い。
それでも、まだ、とんでもない手が出るので、19路盤なら、よほどのミスをしない限りほとんど負けない。
コンピューターソフト同士の大会で、優勝、準優勝したソフトが、依田九段と4子で対戦した電聖戦の放映があったので観戦した。
トップ棋士の依田九段と4子であるから、私より、大分実力は上ということになる。
準優勝のソフトは、後半に変な手を何手か打ったが、勝ちの計算が出来た上のようで、見事、2目半勝ちを収めた。
依田九段は、コンピューターの癖が判らなかったため、苦労したようだが、翌日、再戦し中押し勝ちだったそうだ。
第2局の優勝ソフトとは、以前に対戦したことがあるとのことで、中押し勝ちであった。
プロとアマの対戦では、同じトッププロでも、昨年対戦した23世本因坊秀芳に勝つのは至難の技であるように、ソフトにもいろいろ癖があるようだ。
トッププロが対戦することにより、ますます強くなるのだろう。