映画 「上流社会」 サウンド・トラック盤
樹木が紅葉し、秋の風情が感じられる今日この頃である。
先日、知人との夕食会を兼ねて、都内の庭園を散策してみた。今年は暖かなのか、紅葉には少し早く、色づき始めたばかりであったが、黄葉と緑葉のバランスも良いものだ。
途中、近代美術館工芸館に立寄った。「人間国宝と近代工芸の名品」と題した所蔵作品展が催されていた。
展示内容は素晴らしいにもかかわらず、なんと、65歳以上無料でしかもゆったりと観ることができた。以前にも書いたが、最近の企画展は、混雑し、ゆっくり見ることができないが、西洋美術館の「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」展は、是非観てみたい。
中学生の時、美術全集で、「裸のマハ」を観た時のドキドキは忘れられない。
都内には、緑といい、こんなに素晴らしい所がたくさんある。
翌日、自宅の近辺を歩いてみると、なんと、紅葉が綺麗で、「灯台下暗し」であった。
日本の四季、自然は、本当にありがたい。
私にとって、紅葉で一番印象に残っているところと云えば、京都の三千院である。訪れたのは、夕刻であったが、夕日に映える深紅の紅葉と葉の裏側の色の光のファンタジーは、今も目に焼き付いている。
皆それぞれ、自分の想い出とともに、好きな場所があるだろう。
今日のレコードは、映画 「上流社会」 サウンド・トラック盤である。
素晴らしい紅葉にも負けない、一流のスターと音楽である。
ビング・クロスビー、グレイス・ケリー、フランク・シナトラにルイ・アームストロング。これだけの顔合わせは、もう難しいだろう。