以前に所属していたサークルに何人かの碁敵がいた。
このサークルでは、3ヶ月単位で、定期的に対局していたが、中でも、対局が楽しみな先輩がいた。
80歳を超えているが、勉強熱心で、対局後の検討では、最近の新手についても紹介してくれる。
私の先番で対局しているが、通常、1局に1時間以上かかり、時には90分を越すこともある。
周りから、名人戦だなと冷やかされることもある。
久しぶりに、サークルを覗いてみると、「戻ってきたの?」と尋ねられる。
君がいなくなって寂しいと、早速対局を開始した。
1勝1敗で、2局とも面白い内容だった。