想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

やはりマイナス評価の方が大きい

2020-08-31 08:37:46 | 政治

安倍長期政権の評価は今後なされるであろうが、どちらかといえばマイナスの方が大きいように思う。
先ずプラスの方だが、長期政権による外交上の存在感であるが、結果として、成果はそれほどない。
最大の売りであるアベノミクスは、行って来いで、今後副作用が出るだろう。
地方創生他、パフォーマンスばかりでほとんど成果はない。
一方、マイナスは、数え上げればきりがない。
数を背景にして国民を無視した強引な閣議決定、将来の評価を不可能にする議事録の不作成と公文書の廃棄、人事権を利用した官僚の忖度の定着、森友、加計、桜を見る会等の職権乱用と私物化、将来への大局観の欠如した政策、自分本位の価値基準といくらでも出てくる。
やはり、長すぎることによる傲慢さの弊害だろうか。在任期間の記録だけは更新したが・・・
しかも、そのマイナスは、現在だけでなく、将来に影響するものが多い。
後継総裁は安倍政権の継承で、菅官房官になる可能性が大であり、何も変わらないのだろう。

バレエ、メリー・ウィドウ

2020-08-30 19:24:35 | 音楽

オペレッタの最もポピュラーな演目である「メリー・ウィドウ」が、シドニーのオペラハウスで、オーストラリア・バレエ公演があった。
シドニーへは2度訪れているが、あの有名なオペラハウスは、入り口から中のエントランス・ホールを見ただけである。
「メリー・ウィドウ」は、ストーリーは単純で、オペレッタでは何度も見ているので肩がこらない。
ただ、男女の機微をバレエで表現するのはやはり難しいと思われる。
音楽は、バレエに向いているようで、不自然さは全くなかった。
ハンナ役のバレリーナのアンバ・スコットが美人で可愛く、これまでのハンナのイメージとは少しギャップがあった。
このような時期だけに、気楽に見られて良かった。

安倍の退陣表明は賢明な判断

2020-08-29 07:55:43 | 政治

安倍が記者会見で退陣を表明した。
8月上旬の記者会見では覇気がなく、自分の無力さを感じているようで、難局を乗り切るには荷が重く、退陣した方が良いと書いた。
体調もかなり悪かったのだろう。
それでも首相在任期間の最長記録だけは達成したかったようだ。
世論調査の支持率は低下し、オリンピックの開催も危ういとなれば、居座り続ける意欲は低下したのだろう。
退陣はありうると思っていたが、そのニュースが伝わると、一時株価が600円も下落したということは一般には想定外だったのだろうか。
第1次内閣の退陣は所信表明直後で問題が多かったが、その点、今回の決断は賢明であったと言える。
総裁選でなく、両院議員総会で後任を決めるのはこのタイミングしかなかった。
今日の記者会見は、退陣を決めたことで吹っ切れたのか、重圧から解放されてすっきりしていた。

米国の奴隷制度の名残り

2020-08-28 08:27:39 | 社会・経済
また、白人警官に無抵抗の黒人が銃で撃たれた。
各地でデモが起きているが、先日、白人警官に首を抑えられて殺されたばかりであり当然だろう。
ただ、放火や略奪が起きているのは、気持ちはわかるがいただけない。
トランプ政権は、デモに対して「法と秩序」を掲げているが、香港の自由を求めるデモの鎮圧も、法による秩序の維持と主張する。
先日、映画「マンディンゴ」を見た。
奴隷売買を描いた映画で、長らく上映されなかったようだ。
これが真実で、「風と共に去りぬ」は、映画としては素晴らしいが、事実とは乖離しているようだ。
アタランタを訪れた時、南部の当時の大邸宅が観光用に公開されていたが、奴隷制度について考えることはなかった。
米国には、依然として、奴隷制度の名残りがいろいろな形で残っているようだ。
トランプによる国の分断は、いつ回復するのだろう。

再開されたコンサート

2020-08-25 13:12:25 | 音楽
長らく休演になっていたN響のコンサートが再開され、その様子が放映された。
通常であれば、夏休みの子供たちもたくさんやって来る人気の夏のフレッシュ・コンサートである。
今回は、コロナを考慮して、観客は500人に限定され、舞台上の演奏者も一部マスクをしていた。
開演までにはいろいろな苦労があったようだが、演奏者も観客も共に楽しんだようだ。
組曲「動物の謝肉祭」など、子供たちも楽しめただろう。
マーラーの交響曲のように大編成を必要としない選曲をすれば、公演は可能なのではないだろうか。
当分は、このような形なるのだろうが、早く通常に戻ってほしいものだ。