想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

がんばれ! どうした、山下

2015-01-31 10:02:30 | 囲碁
棋聖戦が始まっている。
残念ながら、山下挑戦者の2連敗スタートである。
私が山下を知ったのは、彼が小学生名人になり、プロとの記念対局で負けて泣いたのを見て、この子は強くなるぞと思った時である。
その後、NECカップの決勝戦後のパーティで話をしたことがあり、応援している。
久々の井山との対戦で楽しみにしていたのだが、初戦で半目負けとなった。
前半のやや不利から挽回し、優位に立ったかと思ったが、半目負けとなった。
名人戦リーグでも、高尾との初戦を半目負けで逸している。
現在の井山棋聖は、初戦を山下が勝って互角と考えねばならず、厳しいスタートとなったのが、第2局に影響しているようだ。
相手の石を制して勝つ打ち方で、リスクも大きく、放送終了時点で、中押し負けを予想したが、残念ながら、予想が当たってしまった。
第3局を負けるとカド番に追い込まれるが、何とか巻き返して、好局を見せてもらいたいものだ。

世界のトップは甘くない

2015-01-30 13:54:18 | スポーツ
テニスの全豪オープンをNHKが放映し楽しんだ。
フェデラーが早々敗退したのは意外だったが、準々決勝に残った8人中7人はいずれもランキング上位者である。
錦織は期待にたがわず、勝ち進んだが、特にフェレール戦は見応えがあった。
フェレールは一時ランク3位まで上がった選手であるが、やはりサービス・エースが取れないと、上位を維持するのは難しいようだ。
ワウリンカとの好試合を期待したが、残念ながら、サーブもストロークも相手の方が一枚上で、一方的試合内容で敗れた。
今後、上位を維持するには、200キロを越えるサ-ブが課題のようだ。
これだけサーブ力が違うと、自分のミスは許されず、相手のミスかタイブレークを取らないとチャンスがないので試合展開は難しい。
ジョコヴィッチとワウリンカの準決勝が事実上の決勝戦になりそうだ。
NHKは放送するだろうか。

安倍のパフォーマンスは国民を不幸にする?

2015-01-29 11:01:28 | 政治

イスラム国による人質事件はどうなるのだろう。
報道によると、後藤氏はいろいろと有益な活動をしてきただけに、一線を越えたリスクを犯したのは残念だ。
安倍首相の中東訪問の談話が引き金になったことは確かなようで、安倍も寝覚めが悪いだろう。
イスラム国というのは、普通の論理で交渉が出来る相手ではないので、厄介だ。
日本の最大の武器は、「平和憲法の下で、70年間どこの国とも戦争をしていない」ということであり、このことの価値を、もっと重視すべきだ。
多分、安倍内閣はこの事件を、集団的自衛権の議論に有利に利用しようとするのであろうが、国際社会の見方は違うということを再認識する必要があるだろう。
安倍は、戦後70年の機会に、新たな談話を発表するとのことだが、多分、関係諸国に物議をもたらすだけで何のメリットもないだろう。
「戦後70年間、平和国家を通し、今後も続ける。」ことを発信するだけで十分で、余分な談話は必要ない。
余分なパフォーマンスは、遠慮してもらいたいものだ。

白鵬の審判部批判の波紋

2015-01-28 10:06:23 | スポーツ
白鵬が13日目の稀勢の里との取り組みで審判部が取り直しの判定をしたことを批判したとして波紋を投げている。
横審の内山委員が苦言を呈しているが、少し気になる点がある。
私もビデオを見たが、相撲の流れから白鵬が勝っていたように思えた。
日本人横綱待望論があって、もし、取り直しで稀勢の里が勝てば、わずかだが、優勝の目が残ることになる。
大鵬の記録が破られることへの抵抗もないとはいえない。
13日目で優勝が決まっては、興味が薄れるし、取り直しにすれば、お客さんも喜ぶだろう。
しかし、白鵬が勝ったから良いものの、もし負けていたら、たとえ優勝しても後味の悪い場所になっただろう。
全勝優勝で終わったのだから、あえて言う必要がなかったかもしれないが、白鵬が云うように、日本人になりきって、相撲界を支えてきたのに、ずっと差別感を感じてきたことへの本音が出たのではないだろうか。
大鵬は文句を言わなかったというが、あの時代には、言いたくてもいえなかっただろう。
現在は、相撲も国際化しているにもかかわらず、古い体質のままの相撲協会にも問題があると反省すべきである。
「未熟だ」で済ますべきでないような気がする。

魅力たっぷりの「動物の謝肉祭」

2015-01-27 15:11:51 | 音楽

サンサーンスの「動物の謝肉祭」に、谷川俊太郎が詩をつけて、演奏する試みが、「題名のない音楽会」の番組で放送されていた。
朝から、イスラム国に誘拐された日本人二人に関する放送ばかりで、気分も良くなかったが、多少とも気分をやわらげてくれた。
プロコヒエフの「ピーターと狼」は、子供向けにいろいろな工夫をした演奏がなされ、子供たちも大いに楽しんでいる様子である。
以前に、ピアニストの息子の伴奏で、俊太郎が詩を朗読する演奏会に出会ったことがあるが、詩の内容を聞いていると、詩人は年をとっても、いつまでも若い気持ちを持ち続けているのがわかる
ムソルグスキーの「展覧会の絵」にも、同じような試みをしてみると面白いだろう。
子供のころに、このような形でクラシック音楽に触れる機会を持つことは、きっと良い影響を与えることだろう。