新宿御苑の桜

夜、オペラ・シティに予定があり、天気も良いので、それまでの時間を都内で過ごすことにした。
桜も咲き始めているので、どこにしようかと迷ったが、地理的にも近く、もし、桜がダメでも、他の花があるので、無難な新宿御苑を訪れた。
この時期の新宿御苑は人が多く、入場には行列に並び、手荷物検査を受けて入場した。
既に多くの人が、芝生の上にシートを広げ、家族ずれ、若いカップルと盛況である。
新宿門を入って、日本庭園の方へ向かったが、芝生の色は、冬のゴルフ場のようであり、花もあまり見当たらない。
これは、失敗したなと思いながら、足を進めると、満開の桜の木の周りで、多勢が写真を撮っている。
やたらに、中国語が聞こえる。
桜は種類も多く、咲く時期がずれるので、ソメイヨシノだけのところと違い、楽しむことが出来る。

ＡＩ囲碁に完敗

先日、井山が、Ｄｅｅｐ　Ｚｅｎ　ＧＯ　に破れ、こんなにも早く現実になった。
昨年、小林名誉棋聖が第４回電聖戦で戦ったときは、３子局で４目半の負けだったが、コンピューターは勝負に勝てば良いので、２子局位の力量だったのだろう。
わずか１年で、互い先になり、しかも、日本の最強棋士の井山に勝ってしまった。
コンピューターとの対戦には、年齢が若い方が良いようで、今若手ＮＯ１である一力七段が第５回電聖戦に登場した。
先日の大会で優勝した中国のソフトとＤｅｅｐ　Ｚｅｎ　ＧＯと対戦したが、残念ながら、２局とも完敗だった。
プロ棋士がいろいろ研究しているようだが、対戦するたびに強くなるので大変だ。
ＡＩ囲碁が棋聖戦に参加する日も遠くないかもしれない。
トップ・プロ１０人との１０番勝負を企画してもらえないものか。

安倍は早く謝罪したほうが良い

森友問題はこじれ、収拾が難しくなってきた。
ボタンの掛けけ違いで、このままだと、益々辻褄が合わなくなり、「関与していれば、首相も国会議員も辞める。」とタンカを切ったところへ進む危険がある。
今のところ、安倍の直接指示は見当たらないし、金銭の授受もなさそうなので、直接責任には結びつかない。
忖度があったことは明らかで、忖度が起こりうるような環境を醸成したことを謝罪し、今後はこのようなことが起こりえないよう努力をすると表明すべきであろう。
又、昭恵夫人についても、行動に制限を設け、慎重に行動することを約束する。
隠蔽姿勢が、不信感を増大させたものであり、適切な情報開示が必要である。
安倍１強独裁の基本姿勢を改め、多様な意見が反映されるようにすることが必要だ。
問題大臣も多く、内閣改造も必要となるだろう。

一足早い国立博物館での花見

東京が全国に先駆けて、開花宣言が出たが、風は冷たく、ヒンヤリしている。
国立博物館で、「博物館でお花見を」という企画が催されており、桜をモチーフにした国宝、重要文化財の数々が展示されている。
どの部屋も、桜をモチーフにした作品のオンパレードである。
また、庭園では、エドヒガンのシダレザクラが満開である。
この時期、企画展がないので、人はさほど多くなく、ゆっくりと鑑賞できる。
国宝室では、狩野長信の「花下遊楽図屏風」が展示されていたが、昔の人たちの花見の様子が良くわかる。
国立博物館は所蔵品が多いので、３ヶ月に一度位は訪れたいものだ。
外はまだ寒いが、一足早い贅沢な花見をさせてもらった。

大阪府の百条委設置否決の不思議

大阪の松井知事が、森友問題に関して、国会の証人喚問に出席すると云い、大阪府議会に百条委員会設置を求めていたが、なんと、与党の維新の会が否決したそうだ。
自民党が要求し、維新の会と公明が否決するという奇妙なことになっている。
しかも、松井知事は維新の会の代表であるから不思議だ。
森友学園の認可に当たっては、維新の会の影響力が関係していたということなのだろうか。
小学校認可と国有地売却が、鶏と卵の関係にあり、国と大阪府の責任のなすり合いが始ったということか。
松井は、盛んに発言し、忖度があったと匂わせている。
理財局の役人が、関与がないといくら否定しても、誰も信用していない。
関係書類はあるはずだし、もし、無理に廃棄したとしたら、背任行為だろう。
昭恵夫人は、人は良いのだろうが、軽率であることだけは確かだ。
安倍はこの問題を甘く見すぎたようだ。
ただ、問題の根幹は、教育の基本のところにあることを忘れてはならない。