想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

ボストン美術館:日本美術の至宝展 (国立博物館)

2012-05-31 15:14:57 | アート・文化

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会期が迫ってきて、見逃す恐れが出てきたので、予定を変更して、ボストン美術館展を観に出かけた。

 

テレビでも、盛んに紹介され、海外へ流出したこれだけのコレクションは、見逃すわけには行かない。

 

今回の展示品は、ボストン美術館においても、何度にも分けて展示されるので、一度で観ることは不可能とのことである。

 

目玉は、曽我蕭白の「雲竜図」と「仏画」に「二大絵巻」である。

 

ある程度予想はしていたが、案の定、「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」の前は、人だかりで、全然前へ進まない。しかも、ガラス越しなので、細かいところを観るのは無理であった。

 

それに比べ、屏風図の場合、大きいので、後ろからでも良く観る事ができた。さすがの迫力である。

 

仏画にはあまり関心がなく、又、照明の加減で良く見えないので、さらっと観たが、帰宅して、たまたまTVで解説しているのを見て、もっと良く見ておくのだと後悔した。

 

少し時間があったので、常設館の特別展示を観に立ち寄った。

 

日本の美術品であるから、当然のことながら、重要文化財が多数展示されている。

 

「天狗草紙絵巻」や「大原行幸図屏風」等、一級品が特別展示されていたが、こちらの方は、ガラガラでゆっくりと観ることができた。

 

毎度のことだが、大がかりに宣伝されていない常設館の方が良い。

 

随分昔のことになるが、ルーブル美術館を訪れた時、「ミロのビーナス」の前に、数人しかいなかったのを思い出す。

 

それにしても、良くこれだけのコレクションを保存してくれたものだと感謝せねばならない。

 


美術館のはしご

2012-05-27 18:28:58 | アート・文化

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 都内での所用が午前中で終わったので、例により、「ぐるっと・パス」を使って、美術館のはしごをした。

 

  ヨーロッパ絵画に見る 永遠の女性美 (ニューオータニ美術館) 

山寺後藤美術館所蔵の17世紀から19世紀に描かれた女性の肖像画28点と静物画7点が展示されている。 

観覧者が少ないので、いつもながら、落ち着いて観れる。庭園を覘いてみようと歩くと、いろいろな店が入り、模様替えされていた。開業時に人気のあった展望レストランには入ったことがない。

 

  観世宗家の至宝 (大倉集古館) 

ホテルオークラ東京開業50周年の特別展とかで、能楽観世流宗家伝来の能面、能装束、古文書等の資料が展示されている。 

世阿弥自筆の「風姿花伝」等、普段あまり見ることのできない貴重なものがある。

 

  近代の京焼と京都ゆかりの絵画 (泉屋博古館分館) 

分館開館10周年の記念展で住友コレクションの中から、みやこの美を工芸作品と絵画で楽しむことができる。 

  開館25周年記念 柿右衛門展 (戸栗美術館) 

人間国宝・14代、酒井田柿右衛門氏の作品と柿右衛門様式の伊万里色絵磁器が展示されている。 

残念ながら、私は、陶器、磁器等の焼き物については、絵画ほど見る機会はない。 

従って、当美術館は初めて訪れたが、鍋島藩の屋敷跡だそうだが、松濤といえば、高級住宅地として知られているが、東京は坂が多いことを再認識させられた。

 

東京国立博物館で、「ボストン美術館展」が開催されている。期日も迫ってきた。これは、是非観ておきたい。

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脱税と不正受給

2012-05-26 18:37:19 | 社会・経済

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お笑い芸人の河本とかいう輩の母親が生活保護費を長年にわたり不正受給していたとして話題になっている。 

生活保護の問題点については、以前に、このブログでも書いたことがあるが、日本全体の財政難の折、その受給実態は相当いい加減なようである。 

日本では、脱税に対して、罪悪感に乏しく、いろいろな受給についても、もらえるものはもらわないと損だといった風潮がある。 

昨年の大震災の後、高速道路の無料券を、被害を受けていない者がもらったというのがそのよい例である。 

河本は、記者会見で、「認識が甘かった。」とは言っているが、悪いことをしたとは思っていないようだ。 

最近は、奨学金を受給した学生が、なかなか返済しないと云う。私も、育英資金のお世話になったが、最優先で、繰り上げ返済したものだが。 

河本の場合、一時は確かに苦しかったようだが、一部では、現在、5000万円を超える年収とも言われている。 

「あの時はお世話になりました。お蔭さまで、充分に生活できるようになりました。過去に頂いた分をお返ししますので、もっと困っている人たちにお役立てください。」と云うのが、人の道ではなかろうか。 

フジテレビは、番組に変更はないとのことであるが、お笑い主体のチャンネルだけに、この程度の認識なのだろう。 

今回の問題は、多分、氷山の一角であろう。 

法律や運用では、不正受給を完全に把握することは難しい。しかし、現在、年間3兆円の生活保護費は、2025年には、5兆円を超すと予想されている。 

このまま放置しておくことはできない。国民総背番号制については、いろいろと異論もあるが、早急に実施すべく検討する必要がある。

 


数土氏は東電取締役に専念せよ。

2012-05-24 10:59:40 | 社会・経済

 

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数土氏のNHK経営委員長と東電の取締役の兼任が話題になっている。 

どちらも重要な業務で、片手間でできる仕事ではない。 

本人はやる気満々のようであるが、果たして、彼に両方をこなすだけの能力があるのだろうか。 

良く、いろいろな職務を兼任する人がいるが、よほどの人間でない限り、難しいと考えるべきだろう。(多くの場合、本人はその気だが、周りはそうは思っていないものだ。) 

現在の東電問題に、どうしても彼の能力が必要で、本人もそう思うのであれば、東電に専念し、NHKは辞任すべきである。 

NHKの経営委員は、どちらかと云えば、神輿に乗っていればよいわけで、彼でなくても他に人材はいる。 

良くある例だが、企業の経営者が第一線を退くと、名誉職を求めることが良くあるが、取り巻きが減り、寂しいのだと云うことを聞いたことがある。 

自分の能力を社会の為にささげたいと思うのであれば、今、日本の社会で最も困難な問題を抱える東電に専念してもらいたい。 

こんなにやりがいのある職務はないではないか。

 


ラッキー! 金環日食が見えた

2012-05-22 17:27:01 | 日記・エッセイ・コラム

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 天気予報によると、曇天で、折角の金環日食を見ることができないかと思っていたが、早起きして窓を開けると陽が差している。ラッキー! 

次の機会は、300年後というから、もうチャンスはない。 

小学生の時に、皆既日食があり、ガラスにススを付けて、観測眼鏡を創って見たことを思い出す。今のススの成分では危険とのことであるが、当時は、皆、これで見ていた。 

我が家のベランダから、何の障害物もなしに、くっきりと見ることができた。 

6月6日には、金星が太陽を通過する天体ショーを観ることができるそうだ。 

1957年、世界初の人工衛星スプートニクが打ち上げられ、ゆっくりと空を横切る小さな光を見たのは、随分昔のことになるが、当時は、今のように情報が発達していないので、観た人は少なかったようだ。見逃さないようにと通過予定時刻の20分前位から立ち続けた。 

流星群、日食、月食といろいろな天体ショーがあるが、太陽に大きな変化が起きているらしいし、月も少しづつ地球から離れているとのことである。 

昔、太陽の黒点が増えると、農産物に影響が出ると騒がれたが、太陽の変化は、磁場に大きな影響を及ぼすので、大きな変動があるかもしれないという。 

また、月が地球から離れると、引力に変化が起き、地球の軸の傾きに変化を生じる。 

影響が出るのは、まだ、随分先のことではあるが、世界各地で地震、津浪、竜巻が多発する等、地球上の気候変動に多少、影響を及ぼしているのかもしれない。 

地球上の1000年の変化など、宇宙の歴史にとっては、取るに足らない変化で、太陽系では、もっと大きな変動が起きているのかもしれない。