「ブラタモリ」が面白い

ＮＨＫで「ブラタモリ」という番組を放送している。京都、長崎、金沢、函館、川越、奈良といろいろなところを周って、ぶらぶら歩きながら、あまり知らないことが紹介される。
旅行で訪れても、長期間滞在するわけでないので、どうしても通りすがりになる。
「ぶらぶら」といっても、周到な準備の下での歩きであるから、一般人では中々巡り会えないし、ＮＨＫならでは見ることが出来る場所が紹介されるので、興味深い。
前回は、奈良であったが、何度か訪れているものの、知らないことが多く、驚いた。
実は、出演者のタモリは余り好きでないのだが、意外に博識なのには驚かされ、内容が面白いので、しばらく続けて見て見ようと思っている。
地方の都市では、いつ自分たちの所へ来てくれるか待っているようだ。
やはり、ＮＨＫの宣伝効果は大きいので、番組を見て訪れる人もいるだろう。
そういう点では、京都、奈良といった有名なところでなく、地方の小京都のようなところを訪ねる方が良いような気がするが、有名だが、知られていない点にポイントがあるとすれば趣旨とずれるかもしれない。
いずれにせよ、知らないことが多く、興味、疑問を持てば、ボケる暇はなさそうだ。

増上寺の宝物公開展示

今年は徳川家康没後４００年に当たるので、いろいろな企画展が各地で計画されているようだ。
徳川将軍家の菩提寺として発展してきた増上寺の宝物展示室が公開され、英国ロイヤルコレクション所蔵の「台徳院殿霊廟模型」が展示されている。
台徳院殿霊廟は二代将軍秀忠の墓所として、家光によって造営された壮大な建築群で、国宝に指定されていたが、１９４５年、戦災で焼失し、モノクロ写真でしか往時の姿をしのぶことが出来ない台徳院殿霊廟の主要部分を１０分の１のスケールで再現したものである。
１９１０年、日英博覧会に出品され、終了後、英国王室に贈呈され、ロイヤルコレクションの一つとして大切に保管され、１００年ぶりの里帰りとのことである。
模型とはいえ、高村光雲の監修の下、明治末期の最高の工芸技術で忠実に再現されている。
日光の陽明門が有名であるが、その原型を台徳院殿霊廟に見ることが出来る。
ＩＳが世界遺産を破壊しているとのニュースが流れているが、アメリカも不必要な空襲で多くの文化遺産を破壊していることになる。
別料金で徳川将軍家の墓所（秀忠他）も見ることが出来るが、こちらは、それほどでもない。

住友商事、株主総会

住友商事の株主総会に出席して見た。
今年の株主総会は、巨額赤字を出したシャープをはじめとする電機企業、資源投資で失敗した住友商事が話題に挙がっている。
当然のことながら、資源投資の失敗に関する質問が多かったが、終わり近くに一人の株主の質問が面白かった。
「ひな壇に座っている一人でも、株主に案内している地下鉄から歩いてきたものがいるか？お年寄りの出席者も多いが、気配りが足りない。」との指摘に拍手が沸いた。
私も、都営大江戸線の六本木駅から歩いたが、エスカレーターが深く大変だった。
また、資料で赤字を小さく見せたグラフについて、「ごまかさずに、等目盛で下に棒グラフを伸ばし、経営者はこのグラフを毎日見て、経営努力をしてもらいたい。」との発言があった。
これにも、拍手で反応があった。
質問に対する回答は、どちらかというと逃げ腰で、覇気が感じられなかったのは残念だ。
最近は、出席者を減らすために、総会のお土産を廃止する企業も多く、住商も無かったが、これだけの労力を使って出席した株主に、１０００円程度の菓子なら、コストも百万円程度であり、出しても良いのではという気がした。

セ・リーグ、全チームが勝率５割以下

新聞で、セ・リーグの順位表を見ながら、今日、巨人と阪神が負ければ、全チームが勝率５割以下になるなと思っていたら、本当にそうなってしまった。
リーグ内の対戦であるから、交流戦が無ければ、こんなことは起こりえないのだが・・・
１位から最下位までのゲーム差が、２．５ゲームだから、しばらく、日替わり首位になってもおかしくない。
どのチームにも優勝のチャンスがあるわけで、その点では、盛り上がるかもしれない。
しかし、選手層の厚さはやはり巨人が一番だ。
巨人で出番の無かった矢野が日ハムに移籍して活躍し、広島の新井も出場機会を得て活躍している。
野球選手は、野球をしてナンボであり、巨人にこだわらず出場機会のあるチームを選ぶべきだろう。
球団は、選手を抱え込まず、もっとトレードを活発化させれば、面白くなると思うのだが。

戦後７０年談話は安倍の私的談話に賛成

韓国との関係改善に向けていろいろと努力がなされているようだ。
そのひとつの手段として、予定されている「戦後７０年談話」を安倍の私的談話にする案が検討されているとの報道があった。
大いに賛成である。
すでに報道されているように、安倍談話を発表すれば、日本にとってデメリットばかりであろう。
安倍が、私的に云うのであれば、問題は小さい。
ＮＨＫ会長の発言が物議を起こした時、私的な意見を述べたいのであれば、「ＮＨＫ会長を辞めて、自由人として、好きに発言すればよい。」と書いた覚えがある。
安倍の場合も、総理としての立場、自覚を疑わせる発言、行動が多く、私的な見解であれば、許容されるだろう。
安倍には、もう少し、大人になってもらいたいものだ。