折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

年の瀬に、今シーズンのバラの最終便

2018年12月22日 21時11分50秒 | 冬至

◇ このところ当地では、冬の到来にしては、日中は何とはなしに小春日和の名残りを感じさせるような、そんな暖かい日が4,5日ほど続いています。

  それでも今日は二十四節気の冬至、これからは季節は本格的な冬になる頃で、週間天気予報では当地は27日(木)辺りから年末寒波の襲来となりそうです。

  庭のバラも咲いていると言えるのはさすがに2品種のみ、これがシーズン最終便で、あと数品種は蕾が色づいているのですが、こちらはもう咲き切らないでしょう。

  12月下旬に入って、いよいよバラの剪定・誘引の適期到来で、本格的な真冬の寒さにさらされる前に、バラの冬作業をやっつけてしまおうと考えているところです。

 

                                                          2018年12月19日

□ しっとりと咲く初冬のバラ、青空に映えていました。

 

□ イングリッシュ・ヘリテージ

(English Heritage S 1984 D.Austin England)

 

□ 暖かい日が続いているせいか、この時季に珍しいベーサルシュートの芽が見えています。

 

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

この秋は1か月半くらいにわたって次々に咲いていました。

 

                                                         12月18日

□ コントゥ・ドゥ・シャンボール

(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

さすがにこの蕾が花開くのは無理そうです。

切り花にして、香しさと共に室内で楽しもうと思います。

 

  

□ さて、「読書の秋」などというよりも、私には「読書の春夏秋冬」ですが、

ここのところはこの方の文章に触れてみたくなって、読み返しています。

 

□ Frohe Weinachten   

  Merry Christmas!

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 季節外れの夏日となったり…そ... | トップ | ほんの一瞬でも雪がちらつい... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵なクリスマスを✨ (越後美人)
2018-12-23 11:10:01
このところ暖かい日が続いていますね。
過ごしやすくて助かっていますが、植物にとっては迷惑かも知れませんね。
我が家では、まだカマキリが活動していて越冬中の蝶が狙われたり、
初夏の花が芽を出したりで、混乱しています。
やはり季節は順調に進んでもらわないといけませんね。

白洲正子、次郎のご夫妻は魅力的ですね。
正子の「私の百人一首」愛蔵版は良さそうですね。
高校の古典の授業で使った「百人一首」のテキストをずっと愛用して来ましたが、
とうとう製本が乱れてきて限界状態になって来ました。
私もこの際に買い替えようと思います。

それでは、素敵クリスマスをお迎え下さい
返信する
ほんわかとしたクリスマスに! (折節)
2018-12-23 22:13:49
越後美人さん、こんばんは。

師走にしては暖かい毎日も今日あたりが分岐点でしょうか。
外は北寄りの風が強く吹いて来たみたいです。
この時季らしい寒さになるのは仕方がないにしても、年末にかけては大荒れの天候になりそうとのこと。
こういう予報は見事に外れてほしいのですが…。

ちんぷん漢文、古典パンに現代酷語と、高校時代はやられっぱなしの国語の科目でした。
それでも古文の百人一首を初めとして、和歌や俳句の単元は楽しかった記憶があります。
試験対策としての丸暗記のしやすさからか、その辺りから次第に興味を持ち始めたんでしょう。

ご紹介の「私の百人一首」は、知らないうちに歌の心にすっと誘われるような感じがするところがあります。
個人的に好きな和歌が、読み進むにつれて余計にお気に入りになったものもいくつかあります。
もっとも、好きな和歌は誰が何と言おうと譲れないですけどね。
私の一番のお気に入り、つまり何が何でも取りたいのは、たぶん(!?)これです。

    三十一 坂上是則

  朝ぼらけ有明の月と見るまでに
  吉野の里にふれる白雪

越後美人さんはお気に入りの歌がありますか?

返信する
私のお気に入りは♪ (越後美人)
2018-12-26 20:43:20
七 安倍仲磨

天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に いでし月かも

* * *

三十五 紀 友則

ひさかたの 光のどけき 春の日に
しず心なく 花のちるらむ

* * *

十五 光孝天皇

君がため 春の野にいでて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ

この三首、甲乙つけ難く、三首とも一番のお気に入りです。
三十一も素敵ですね。

本年も素敵なお話をいろいろと有難うございました。
来年もよろしくお願い致します。
では、良いお年を(^_-)-☆


返信する
今年も後・・・ (Haru)
2018-12-26 21:52:34
折節さん、こんばんは!

今年も後少しになって来て主婦にとっては忙しい日々を過ごしています~
やっと庭を含めて外回りのことが暖かいうちに終わってホッとしています。
明後日からは年末寒波で最高気温も一桁になるようで今年はすべて早めにやって良かったです!

折節さんのお庭もバラがまだ少し残っていますね~♪
青空に映えてピンクのバラが素晴らしいですね~
新年になるとバラの手入れがまた忙しくなりますね。
それでも春の楽しみを思うとついつい頑張ってしまいます。

百人一首、懐かしいですね~
こんな本が出ているのですね、読んでみたくなりますね。
小学校の頃からお正月には家族でやるのが恒例でいつも父が読み手でした。
懐かしい風景を思い出して胸がきゅんとなりました。
絶対取りたい歌がそれぞれにあってそれを待っていたものです。
高校時代はこれらをすべて覚えさせられて小さいころから親しんでいたせいか、
楽に覚えた記憶がありますね。
でもテストのために覚えた歌は味気なくて。。。

孫がもう少し大きくなったら手元に残っている札を持ち出したいと思っています~(*^_^*)
返信する
紀友則の和歌は… (折節)
2018-12-26 22:31:57
越後美人さん、こんばんは。

本当に甲乙つけがたい秀歌が並びましたね。
私も特に紀友則の歌、その素朴さ、素直さ(とずっと感じていたのですが…)が好きでした。

白洲正子さんは、この本で次のように受け止められています。

「久方の」の歌は、かるたを取る人達の間で知らぬものはない。
が、平安時代には、さほど有名ではなく、定家によって、はじめてその美しさが発見されたという。
いかにも王朝の人々の生活を思わせるような、春風駘蕩たる調べである。
「古今集」には、単に「さくらのはなのちるをよめる」と記してあるが、下の句の「しづ心なく」という詞で全体がひきしまって来る。
そのひと言によって、爛熟した王朝の文化に、ひたひたとしのびよる不安な影がさすように思う。
たぶん定家は、自分の生活体験から、そこに注意を向け、友則の代表作として取りあげたのではあるまいか。
今まで私はただののびのびとした歌だと思っており、それには違いないのだが、
定家の気持ちを想像する時、音もなく散る花に彼らの運命が象徴されているように見える。
が、それは桜の散る夕暮に、多かれ少なかれ誰でも感じるはかなさで、そこにこの歌のほんとうの美しさがあると言えよう。

なるほど…です。

それから、こちらこそ、いろいろと楽しいお話をありがとうございました。
来年が良い年になりますようにお祈りしています。

返信する
あと1週間を切りましたね。 (折節)
2018-12-26 22:49:41
Haruさん、こんばんは。

12月は師走という名のとおり、毎日その歩みが早いですね。
こちらはまだ外回りのことが残っていて、寒くなるのは痛いですが、やれる範囲できちんとしようと思っています。
このところきつい肩こりに悩まされることが多いので、まあ、程々にしかやれないですけどね。

バラの方は、イングリッシュ・ヘリテージとハーロウ・カーのみが元気で花を咲かせていました。
他のはほとんど花が見られずに、ブログも先月11月から花のご紹介が、もう嫌になるくらい限られてしまいました。
今頃になって、黄色のシャルロット・オースチンに蕾がたくさん見え始めましたが、これは切り花にするつもりです。
年が明けたら剪定作業とか、季節の定例の仕事がいくつか待っていますね。

百人一首と言えば、どなたも様々な思い入れや思い出があるのではないかと想像します。
子供の頃は、とにかく待ちましたよね、好きな歌が読まれる瞬間を…。
意味もわからずに、でも不思議なことに、何とはなしに好きな歌がいくつかあったものです。
そして年を重ねて初めて、ようやく歌の心が少しは理解できるようになりました。
もちろん、未だによくわかんない歌も多数あるんですけどね。

そんなところも、この白洲正子さんの解説で、「ねぇ、わかるでしょ?」と、歌の心の本質を紐解いていただいている感じです。
毎年のように、百人一首にまつわる本を読んでいるような気がします。
そうですね、いつか孫といっしょに楽しむ日が来ることを待っていようと思います。

返信する

コメントを投稿

冬至」カテゴリの最新記事