折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

晩秋を探しに~小旅行 (前編)

2007年11月23日 23時50分38秒 | 小雪
                   □ 柳原白蓮(1885-1967 歌人)

              王政はふたたびうつり十八のもみぢちるころ吾は生れし
                            (明治18年10月15日生まれ)

◇ 今日11月23日は、職場の日帰りバス旅行。
  お隣の福岡県へ行ってきました。

     
          □ 大分自動車道、別府湾PA
            はるか海の向こうにうっすらと四国佐田岬半島

     
     □ うっすらと雪を頂いた由布岳(車内が窓に反射しています)

     
    □ 向こうに小さく湯布院の街(車内の反射で見えにくいですね)

◇ 午前中は飯塚市の「旧伊藤伝右衛門邸」
  午後からは、甘木市の秋月城址の紅葉の散策でした。
  今回は、柳原白蓮ゆかりの「旧伊藤伝右衛門邸」です。

     
        □ 邸宅に歩く道すがら…またまた「ヒメツルソバ」

             
                 □ 邸宅の入口

◇ 旧伊藤伝右衛門邸は、筑豊の炭鉱王伊藤伝右衛門の邸宅です。
  敷地面積2,300坪、床面積が300坪の2階建ての木造建築物です。
  和洋折衷の調和の美が、この建物には随所に見られます。
  ここで伊藤伝右衛門と白蓮は約10年暮らしました。
  いずれも生い立ちから破局までが複雑で、
  私みたいな鈍感な男には、理解しがたいお話ばかりなので、
  詳細は省略させて下さい。

     

          

              

                   

          
                       □ 邸宅と庭園

◇ 恋に生きた大正三美人の一人と呼ばれている柳原白蓮(本名子あきこ)は、
  私はあまり知らなかったのですが、絵に描いたような美人には間違いないですね。
  失礼ながら、竹久夢二画伯の美人画よりもはるかに美しく思えますのは、
  私だけでしょうか。

             
  
◇ ちなみに大正三美人は、通常次の三人の女性と言われるそうです。

          九条武子  歌人で才色兼備
          柳原白蓮  歌人で情熱的恋に生きた
          江木欣々  新橋の芸者

             
        □ 厨房(この写真の後、邸内撮影禁止に気づいて…)
     
◇ もう少し勉強していけばよかった…観光地でよく後悔すること。
  「旧伊藤伝右衛門邸」の近くには「白蓮館」といって、
  彼女の生涯や歌人としての彼女を紹介されているギャラリーがあります。
  次に行く機会があれば、是非訪れてみたいと思います。

     

          
                 □ こじんまりとしたパンフレット

◇ 伊藤伝右衛門は、あの明治時代特有の、大陸よりも広い度量を持った男。
  私なんかの正反対の世界、雲の上の人です。

     
            □ 私の好きな言葉の一つ。。。

◇ 駐車場への戻りの道で、薔薇の花を見つけました。

     

      
          □ かなり大輪ですが、品種は不明。


(una poesia di oggi)

     ひるの夢あかつきの夢夜の夢 さめての夢に命細りぬ    柳原白蓮

     


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10 コメント

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ヒメツルソバ (チーママ)
2007-11-24 01:50:41
まぁまぁ ステキなご旅行が立て続けですね(^^)
写真を見ていると、こちらも旅行気分になりました。

それにしても、ヒメツルソバは本当に元気ものですね。あちこちで群れになっているのを見かけますが、我が家でも密かに王国を拡張しています。
初めは、愛らしいので見逃していたのですが、最近は「ここに来ちゃダメ!」って制限しているんですよ。
返信する
土の根ざした草花の代表 (折節)
2007-11-24 15:11:34
チーママさん、こんにちは♪

ご無沙汰しています。
うさちゃんともども、お元気ですか?

今日も雲一つないような良い天気ですが、昨日の旅行もそうでした。

今回はお隣の福岡県なのによく訪れる福岡や小倉と違って、
どうも土地勘に乏しく、ただ付いて行ったみたいなものでした。

ヒメツルソバは、道端の花なのに、うちの庭にはそれすら生えてなくて、
先日大金150円で1ポット買って植え付けました。

上の写真を見てると、大金が落ちているように見えました。
返信する
こんにちは~ (ぴ~)
2007-11-24 16:43:31
あははのはぁ~~♪
うちにも大金落ちてまっせぇ~~~♪
植えた当初、早く広がってくれないかな~って
思っていたんだけど、翌年には充分広がりましたね^^
来年、どうなってるんやろぉ?^^;ゞ
更に大金の山!?売ろうかな?売れるんかぃな???

炭鉱王の邸宅とは、あんなにも立派なのですね!
お庭がまたすごい!
うちのジャングルとはエライ違いや・・・

白蓮さん、お美しいですねぇ~~~~♪
命細りぬ夢・・・どんな夢をごらんになっていたのでしょうね!
返信する
ほんま、あははのはぁや♪ (折節)
2007-11-24 17:36:44
ぴ~さん、こんばんは♪

あ~ぁ、何にもしないうちに日が暮れちゃった。
日も暮れるんなら、たまにはお金でもくれんかなあ。

ヒメツルソバ、来年から蔓延るんでしょうね。
でもそこは合点承知之助!
ある程度は、好きにほふく前進させてさせてると見せかけて、
どこかでピシッと止めますからね。
あとは、ワンポット税込80円くらいで売る。
その暁には、わたしゃ、ツルソバ王ぞよ。
頭が高い、控えおろう!
でも種苗法に引っ掛かって、お縄かもしれへんな。

イングリッシュローズが、なんだったっけ、二つも届きましたよ。
二種類、どうしたものか、もう誰かにあげようかとか。。。
百連さんにはあげられへんしね。

それにしても、真綿で絞められて行くような、儚げな歌です。
夢と言っても、360度、いろいろなんです。

返信する
日帰り旅行 (milky)
2007-11-24 17:55:12
最後に出てるかなぁって期待を込めて読み進んだけれど
まじ日帰り旅行の話題で終わりましたね。

私、「玄関が入るほどのダンボール」の姿と中身を覗きに来たのになぁ。。。。
はよ~見せて???
どんだけ買ったの?はよ~みせんかい?プププッ (*^m^)o==3
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そないやんやん言わいでも、ええやん。。。 (折節)
2007-11-24 21:05:41
milkyさん、こんばんは♪

あーたねえ、ダンボールの中身って、ただじゃないけど、
ただの薔薇の枝をちょん切っただけのものですよ。
見ても、何もめずらしいことないじゃないですか。
家内には、余程めずらしかったんでしょうよ。
きっと、鉢が八鉢くらい入ってると思ったに違いないでしょう。

はよ~みせんかいって、一度でいいと言っても千回とは、こは如何に?
こわい蟹?
こわい家内

あぁ、悪夢の昨夜を見せなあかんのかなあ。
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美人 (駿)
2007-11-29 13:30:11
 福岡に旅した時柳原白連のパンフレットを持ち帰りました。美しい。「松岡正剛の千夜千冊」(インターネットで読めます)に「近代美人伝」としても彼女が出ていますよ。大正10年、ナント86年前に家出したんですね。
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大正美人? (折節)
2007-11-29 23:28:36
駿さん、こんばんは♪

九州に生まれて育って、今また九州に住んでいながら、
白連さんのことはほとんど知りませんでした。
歌人ってことだけ、やっと知ってたくらい。
まさか、旧炭鉱王の奥さんだったなんて…。

そうです、朝日新聞に絶縁状を載せちゃったんですね。
尋ね人やら本やユニクロの宣伝とは、全然、訳が違います。
まあ、与謝野晶子女史も案外すごいなと思ってましたが、
ちょっと桁違いの明治の女性の気概を持った、才色兼備です。

華族の出身ですから、ある日車を降りるのに、
旦那さんの伊藤伝右衛門が先に降りたというだけで、
相当にむくれたらしいですよ。

似たような女性も周りのごく近い所にいますが…。
この頃、私には哀愁を帯びた歌が脳裏をかすめます。
  
    叱られて、叱ぁらぁれぇぇてぇ~♪

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今頃コメント (かんみ)
2007-12-05 23:39:21
今頃ですが、わたくし、白蓮というバラを持っております・・・・えへん
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こりゃまた、すごかねぇ♪ (折節)
2007-12-05 23:55:43
かんみさん、こんばんは♪

白連というからには、白薔薇でしょうね。
薔薇の名前にもなってるんだ。
ま~た、びっくりした。
日本的な名前のついたバラの名前でも、落ち着きのある名前ですね。
花が咲いたら、アップして頂戴ね。
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