折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

マーガレットは聖歌隊

2009年04月01日 23時54分32秒 | 春分
         □ マーガレット「サンデー・リップル」(!?)違うかも…。
       (英 Marguerite 伊 Margherita 学名 Chrysanthemum frutescens)
           キク科キク属の半耐寒性多年草
           ギリシア語「マルガリーテ」は「真珠」だそうな。

   
  (una poesia di oggi)

          遅い月の出マーガレットは聖歌隊        伊藤淳子

◇ 菊はあまり興味の範疇にはありませんが、亡父が懸崖などに凝っていました。
  マーガレットは、春先のHCに行けば、まあ500円硬貨で最低2円はおつりが…。
  ベランダ、玄関先でも置いてあれば、お花好きのお人柄さえ偲ばれるような。
  そんな身勝手な感覚で、庭や家を飾ろう、自分自身も飾ってもらおうとか…。

     

     
              □ マーガレット「ソレミオ」?

◇ マーガレットらしい、白の一重の花、私も最初はそんな花を求めたはず。
  そのうちにコロンとした白、ピンクの八重と増やしていきました。
  多彩な趣向が可能で、全体をゆるやかにまあるく仕立てるのが好きです。
  うちはすべて東側のほぼ半日陰の花壇、放っておくと夏に繁りッシモ!

     
         □ マーガレット「アンジェリック・ブラッシュ」
           これが昨夏、栄えに栄えました。

◇ マーガレット、その名からして高貴な香りに溢れ、どこか儚くもか弱い感じ。
  思い浮かぶのは、ベラスケスの絵画で有名な王女「マルガリータ」
                (Margarita Teresa von Spanien 1651-73)
  21歳の若さで落命、薄幸の一生というにはあまりに短すぎます。

  マーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell 1900-49)
  言わずと知れた「風と共に去りぬ」(1936)の作者、確か三十代で読みました。

  「若草物語」(Little Women 1868年)ルイーザ・オルコット(Louisa Alcott)
  長女メグ(Meg)は、正式名はマーガレットでしたね。

     
            □ マーガレット「アンジェリック」

     
      □ 春が進むと、全体がなだらかなピンクに染まります。

◇ そんな個人的な印象は別として、繁ったら剪定、水切れをおこさないこと。
  それさえ守れば、茎は木質化してどんな剪定にも耐えるりっぱな株になります。
  九州は暖かいので大繁盛しますが、寒さに弱いそうで、霜や降雪に注意です。
  「春告花」として、一足先の上品な春色が、うちの花壇には欠かせません。

     
        □ これから植えつけのポット苗二つです。
          ラベルに品種名がありませんが、
          八重の「ファンシー・レモン」と思われます。

          まだ咲いていない地植えのが二株あります。
          マーガレットの庭でもあるんだなあと自分なりに感心。。。



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