折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

最も暑い季節とはわかっていながらも…

2014年07月26日 20時31分36秒 | 大暑

◇ 7月23日が二十四節気の大暑、暦の上でも最も暑い季節となりましたが、そのとおりで今日はとうとう最高気温35.5度、今年初の猛暑日となってしまいました。

  朝の8時台でも容赦なく照りつける太陽に、庭に出ていたらすぐに汗だくになる始末、今日は家で静かにしていようと、午前10時以降は延べ50mも動いていないと思います。

  週の半ばに大阪に出張したのですが(もちろん!? 大阪も35度超の猛暑日)、その前後にわずかに咲いていた庭の花も、緑の眩しさの中では精彩を欠いているかのようです。

  そのバラはアイルランドのあの歌のように「夏の名残のバラ」になりつつあるようですが、8月に三番花として咲く花も必ずありますから、水遣りしながら待つことにします。

 

□ 向こう側から強烈な夏の日射しが当たっています。

 

□ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

 

□ これは一昨日の花、房咲きなのに、なぜか一輪ずつ咲き続けています。

 

□ 翌朝はちゃんと房咲きになってました(7月27日追記)。

 

□ 先日からご紹介していますが、

白いバラのそばで、白いクレマチスが爽やかです。

 

□ クレマチス ヘラクレイフォリア系 サンダー

(Clematis heracleifolia 'Sander')

うっすらと青紫の縁取り、おわかりでしょうか?

 

□ 何日か前の朝、一輪だけポツンと咲いているバラを見つけました。

 

□ クレア・オースチン

(Claire Austin S 2007 D.Austin England)

たった一輪の二番花、夏の名残のバラにふさわしい姿に見えます。

 

                           (una poesia di oggi)

                                              The Last Rose of Summer
                                                                     T.Moore
                                                                     Irish Air
                                              'Tis the last rose of summer,
                                              Left blooming alone;
                                              All her lovely companions
                                              Are faded and gone;
                                              No flower of her kindred,
                                              No rosebud is nigh,
                                              To reflect back her blushes,
                                              Or give sigh for sigh.

 

夏の名残のバラ

夏の名残りのバラが 一つだけ咲き残っている。
愛らしい仲間の花たちは みんな散ってしまった。
同じような花は もう蕾さえ見られない。
あの美しく輝いた頃を思い出しては ただただ嘆くしかない…。


※ そんな意味の歌詞だと思いますが、

私たちには「庭の千草」として有名な歌ですね。

こちらは、原詞とは全く様相が違います。

 

庭の千草

                                      里見 義

庭の千草も 虫の音も
枯れて淋しく なりにけり
あゝ白菊 あゝ白菊
ひとり遅れて 咲きにけり

 

□ 出張前の玄関先で、淡いピンクの蕾が…。

 

□ ザ・プリオレス

(The Prioress S 1969 D.Austin England)

かすかに淡いピンク、儚げな夏の色です。

 

□ クレマチスのダッチェス・オブ・エディンバラが、たった一輪咲いています。

 

□ 何だか、ずっと咲き続けている健気なビオラです。

 

□ ホスタのハルシオンの花、ずいぶん開いてきました。

 

□ 花の少ない夏の庭で、涼を呼ぶ彩りです。

 

□ もちろん、南側は朝から強烈な日差しです。

 

□ 庭で唯一残っている紫陽花も、あきらめ顔のようでした。

 夕方にたっぷり水遣りしましたけど…。

 

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納涼フライトではないですが、先だって搭乗した飛行機からの瀬戸内海の景色です。

東京や大阪から福岡や大分に向かう航空路は、瀬戸内海寄りの中国地方の上空を飛びます。

青みがかった夏の風景は、少しは涼を呼ぶかもしれません…そうでもないですかね。

 

□ 高松市、左の突き出た半島は屋島、源平の古戦場です。

 

□ 香川県坂出市、本州四国連絡橋(児島・坂出ルート)は雲に隠れていました。

 

□ 荘内半島(香川県三豊市)の真ん中が、紫雲出山(しうでやま)です。

名前からして、浦島伝説の山と窺い知れます。

その展望台からは、瀬戸内海が360度見渡せたと記憶しています。

その昔(100年も経ってはいませんが!?)、デートコースでした。。。

 

□ 左下が因島(広島県尾道市)、右下が生口島(いくちじま)です。

「瀬戸内しまなみ海道」を右上(南)へ進むと…。

 

□ 右上の来島海峡大橋を渡って、今治市(愛媛県)に至ります。

 

□ 向こうには、松山市が霞んでいました。

 

□ 呉市(広島県)、この辺りから徐々に高度が下がって行きます。

 

□ 柳井市(山口県)上空から…

 

□ 光市(山口県)、下松市(同)を抜けて降下を続けていきます。

この辺でいつも「すべての電子機器の電源をお切りください」のアナウンス。

(All electronic devices must be turned off.)

真面目ですから(!?)、ここから先は写真がありません。

 


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14 コメント

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暑中お見舞い申しあげます。 (アンジェラ)
2014-07-27 04:40:55
折節さん、おはようございます。

 早く目覚めたので、お弁当の味噌汁を作って主人を送った所です。

そちらの最高気温35,5度を聞いて・・・ビックリしているアンジェラです。「26度で暑い」なんて怒られそうですね。
30度以上の気温はあまり経験がないので、想像しただけでもとろけそうになります。こちらは動けば汗をかきますが、じっとしていても汗が出るのですね。

そんな中でもドミニク・ロワゾーが綺麗に咲いていますね!白いひらひらした花びらにエンジ色でしょうか、しべも可愛いですね~(*^_^*)

白いクレマチスのサンダーも爽やかなお花ですね。こんな花びらのクレマチスもあるのですね!折節さんのブログで素敵!と思ってこの春買ったプリンセス・ダイアナの2番花が咲いて喜んでいます。

ブログ後半ではご一緒に空中散歩したような気になりました。飛行機に7,8年乗っていませんが、この秋の湯布院ミニクラス会を楽しみにしています。

奥様は四国の方かしら~なんて思いながら見させて頂きました(*^_^*)

猛暑の中・・・くれぐれもご自愛くださいませ(*^_^*)
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少し暑さが和らぎました。 (折節)
2014-07-27 17:34:19
アンジェラさん、こんにちは。

どうもありがとうございます。

今日は朝から曇りがちで、しかも朝の内は雨がパラついたりして、猛暑も一服という感じです。
おそらく30度をちょっと超えるくらいの最高気温だと思われます。
これくらいですと、まだ暑さも我慢できるのですけどね。
予報では8月も相当暑いとか。
これから先の夏本番、夏真っ只中が思いやられます。

庭のバラのうち、ドミニク・ロワゾーは、今日は房咲きで2輪開花していました。
この花びらが真っ白、正真正銘の純白です。
このバラもしべの色が開花の進行具合で変化して行きます。
たくさん咲いたら、辺りが真っ白な花びらでとてもきれいに感じられます。
このバラとコラボさせたら美しいかなと、同系統の白い木立性のクレマチスを植えました。
でもクレマチスの方が夏咲きというか、6月に入ってから咲き始めるんですよ。
だからバラとクレマチスの見頃がずれてしまうので、ちょっと拍子抜けしました。
でも今がこのクレマチスの満開の頃、花の少ない時季に庭ではとても貴重です。
プリンセス・ダイアナはよかったですね。
こちらは今年は不調ですっかり終わってしまいました。

九州の航空路は瀬戸内海上空を飛びますので、天気の好い日には窓の外が楽しいフライトとなります。
この日はひときわ青い海が印象的でした。
そうそう、家内は愛媛県出身です。
子どもたち二人も生れは愛媛県なんですよ。

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爽やかなお花 (マーサ)
2014-07-28 10:14:31
折節さん、おはようございます。

酷暑の中、白いバラや白いクレマチスの花、咲いていますね!
爽やかで、涼を感じます。

飛行機からの眺め、楽しいですね。
窓際に座られて、楽しんでいらっしゃる様子が、目に浮かびます。
雲が少なくて、地上の様子がよく見えますね。
思い出のデートコースまで、見えたんですね。。。

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ドミニク♪ (milky)
2014-07-28 11:13:26
折節さん、ご無事に大阪からお帰りになり、なによりです~^^

>午前10時以降は述べ50mも動いていない

はははっ\(^▽^)/ 面白すぎっ!!
かくいう私も今朝はパソコン前で座りっぱなし(~_~;)
無駄な動きはお互いよしましょ(笑)

ドミニクちゃん、本当にステキ。。。
見せていただく度に恋心が刺激され・・・・まいったな~

飛行機からの景色はいつ見てもいいですね!
スカッとします(*´∇`*)
私もそろそろ飛びた―――い♪
返信する
夏の名残のバラ (りこぴん)
2014-07-28 15:44:40
折節さんこんにちは~
この暑さの中でも健気に咲いているバラを眺めながら
この歌を思い浮かべるなんて流石折節さん!
夏の名残のバラ(庭の千草)素敵な歌ですよね~

真夏に真っ白なクレマチスも良いですね~
そういえば私も夏咲きのクレマを植えていたのをすっかり忘れていました。
ファーゲシオイデス サマー・スノーだったかな?
3年目になるのに一度も咲かなくてね~
今見たら蕾らしき物がある様な?

飛行機からの眺め、青い海 爽快ですね~!
思い出のデートコースも見えたんですね~
奥様 幸せ~♪

孫姫様Aちゃん、おめめぱっちりでかわいいですね~!
そろそろ人見知りする頃じゃないですか?
ウチの孫2人は人見知りが激しくて大変でしたよ~
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暑さの和らぎも束の間 (折節)
2014-07-28 21:42:20
マーサさん、こんばんは。

立山からお帰りになりましたね。
いかがでしたでしょうか?
想像するしかないのですが、避暑地としては最高峰ではないでしょうか。

こちらは先週の土曜日までがとてもとても暑くて、土曜日はお昼前くらいから気分が悪くなりました。
朝のうちの水遣り40分程度で、きっと暑気にやられたんだと思います。
それが日曜日と今日は気温も30度超えたくらいで、しかも湿度が低くて、いく分過ごしやすくなりました。
これも束の間、明日はまた最高気温33度の予報が出ています。

そんな中を白い花がポツリポツリと咲いています。
この時季、眩しいくらいの白が爽やかに感じられます。
これで吹く風でも涼しければ、もう言うことないのですけどね。

それから、高度約10,000mからの眺めは、やっぱり楽しいですよね。
私はできたら進行方向に向かってA席に座ることにしています。
この画像は福岡に向かう便に搭乗したときのものなんですよ。
大分ですと、広島上空辺りで急に左旋回して南の方へ向かいます。
今を去ること36年前、四国にいる時分にいっしょになりましたので、瀬戸内海の景色が思い出深いものがあります。
山へ海辺へと、週末はいつも自然の中にあったような…あまり憶えていませんが…。


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眩しい白です! (折節)
2014-07-28 22:07:00
milkyさん、こんばんは。

土曜日は朝方庭に1時間弱出てただけで、何だか気分が悪くなりましてね。
暑さにすっかりやられてしまったんでしょう。
大阪出張時も猛暑の中を、都会ですから、どうしても歩くことが多かったですものね。
そんなんで疲れてしまったのかもしれません。
ものすごく暑いときには、もう逆らってはいけませんよね。
でも無駄な動きの多い私なんですが…。
動きに効率がよければ、こんな体型ではないはずですし。。。

ドミニク・ロワゾーは、遅咲きのバラですので、二番花も他の花より遅れ気味です。
もう少したくさん咲いて、白いクレマチスと眩しさを競ってくれたらなんて、贅沢なのかもしれませんね。
真っ白な花びらにほんのりと紅がさしたり、咲いたら心が浮き浮きするバラなんですよ。
8月もこの花には咲いてほしいなと、よく思います。
今年はどうなりますか。

空からの風景、窓の外は雲の海ということも多いですが、晴れた日はもうけた気分になります。
特に九州便は瀬戸内海上空を飛びますから、四国の海岸線や多島海の景色に飽くことがありません。
気分爽快、スカッとしますよね。
ホントは1時間やそこらの空の旅ではなくて、もううんざりの12時間近く飛んでいたいのですが…。
行きたくて仕方ない国があります。



返信する
庭でよくハミングしてます。 (折節)
2014-07-28 22:29:56
りこぴんさん、こんばんは。

昨日今日と少しだけ暑さが和らいだ感じがします。
今日は湿度も低くて、若干過ごしやすい一日でした。
そちらはいかがでしたでしょうか?

バラに水遣りしたり、剪定をしたりするときなど、気がついたらよく歌をうたっています。
何かの拍子に忘れかけていた歌を思い出すことも多いようです。
「夏の名残のバラ」もそんな感じでした。
花に水遣りですから、「赤いハンカチ」や「青い珊瑚礁」や「白い色は恋人の色」みたいに、色に関係深い歌だったり…。
もちろん大きな声で歌うのではなく、ハミング程度ですけどね。

夏に咲くクレマチスも案外風情があっていいのかもしれません。
でもこの暑さですから、モンタナ系のクレマチスが一鉢枯れてしまいそうです。
なかなか猛暑の夏を超すのが、この花にとっては厳しいようですね。

空からの青い夏の海の風景、とてもきれいでしたよ。
四国で知り合っていっしょになりましたから、山も海も街もデートコースばかりです。
紫雲出山のことを家内に聞いてみたら、な~んにも覚えてないそうです(だから、幸せかも?)。
まあ、きっとそれだけ(!?)覚えていないのだろうとか、妙に自分をなぐさめたりして…。

孫のこと、どうもありがとうございます。
Aちゃんは、日曜日の夕方も来てくれたんですよ。
でもちゃっぴり人見知りをして、私たちをじっと見ながら固まってました。
家内がちょっと抱っこしたら、心細そうに小さい声で泣いたりして。
かわいそうだから、私は抱っこを我慢しました。


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こんにちは (xiao)
2014-07-29 18:38:24
猛暑の中、涼しげな顔で咲いているドミニク・ロワゾー
かわいいお花ですね。
クレマチスのダッチェス・オブ・エディンバラという花も
とっても優雅で、素敵です。

お写真を拝見していると
とてもそんな猛暑とは思えません。

空からの涼やかな景色も
じっくり堪能させていただきました。
ありがとうございました。
返信する
また猛暑になりそうです。 (折節)
2014-07-29 21:55:37
xiaoさん、こんばんは。

いつもありがとうございます。

けさは久しぶりに足の先が冷たくて目が覚めました。
ずっと熱帯夜だったのが、22度くらいまで気温が下がったみたいです。
でも今日はもう蒸し暑くなってしまいました。
南の海上では台風11号が発生したみたいですし、湿った熱風がどんどん日本列島に供給されるのでしょうね。

真夏ですので、ドミニク・ロワゾーもダッチェス・オブ・エディンバラも花は終わってしまいました。
それでも真夏とは思えないほどの、真っ白で優雅な花の姿を楽しむことができました。
ドミニクの方は、これまで8月でもよく咲いていましたから、これから先も期待が持てます。
このブログ更新が先週末の土曜日、最も暑かった日です。
ほとんどの花の写真はその日の朝のもの、前日も猛暑でしたし、それを思うと健気な花達ですよね。

飛行機に搭乗するときは、窓際の座席ですとまずデジカメが必携です。
雲の多いときは端から写真は撮りませんが、晴れ上がった日は撮影スポットを探します。
瀬戸内海は海岸線が入り組んでいて島も多いですから、何となく楽しくなる空からの景色に思えます。


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