アメリカの文教地区(?)としてイメージの良いボストンで、非道なテロが実行された。実際に死者が出ており、犠牲者の中には子供もいたようだ。アメリカで、しかもボストンマラソンの最中でこんなことが起きるとは、かなり衝撃的だ。犯人の手がかりは未だつかめないらしい。一体何が目的でこんなことをしたのか。
やはりアメリカでテロというと911を思い浮かべる人が多いせいか、イスラム過激派の仕業ではないかと疑われているようだ。しかし、外国から侵入したテロリストが実行したにしては、やや小規模であるし、アメリカという国家に与えるダメージ、効果も薄いように思える(ダウ平均は一時的に下がったが、すぐに持ち直した)。私が思うに、実行犯はアメリカ国内の者である可能性が高そうだ。おそらく個人か、数人のグループ程度で仕掛けたのではないか。いくら中東のテロリストや北朝鮮でも、組織的にこんなことをするほど馬鹿じゃないだろう。
ところで今回のボストン・テロ事件といえば、上の動画が非常に物議をかもしている。日本人を名乗る男が下手な英語で「ボストンのテロを祝います」とか言ってる短い動画が、YouTubeにアップされたのだ。ネットではこの投稿者が「日本人なりすまし韓国人」ということで結論が出ているようだ。確かに日本人がわざわざ「I am Japanese」と言うわけがないし、これの元動画を削除したのはkim min songというIDの者だったことから考えて、日本人ではないだろう。
しかし、本当に「韓国人」だろうか。というのも、この男の話す英語をよく聞くと、若干の違和感を覚えるのだ。「I celebrate the terror of Boston.」と言っているが、theの発音がそのままカタカナの「ザ」なのである。日本人、又は日本語を母語とする人間が陥りやすい間違いだ。その一方で、韓国語には「ザ」の音は無い。外国語を学んだことのない韓国人が「ザ」と言おうとすると、「ジャ」となってしまう。それから、この男は「don't need American troops in Japan」などと言っており、在日米軍が邪魔だと感じている人物のようだ。韓国に住む韓国人であれば、在日米軍にさほど関心はないはずである。
こうしたことから、この投稿者は韓国人というより、在日朝鮮人(北朝鮮系)ではないか、と考えられる。そうであれば、こうした変な英語を話すのも、在日米軍を嫌うのもよく分かる。こういう動画を投稿することによって、ささやかな日米離間でも図ったのだろうか。