Willow's Island

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ノーベル平和賞

2009年10月12日 11時44分56秒 | 時事

 アメリカのオバマ大統領が、ノーベル平和賞を受賞した。このことについては、賛否両論あるらしい。どちらかといえば好意的にとらえる人が多いとは思うが、私はちょっと否定的だ。ノーベル賞委員会が発表した授賞理由というのが、下記URLにあるとおりである。
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20091009DXKF080909.html
 これがどうも納得いかない。「多国間外交を再び中心に据え、国連やその他の国際機関の担う役割を重視した。最も困難な国際紛争ですら、対話と交渉を解決の手段として優先させた。」などと言ってるが、こんなことは日本人なら(というか、アメリカ以外の先進国の人間なら)当然と考えていることだろう。この程度で授賞理由になるのなら、「友愛」を掲げる鳩山さんにも平和賞を与えてやってはどうか。(^^) そもそも、核廃絶だとか和平だとか言ってるだけでまだ何も実現してないだろう、オバマは。本音は国際協調外交うんぬんとかいう問題じゃなく、「ブッシュが消えた代わりに出てきたから」というのが本当の理由だろうな。
 しかしアメリカの大統領という個人が代わっただけのことで、世界ががらっと変わってしまうもんなのか。そういう期待ができるというのは、よく考えてみれば恐ろしいことである。アメリカで政権をとった者の態度いかんで世界がいかようにも変わる、ということだ。衰えを見せ始めたとはいえ、アメリカという国の強大な影響力、威信を改めて思い出させる。それに比べて、日本の総理大臣がいかにカスほどの影響力しかないか、ということも改めて実感する。(^^)

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3 Comments

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Unknown (yosikuri2000)
2009-10-14 04:45:50
再びイラクなどへ侵略することがないよう将来の期待も含めての受賞という意味合いが大きい。アメリカの貧困層を公的な社会保障導入で助けるという意味合いもあるのでないか思った。確かにアメリカだけが特別扱いはいけないとブログを読んで思った。
プロバイダー変更に伴いメールアドレスが変わったみたいなので教えてね。
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Unknown (willow)
2009-10-14 20:25:19
実際にアメリカは特別な存在なので、特別扱いすることは仕方ないけど、アメリカ大統領という個人いかんによって世界の運命が変わってしまう、というのはいかにも恐ろしいと思うんだよ。
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Unknown (ジロー)
2009-10-16 23:43:59
ほんと、日本の首相は国際政治の舞台に於いてスカンチほどの影響力しかないよね。
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