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赤字国債、瀬戸際の攻防 財務省「12月に国債発行停止」

2012年10月27日 23時41分57秒 | 時事

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC2600M_W2A021C1EA2000/
 赤字国債発行法案を巡る駆け引きが激しくなってきた。財務省は26日、同法案が成立しなければ12月以降の国債発行を停止すると金融機関との会合で表明。金融機関の間で市場の混乱への懸念が大きいことを示し、同法案を巡り膠着状態の与野党協議を暗に促した。財源枯渇まで残り1カ月、日本版「財政の崖」を巡る攻防は瀬戸際に差しかかる。
 「法案がこのまま成立しないと、12月4日の10年債入札は実施が難しくなる」
 財務省幹部は26日、国債市場に参加する銀行や証券会社の関係者を集めた会合でこう説明した。
<以下略>
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 最近は毎年、赤字国債発行法案でもめているが、これがもし万が一成立しなかった場合の影響をどう考えてるんだろうな、野党は。もちろん日本経済と国民生活が壊滅的な打撃を受けるわけなのだが、自民党はこれを「協議に応じなかった民主党のせい」とか言うつもりなんだろうか。無能極まりない民主党政権は一刻も早く下野してほしいのは山々だが、国債を発行できずに日本経済が深刻なダメージを受けるようになれば、元も子もないだろ。民主党は糞だが、自民党も相当なクズだな。
 しかし素朴な疑問なのだが、こうやって赤字国債発行法案などで毎年もめるぐらいなら、いっそ財政法を改正して普通に国債を発行できるようにしてしまえばいいんじゃないのか? ここ10年以上は当たり前のように歳入の半分近くを国債でまかなっているんだから、どう見ても「特例」じゃなくてこれが普通の状態なんだろう。財政法を緩めてしまえば歯止めが効かなくなる、という懸念があるのかもしれないが、歯止めなんてとっくの昔になくなってるんじゃないのか。