Willow's Island

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出生率

2008年06月07日 22時47分09秒 | 時事

出生率 07年は1.34と2年連続増(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080604-00000016-maip-soci
 上の記事によると、日本の出生率が0.02ポイント上がったらしい。その程度のことで少子化が解決するはずもない。もし仮に出生率が急激にアップしたとしても、出産可能な若い女性の絶対数はこれから減っていく一方であり、日本の人口減を防ぐことはできない。正直言って、意味のないニュースだ。個人的には、どう懸命にあがいたところで日本の少子高齢化の流れをくい止めることはできない、と思っている。
 私がそれよりも面白いと思ったのは、下にある閲覧者からのコメントだ。最も支持の多いコメントを上の方から4つ挙げると、こんな感じである。
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こんな将来性のない国に子供はつくりたくありません。可哀想です。

まずは自分自身を養っていくのに精一杯です。
収入がそれなりになって、余裕ができる頃には30代後半になってそう・・・産むにしても、体力なさそうだし、それより何より、相手が残っているかどうか(汗)それに加えて、子育てよりも、年をとった親の介護の方が心配・・・(汗)

なぜ日本の国民は子供をつくらないか?
自分たちのことしか考えない議員と官僚にはわからない!

今じゃ、出産子育ても金持ちの道楽になりつつあるような気がする。
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 他にも多くのコメントがあるが、大体みんな似たような意見だ。世の中や政府が悪いとする考えばかりである。もう少し昔(80年代ぐらい)なら、日本国民全体の問題として「我々日本人は・・・」というような意識で考える傾向があったような気がするが、今はもう死語になっている。何か問題が起きれば、何か(誰か)のみに原因があると考え、みんなで一斉に攻撃するのが今の日本人だ。少子化は日本国民全体の問題であり、政府や官庁ばかりを責めていれば済むようなことではない。 社会が発展しすぎたせいか、人間の成熟度が急激に落ちてしまったのかもしれない。それとも、日本はみんながそれなりに豊かになれる時代を経験してしまったが故に、今のように生活水準が落ちていく可能性が高い状況には、耐えられなくなってしまったのか。いずれにせよ、自分のことしか考えられない人間に、子どもを育てられるわけがない。少子化は当然の結果ということか。