http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071026i417.htm
「今さら問題提議するとは遺憾」とは、どの口が言うんだよ。(^^;) また嫌韓の嵐が吹き荒れそうな予感がする。しかし、日本政府の側にも大いに問題がある。実際、過去に韓国政府の関与があることを知りながら、金大中事件について政治決着してしまったからだ。ひたすら波風を立たせないようにする、典型的な弱腰外交である。いかに今までの日本外交が異常だったかということだ。
それにしても、「遺憾」という言葉は非常に便利だ。今回の福田総理の表明における「遺憾」は相手を非難する、という意味であると同時に、韓国政府の表明する「遺憾」は同じ言葉でありながら「事実上の謝罪」という意味にもなる。同じ言葉なのに正反対の意味で使えるとは、つくづく最重要な外交用語であるな、と思った。