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露大統領訪日:北方領土で日本の姿勢批判 下院委員長

2005年11月23日 11時26分55秒 | 時事

 【モスクワ町田幸彦】ロシア下院外交委員会のコサチョフ委員長は21日、国営ラジオ局「マヤーク」のインタビューに応じ、日本が北方領土問題で「あまりにも直線的に対応している」と語り、北方四島の帰属確認を求める日本政府の姿勢を批判した。
 さらにプーチン大統領の訪日で北方領土問題の進展がなかったことについて「打開策が出るとは誰も考えていなかった。日本人は(今回の大統領訪日で)、ロシア社会の意見を考慮せざるを得ないことを理解した」と述べた。
 同委員長は、ロシアが日本を敵視していないとした上で「ロシア社会には、日本が友人というイメージはない」と強調した。その理由として90年代前半にロシアが財政難に苦しんだ際、「日本は隣人、友人として援助しなかった」と指摘した。
 ロシア国営テレビ「第1チャンネル」は同日、大統領訪日について「中心テーマは経済問題だった」と伝えた。
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 何を言っているのだろうか。なぜロシア社会の意見を考慮しなければならないというのか。日本は不法に奪われた領土を返すように言っているだけである。ロシア社会の意見は全く関係ない。「日本が友人というイメージはない」などというのは当然であろう。一体いつから日本はロシアの友人になったというのか。橋龍やムネオのような政治家が誤解をさせたのかもしれない。
 「日本に投資してほしい」などと言ってるが、信用できない国には投資もできない。大統領に同行した経済人というのも、おそらくマフィアだろう。産業の大半をマフィアが牛耳る国に、投資する金などあるわけがない。
 なぜロシアはあれほど領土拡張に執着したのか、今年の9月に訪露してみて理由が分かった。要するに、彼らの生産能力では天然資源に頼るしかないのである。天然資源を確保するには、領土を押さえるしかない、ということだろう。今、ロシアでは愛国教育が進められており、子供に「ロシアは天然資源が豊富で、偉大な国であり・・・」と言わせているらしい。なんとも底の浅い愛国心である。