(童話)万華響の日々

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警察の犯罪防止の未来は監視社会に向かう、恐ろしいことだ

2017-03-18 20:53:10 | 社会診断 政治

オリンピック開催は何のためにあるのか、テロ等準備罪(共謀罪)を法制化するためにあるのか、オリンピックの理念はもっと高いところにあるはず、テロの取り締まりは必要だがその準備まで罪として取り締まることとすれば、その本来の意味を超えて副作用の方が厄介で悪質だ、政権の主張はこの副作用の方をありがたがっていると思える、

人間のこころは決行するまで揺れ動く、何もしないで終わることも多い、それをある兆候だけとらえて犯罪実行をまるで決行確定したかの如く先取り扱いし逮捕するというのはおかしい、人間のこころは本来逡巡するものだ

そもそも警察が犯罪を取り締まるのは今まででは犯罪が起きてから犯人逮捕をしてきた、ところが警察科学というものがあるとすれば、おそらく理想的な犯罪取り締まりは未然に防ぐ(予防)ことに力点が移ってゆくだろう、だとすればそれは事前に犯罪実行するかもしれない特定の個人や集団について情報集めをして監視し、ある一定の段階に至ったとみれば一気に逮捕ということになる、

つまり社会で今現に起きている交通事故、労働災害、異常気象起因の自然災害、地震、津波、竜巻、干ばつ、豪雨、・・・防災工学は未然にどうやって原因を潰してゆくか、今やわざわざ言うまでもなく必須とされる社会だ、国家間の紛争や戦争も同じだ、どうやって不穏な動きを捉えその蕾を摘んで平和を維持するか政治家に問われているように、である、


全く同じことが犯罪防止に行われてゆかないはずがない、それを加速するのがAI(人工知能)である、今後はAIを用いて人間や社会の異常な動きはビッグデータを用いて分析監視されてゆく、監視カメラ画像やマイナンバーやスマホのデーターなどはIOT(物とインターネット連動)で素早く集積され解析されてしまう、

多分「共謀罪」などの兆候はこうやって我々が知らない間に現実に進んでいるのではないか、それが世の流れだ、新たな監視社会はもう来ていると言っていい、

人間の倫理はこれらの動き(暴走)をどうやって食い止め防ぎ人間の尊厳を守ってゆけるかにかかっている、ともかく人のこころを未然に探って犯罪の芽を摘もうとする「共謀罪」捜査のやることは越権行為・個人の尊厳を冒すということだ、自由な人間の心を無視すること、断じて法制化すべきではない、

わざわざそんなものを成立させなくとも、AI全盛社会では監視社会が確実に進んでしまう、癌の早期発見早期除去とはわけが違うのだ


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1 コメント

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GPSを令状なしで監視に使ってはならない (わさび)
2017-03-20 21:51:41
令状なく被告の車にGPSを突けるべからずとの判決、こういうAI関連の監視に法的に歯止めがかかったのは人間主義の勝利である
3/17朝日新聞記事{裁判所の令状なく被告の車にGPS(全地球測位システム)端末を取り付けて捜査対象者の行動を確認した愛知県警の捜査手法が違法かどうかが争われた刑事裁判で、「違法」と認めた昨年6月の二審・名古屋高裁判決が確定する。最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)が、15日付の決定で被告の上告を棄却した。}
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