1591年の今日、2月28日は千利休が切腹した日です。
このとき利休は69才でした。
信長、秀吉と時の権力者に仕えましたが、茶道に関しては一歩も譲ら
ず、そのために秀吉の怒りを誘い、ついに切腹を命じられたのでした。
千利休こそは、茶道における天下人というべきで、
権力によってではなく、茶を味わい飲むという
ただそれだけの作法において、人の心を掴んだのですから驚きです。
利休の開いた境地を一言で表現するならば、”侘び・寂び”ではないでし
ょうか。
実に奥深い偉大な世界だと思います。