(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

バッタ郎とバッタ子は外へ出て行った

2015-04-27 21:26:04 | 日記

最近の春とは思えない暑いある日のこと、わが家のサンルームからバッタ郎が開けてあった窓から

飛び立って行きました、その後サンルームの中をよくよく見たのですがバッタ子の姿も見えません、

きっと気が付かないうちに外の世界へ出て行ったのでしょう、これに先立つある日バッタ郎とバッタ子が

重なってじっとしていました、きっと夫婦の契りを結んだのでしょう、そしてもう温かかくなったから外の

世界へ出て行っても良いと判断して出て行ったのでしょう

どこかの草むらでたくさんの卵を産むのでしょう、バッタ郎とバッタ子の夫婦はこうしてわが家から

独立してゆきました、めでたし、めでたし

また会う日まで元気でな、今度は子供たちが訪ねてくるのかなあ


ばあやんの召天

2015-04-21 20:15:36 | 看取りと介護道

老人ホームに入所しているばあやん(母)に体調異変が起きたのは先週の土曜日4月11日でした、

発熱し血中酸素濃度が低下していているというのです、それから昏睡状態になりたちまち血圧が

低下して15日に亡くなりました、あれよあれよという間のことでした、93才の誕生日は元気で迎え

その後もいくぶんは活気がないかなと思われるようになりましたが、まさかこのように早く最期が

来るとは全く思ってみなかったです、老衰が急に進んだためという医師の説明でした、

ばあやんは安らかで穏やかな顔でした

じいやんのときと同じようにキリスト教会で葬儀をおこないました、

ばあやんの突然の死で締めくくられた父母の介護と看護の生活でした、わたしら夫婦は体力がなく

不測の事態に対応することはできないと判断し、デイサービス、ショートステイ、老健、介護付き老人

ホームなど順次利用させてもらいやってきました、なるべくできるだけ自宅介護の時期を延ばして

後ろへずらしてホームなどの完全な居住型介護は本当にばあやんもじいやんも90才をとうに超え

て最近になってからでした、それでも自分たちの介護はこれでよかったんだろうか、もっとしてやれ

ることがあったのではなかろうかなどいまは後悔や反省などで頭が一杯です、しかし、人間が

することだから限られた時間や体力や経済力やもろもろ勘案してやれることはやはり限られます、

何でもこなせられた完全な介護や看護は所詮できないとあきらめの感慨に襲われます

しばらくは心も体もぼんやりして過ごしたいとおもいます


バッタ郎に連れ合いができた

2015-04-09 17:30:12 | 日記

今朝もサンルームをのぞきバッタ郎がいるかどうか確認しました、最近ちょっと暑い日が続いていた

時はバッタ郎の姿が見つからず、きっと鉢か葉の陰にひそんで暑さをやり過ごしているのだろうと

母ちゃんと話していました、久々に今朝はその姿を寒冷紗に泊まっているところに見つけました、

ところが、どうもバッタ郎の脇にもう一匹のバッタがいるではありませんか、実は少し前にたぶん

三月初めのころ外のゼラニウムの植木鉢に小さめのバッタが一匹いるのを見つけていました、サン

ルームのそばでした、窓を開けて風通しを良くしておいたのですが、もしかしたらあのときのバッタ

がサンルームに入って来たのかもしれないと思いました、

バッタ郎が呼んだのかもしれません、虫たちにも恋の季節がやってきたのかと思っています、

バッタ郎のほうが大きいのでもしかしたらバッタ郎はメスだったかもしれず、新米のバッタがオス

かもしれません、詳しくはわからないので、ともかくも新米のバッタをバッタ子と名付けて夫婦

と認めました、まだ寒い日があるのでこの部屋でのんびりして結婚生活を送ってくれたらいいと

思います、また一匹家族が増えてめでたいことです

写真を撮ってみましたがどうも見づらくて残念です

 


洋画家、中山忠彦画伯の記念展を観て

2015-04-05 19:10:01 | 展覧会

市川市の名誉市民である画家として日本画の東山魁夷画伯が居られます

が故人となられました(1908~1999)、もう一人は洋画の中山忠彦画伯

がお元気で活躍中です(1935~)、先月吉澤ガーデンギャラリーにて

市川市名誉市民記念・文化人展が開かれたので観賞させていただき

ました、ずっと一貫してご自身の奥様をモデルにされヨーロッパのアンティー

クドレスとかオートクチュールの衣装を着用した特徴ある人物画です、

日展にも毎年出展されその新しいドレスとモデルの奥様の人物画は多く

の愛好者が楽しみにしていたものでありました、今回の記念展も代表作が

展示されており美しい端正な作品に対して深い感銘と印象がこころに刻ま

ました


ばあやんの誕生日

2015-04-03 20:20:27 | 看取りと介護道

うちのばあやん(母)は3月30日で93歳となりました、今まで特養の入所を望んで連絡を

待っていましたが今のところ来ません、93歳になるという時期だったのでもうホームへ

入所して気楽に過ごしてもらいたいと思い、また私ら夫婦も体力が無理になってきたので

そうしました、いま住んでいるところから余り遠くないところに良さそうな介護付き有料

老人ホームがあるのでそこに決めました、あとは施設の介護サービスにお任せして私ら

できるだけ訪問してばあやんが寂しい思いをしないようにしてあげたちと思います、

じいやんが亡くなってもそのことを伝えても「そうかい」という感じでどの程度に感じて

いるのかわかりませんが全く分からないというほどではなさそうです、両親の写真を行く

たびに持って行き見せています、それにしても私らはいつの間にやら家では夫婦二人の

生活になってしまいました、いつかはこういう日が来るとは思っていたのですが、

両親がいなくなった部屋に入ると寂しいものです