(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

じいちゃんの召天

2014-12-28 14:46:06 | 看取りと介護道

この年末最後のブログ更新に、実に悲しい記録をせざるを得ません、じいちゃんが急性肺炎で緊急の

再入院し、そのまま亡くなりました、23日のことでした、あわただしく年の瀬の忙しい中、またクリスマス

とも重なる中、葬儀が行われました、まったく夢のように日々が過ぎゆきました、96才11カ月でした、

世間一般に考えれば大往生ということだと思います、最後は老人ホームに住んでもらいましたが、

そこも4カ月で終わったというわけです、ゆっくりとホームの生活を満喫してもらうはずでしたが叶いま

せんでした、いろんなことが胸に去来します、介護と看護と看取り、改めて難しいもんだなとの実感で

す、結局は病院で看取ったということになりました、本当はホームで穏やかに看取ってやりたいと思っ

ていましたがやはり急性肺炎ではホームでの看護は困難で病院に行くこととなったのでした、

まだ考え方の整理ができていません、

ばあちゃんはこの間、やはり病院で肺炎の治療を受けていましが、幸いにも回復してくれています、

しかし、油断は禁物、注意を怠らないようにします、じいちゃんの召天についてばあちゃんに話しまし

たら、分かってくれたようです

これで、今年のブログはお休みとさせていただきます

皆さま方におかれましては良い年をお迎えください


ダブル肺炎を乗り越えねば

2014-12-19 20:08:49 | 看取りと介護道

じいちゃんの入院している病院の主治医の先生から退院を許可

され今週のうちにということでした、とにかく連日寒くて風が強い

し小春日和の日が良いんだがなあと天気予報を毎日見ていまし

た、そこで今日を選びましたが気温は低かったですがよく晴れて

絶好の退院日和と思いました、じいちゃんの冬用の服を準備して

朝早く病院へ行きました、老人ホームからは車いす対応の車を向

けてもらい待機していたじいちゃんを素早く乗せてホームへ向か

ってもらいました、前回の退院のときは10月末だったですが、退院

翌日には肺炎再発して再入院したのです、今回は慎重に臨んで

もらいたいとホームの職員にお願いしました、様子見です、

退院したからといって安心はできません、ばあちゃんは違う病院

で入院中ですがこちらも肺炎で治療中ですがありがたいことに

回復中です


介護施設と病院とを往き来するのも介護だと痛感

2014-12-17 17:12:27 | 看取りと介護道

きょうも爆弾低気圧が大発達して北海道では大雪と高潮で避難しなけれ

ばならない人々がいると聞きます、ラジオやテレビから流れるこうした辛い

ニュースを聞くにつけなにも寄り添ったり支援したりできなく無力感に襲わ

れるばかりです、選挙に使われた600億円もこうした救済に使えばよか

ったのにと思います、

さて、うちのばあちゃんがショートにいた際に38度以上に発熱しおう吐

もしたとの連絡を受けたのは投票日だった日曜日の昼ごろでした、

すわ一大事と休日に受けてくれる病院を探したり、運よくある救急病院

が受けてくれて、ばあちゃんを連れて行って肺炎らしいということで入院

させてもらいました、実にラッキーでした、あれから連日病院へ看にいっ

ていますがどうやらインフルエンザではなく肺炎だったようで早めの治療

ができ、抗菌剤の点滴などしてもらって快方へ向かっているようで一安心

です、この間、じいちゃんは別の病院に入院中、こちらも看に行ってほん

とうに忙しい日々です、しかし、こうやって毎日親の様子を確認に行くこと

でわたしらも安心を与えられると思っています、改めて思うのは老人施

設に世話になっているからといって手放しで安心というわけではないと

いうことです、たえず親の状態を気にして細かに連絡を取り、施設や

院と係り合ってやってゆくのがこれもまた介護なんだなあということです


衆院総選挙が終わって思うこと

2014-12-15 20:47:52 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

かくして冬の嵐のような衆院総選挙は終わりました、結論は52%という

低投票率、自民党と公明党の圧勝、弱小野党の凋落、組織を背景とす

る党の躍進でした、安倍政権の選挙戦略は思ったとおりの大成功でした、

野党が割拠して統一をなせないうちに急襲を掛けバックアップを持たな

い野党はちりじりバラバラに追い散らされました、投票率の悪さも計算

に入っていたし、冬の厳しい時期にやったのも戦略だったでしょう、

野党には弁解の余地がありません、アベノミクスに代わるような壮大な

スケールを持った経済・政治戦略を立てることができなかった、アベノ

ミクスが失敗か成功か、それがまだ本当には結果が出ていないにもか

かわらず、それに対する対案を用意できなかったところに敗因があり

ます、ただし、自民党が得た得票率は低投票率のために本当は17%

しかないのです、これが事実です、あとの85%の選挙民は棄権・白票

を含めて反自民派なのです、しかし、与党はそんなことに無頓着です、

議会で66%の議席がとれればいいのです、これが全てです、これで

憲法改変などができるわけです、これが欲しかったのです、しかし、

今回の選挙では共産党も躍進という結果を引き出しました、単独で

法案提出ができるそうです、そして沖縄での共産党の躍進を絡めて

今後の政権運営の本当の結論は持ち越しだと思います


高齢者にとって酷な年末選挙

2014-12-13 19:10:22 | 看取りと介護道

うちも気が付いてみたら夫婦二人の世帯になっていたというわけです、

じいちゃんはいまだに入院中ですが退院できそうな回復ぶりで喜んで

います、ばあちゃんはショートステイを長い期間利用させてもらって、

ときどき洗濯物の交換などに行って、そのたびに顔をみてちょっと話を

して帰っています、従って帰宅してもまたすぐにショートへ行ってもらう

ので我々夫婦二人の生活が実質的になってしまいました、これも事態

の緩やかな変化です、両親のいない部屋へ入るとなんとなく神妙な

気分になります、ばあちゃんにも特別養護老人ホームを希望中です

がいまのところどうなるか分かりません

いまも衆院総選挙の期日前投票の期間中ですがですが、じいちゃんも

選挙には熱心な関心を持ち続けてきました、家にいたころは自分でカート

を押して投票所へ行きました、老健に入ってからは施設で投票をしました、

しかし今回は体力が追い付かず本人も納得の上で棄権することとしました

、昨年は95才で投票できたのですが残念です

ばあちゃんは認知症が酷く当然のことながら選挙に参加ができません

明日も大雪の北日本や徳島や白馬村など被災地では投票所にいけない

人がたくさんいると思われ、不可抗力による投票率を悪化させてしまう

原因になることは目に見えており、後味の悪い選挙結果となるでしょう


入れる介護施設はあるのだろうか

2014-12-08 20:03:46 | 看取りと介護道

今日の朝日新聞の「報われぬ国、介護施設どこへ行けば」はせち

らい老後の終の棲家について良く書かれていました、有料老人

ホームにしても、養護老人ホームにしても、療養型病院にしても、そ

の費用は驚くほど高額で普通の年金生活者には入居は到底無

 というのも現在の年金制度では、65才以上の高齢者人口が今

20~25%以上になってきたため福祉の恩恵が高齢者に均等

に行き渡らなくなってきたためです

昭和の終わりごろの時代では65歳以上の高齢者は人口の10%

に達していなかった、特養にも余裕で入所できた、しかしそのころ潤

沢な年金資金を無駄な箱ものなどや関係のないものに浪費してし

まったニュースはまだ記憶に新しい、それからも年金と福祉の改革

にはほとんど手つかず状態でそのまま現在まで尾を引いていた

そのためいまや行き詰まりの感がある介護施設問題となってしまっ

たわけです、ではどうすればよいのか、その正解を出せる人あるい

は政党が日本を本当に暮らしやすい国にしてくれるでしょう、それ

がこの国の基盤的な経済を豊かにしてくれるでしょう

いわばこの問題は試金石になっているわけです、どっちにしても家

の中に介護の場を押し付ける今のやり方は正しい方向ではないと

思います

 


風邪をひいたけれど

2014-12-08 10:41:02 | 病気も仕事

この数日間は風邪をひいたらしくてうっとおしい症状に悩まされて

います、ちょうど先週に心臓内科の外来受診日だったので診ても

らい、ついでに風邪薬を出してもらいました、それは総合感冒薬

で3日間分でした、それも全部飲み終わってしまいました、

あまり高熱は出ていないので多分インフルエンザではないでしょう、

それでもだらだらと痰が切れず、鼻水は出るし、筋肉痛は残って

いるし声は出ないし、眼は涙眼だし、近くの通いつけの病院へ

行ったものかどうか迷っています、へたに病院へ行くとそれこそ

流行中だというインフルエンザをうつされないとも限りません、この

最近はじいちゃんの病院通いやら、自分の諸行事やら立て込ん

でいたところへ急激な寒さが来て参ったというわけです、少し

休養を摂ることにしました


肺炎球菌ワクチンだけでなく口腔衛生も必要

2014-12-04 20:58:21 | 病気も仕事

いまインフルエンザが急速に流行りだしたらしいです、丁度先週にインフルエンザのワクチン注射を

打ったところでした、これと並行して肺炎球菌ワクチンも摂取したほうが良いといわれています、

人に関係する肺炎球菌は93種あってそのうち23種類の菌が肺炎発症の80パーセントを占めるそう

でワクチンはこれら23種類の菌にきくものだそうです、インフルエンザに罹った場合も後遺症で

肺炎になることがあり、その肺炎発症を抑えるにも肺炎球菌ワクチンが好いそうです、とくに高齢に

なると多くなる誤嚥性肺炎では食事中の誤嚥は勿論のこと、夜寝ている間に唾液を知らず知らず

誤嚥する場合が多いそうです、唾液中には肺炎球菌が雑菌として多く含まれるのだそうです、

従って口腔衛生に気を配ることは単に歯周病や虫歯の治療にとどまらず肺炎を防ぎ心臓病を防ぎ

脳を守るなど体中に関係するようです、わたしもこれまで月1回は歯科医院へ通って歯石を取ったり

虫歯の早期発見などをしてもらってきましたが、今後は体の健康のために通院しなくてはいけないと

思いました、もちろん肺炎球菌ワクチンを打ってもらうことはいうまでもありません


超高齢社会の介護は家庭で看れるか

2014-12-03 20:39:23 | 看取りと介護道

朝日新聞で連載中の「報われぬ国」で高額医療費の負担という記事を

読みましたが、ここに書かれていることは全くその通りだと思います、

大きくいえば悲劇であるといわざるを得ません、入院した場合の

医療費は2割負担、3割負担、1割負担など年齢的収入的条件で異な

りますが、問題はいわゆる消耗品にかかる費用が馬鹿にならない

ということです、たとえば、パジャマ、タオル、使い捨ておむつや

尿パッドなど、毎日の使用量が半端ではありません、記事にある

ように月当たり15万円というのは最低限かかるのです、しかも入院中

も老健、特養、有料老人ホームの部屋費用を払わないといけませ

ん、一体全体何才で死ぬかは誰にもわからず、90才も過ぎて、

ただいつ終わりが見えるか分からない老後の生活費用を確保して

おくというのは誰にでもできることではなく、一部の金持ちにしかでき

ないことです、いまの政治で争論になっている消費税率アップ、

アベノミクスによる富裕層しか楽にならない経済の下では一般の大多

数の庶民は老後の生活が見えてこない苦しさのなかで喘ぐばかり

です、そして家庭で介護をさせようとする今の方行は実態を見てい

ないといわざるを得ません

人生50年や60年で終わっていた高度成長時代までとは介護の

性質が過酷さにおいて長さにおいて違うのです、90才や100才ま

で寿命が延びたことが日常当然である今の日本では、かつての

ように家族で老人を大勢の家族で家庭で看るというようなことは

もうできないといっていいでしょう、ここを何とか打開するのが政治

の英知というものです、介護は社会で面倒見る、90才以上の

老人は行政で無料で看るというような社会福祉がなされないとい

けないと思います