草津白根山の噴火は約3000年ぶりということだ、白根山は活火山ではあるが観測の対象ではなかった、余りにもおとなしい火山であるからで、むしろ隣の火山の方が観測対象であった、全く人間の知恵や思考力をあざ笑うかのごとき今回の突然噴火であった、
地震学者は地震の予知はできないと考えた方が良いと発言した、火山噴火も同類であろう、それくらい捉えるのが困難ということ、3000年という時間は人類にとっては非常に長い、だが火山にとっては昨日のことぐらいのことなのである、従って今のところ天変地異が起きていないのは地球規模の尺度の中で偶々起きていないのであって、人間、特に日本現政権はもっと自然に対して畏敬の念を持たねばならない、この日本には活火山が111ぐらいあるらしい、日本全土が火山でおおわれていると思っていい、活火山とは、過去1万年以内に噴火した火山と今も活発な噴気活動が確認されている火山のこと、世界には約1500の活火山があり、殆どが環太平洋に分布し、日本は活火山数で世界4位という、
突然噴火は日本では世界4位の確率で起きるということだ、
その火山国日本に約50基の原発が海岸地帯に分布し、4基が稼働して、今からまだまだ再稼働させるというのが政府の考え、これは異常と言えないか?どこかの国からミサイルで原発を狙われる危険性が議論されているが、火山は人間の営みなど無関心に突然噴火し原発や市町村を襲う可能性は大きいのだ、
伊方原発運転差し止め、広島高裁仮処分判断(2017 12/13)はそういう意味で非常に卓見な判断である、その理由は伊方原発から130km離れた阿蘇山の火山活動可能性が十分小さいかを判断できる証拠がないというものである、そこで9万年前に起きた火山爆発の火砕流が伊方原発に到達する可能性が小さいとはいえず伊方原発の立地が不適切であったと認定した、原発と火山との立地関係を論じた判断は全く異論がない
白根山の突然噴火はこの原発稼働中止の判断にとって的確な証拠である、日本は即時に原発から完全に分かれるべきである