(童話)万華響の日々

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「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の道展」 国立新美術館 を観た印象

2019-06-05 19:23:37 | 展覧会

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の道展」2019.4.24-8.5 国立新美術館 を観た、都美術館で同時開催中のクリムト展を補完するような展覧会である、ぜひ両方を観たいと思っていたが実現した、絵画以外にも当時の椅子だのドレスだの食器だの飾り物だのが観られる、ウイーン世紀末の貴族の暮らしが偲ばれた、ロダン作マーラーの頭部彫像がある、クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」1902年の大作が目玉だ、金色の水玉模様の特徴が出ている、エミーレの誇り高い整った顔そのポーズがいかにも気品にあふれていて好ましい、マクシミリアン・クルツヴァイル作「黄色いドレスの女性」1899年もよく目立つ、そのほか展示が極めて多い エゴン・シーレの画風は風変わりで好き嫌いの分かれるところだろう、「自画像」1911年はその特徴がよく出ている、目、口、鼻、耳、額、顔の輪郭、すべてが良く捉えられている、その集合体である肖像画は特異な人間の顔だと思う