(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

ピンピンコロリンとはどういう生き方か、一つの憶測

2013-10-30 21:29:25 | 生と死を想う

きょうの某テレビ放送をみていたら、介護退職者10万人を超えた

という特集でした、40代で親の介護で職を辞めた人、60代で配偶者

の介護で退職した人、あるいは、その両方で退職のやむなきに至った

人、・・・・

そして、再就職しようとすると難しい関門が待っているとのこと、

まったくみていて同情などという生易しい気分ではいられません

収入はなくなってしまい貯えを食いつぶしてゆかざるを得ず、先に待っ

ているものは不安と暗闇です

わたしの場合は、両親の衰えや認知症の発症で介護に本腰入れ始め

たのは会社を定年退職したあとであったのでまだましです、

しかし、その後の再就職は望むべくもありません

本当に余裕などなく今日ををなんとか過ごして行ければと

いう心細い日々です 

多くない年金収入と心細い預貯金の切り崩しでやってゆくしかありませ

ん、だれもが長生きを望みながらも、施設に入ったり、病院入院せずに

最期を迎えたいと誰もが思っているわけです

こないだも、テレビ放送でご長寿の老人たちがお元気でダンス、

100メートルとかマラソンとかの陸上競技、水泳などなど、とにかく達

者で元気、パワフルです、これらの人たちはみないつまでも生きていた

いというのではなく、こういうスポーツなどに没頭してその最中にあっ

けなく心臓麻痺など起こして死ねたらいいという姿勢ではなかろうかと

(失礼、勝手な推論です、もしもそうでなかったらお詫びします)、すな

わち「ピンピンコロリン」を達成したいという生活努力であるとみました

ただ、こういう生き方が必ずしもいいかどうかは別物だと思います

人生は神聖であり、生は勿論,死も自分では決められないもので成り

立っているように思います、

だから、与えられた人生を、暮らしを精一杯努力して苦労して悩み、

生きるということしかないのではないかというのが自分としての結論です


映画 ラスト サムライ   アメリカ  2003年

2013-10-27 17:59:27 | 映画の印象

新しい時代の訪れを感じながらもそれに順ずることを頑なに拒み自分たちの伝統を守り、あくまで抵抗し侍のまま死ぬことで、それも打ち負かされることが明々白々であることが火を見るよりも明らかであることを知りながらも滅びることをむしろ願いつつ死を選ぶ

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映画の真相とその隠された深層


映画  謝罪の王様 日本  2013年

2013-10-25 21:19:21 | 映画の印象

国が違えば相手を侮辱することにもなるなど、実に滑稽なドラマの進み方の中に真実をとらえた皮肉たっぷりの内容が込められ、現代人に謝罪のあり方について警鐘を鳴らしている

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超大型台風の発生におもう

2013-10-24 22:08:26 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

いま来つつある台風について思うことですが、実に怖ろしいのは

台風28号です

その中心気圧は900ヘクトパスカルという超低気圧台風です、

もちろん二人三脚でやって来る台風27号も並大抵の台風ではありま

せん、台風28号は予報によれば日本の東の太平洋上を進むらしく、

本土直撃はなさそうで、不幸中の幸いです

痛感するのは、ついに発生したのだなということです、

つまり今世紀に入って地球温暖化の影響は超大型の台風生み出すだ

ろうと予想されていました

今回は日本を直撃することはないということで少し安心の気持ちです

が、これが上陸するとか列島近傍を通過するとかしたらいったいどうい

うことになったのだろうかということでそら怖ろしい気がします

中心気圧が900HPaであると、瞬間風速は小さくても秒速60mであろ

うといいます、想像がつかない破壊力を伴った台風です

防災に関する考え方を根本的に変えなければいけないようです、

最近よく発生する竜巻を含めて防災方法を考えなおさないといけない

のではと思います

災害の起こるたびにこんなにも大勢の市民の避難の必要性が日常化

してきて、全く安穏としていられません

そこで各地に散在する原発の災害が起きたとき、一体どういう避難が

求められるのでしょうか、避難する場所が日本にあるのでしょうか

全く心配です、心配のしすぎでしょうか


天野祐吉さんに教わった隠居の極意

2013-10-22 21:38:28 | 日記

コラムニストの天野祐吉さんがお亡くなりになりました、

全く急なことで驚くと同時に本当に残念なことでした、

日本の良識派であり、脱原発の強い主張者でした

隠居大学の創始者であり、NHKのラジオ深夜便を担当されていました

隠居というのは最近はあまり聞かなくなった言葉ですが、好い響きです

長屋のご隠居さんというのは落語の主人公です

(こころの)ゆたかさと、ユーモアとゆっくリズムの代表名刺のようで好いです

新聞の「CM天気図」なども楽しませていただきました、もっと長く同時代を

共に生きて闘っていただきたかったのですが、残念というほかありません

ところで、今日はばあちゃんと一緒にかかりつけの医院にゆき、二人とも

インフルエンザのワクチン接種をしてきました

わたしも心臓手術後は毎年ワクチンを接種しています、

きょうはおとなしく過ごします


よそはいいね、と思うことなく

2013-10-21 21:22:41 | 日記

昨日20日の朝日新聞、「男のひととき」は「よそはいいねに沈黙」という

65才の男性の寄稿です

男性は奥さんと共に両親の介護で忙しく、そのために好きな夫婦での旅行

ができない、一泊の県内旅行に退職後8年間に一回だけ行ったきりだとの

こと、元職場の友人たちは海外旅行に行っていると聞き、よそは好いねと奥

さんが呟いたとか、夫の男性はただ黙って聞くしかなかったそうです

 ともかくも長期にわたっての介護ご苦労様ですと同じ立場の者として応援

します

両親の介護や子供が障害を持っていたりするとなかなか自分の自由に好き

なことができません

さて、こういう問題はかなり難しいものです、旅行が好きな人はやはり旅行

がしたいでしょう

しかし人生は自分の思うようにはなかなかゆかないものです、

もし自分が病気になって長期療養を強いられたりしたらどうしますかね

わたしはその時の自分の状況に合わせて別の何か好きな道を見つければ

いいと思っています

新しく別の何かを始めるきっかけなんてのはそんなものです

きっとその新しい趣味に没頭し、生きがいを与えられて感動するはずです

わたしら夫婦も両親の介護、自分の病気の治療や養生、で諦めた楽しみは

いままで随分とありました

体力の衰えや病気と手術など、それまで好きでやっていた趣味やスポーツ

とおさらばしました

その代わりに体力がなくてもできる散歩や映画鑑賞や読書や花木をめでる

などに楽しみを見出しています

そのうちに自分でも絵本や童話を作ってみたいと思ったりしています

そのときそのとき臨機応変にうまく適応していかないと、と思っています

介護もそうです、こうでなければいけないと思って進めません

現実は思っているより上手(うわて)です、振り回されています

それでも、後手後手ですが臨機応変に順応して対策していくことが求められ

ています

気持ちもできれば体も柔軟であることが一番重要だと思います


映画 トランス アメリカ/イギリス 2013年

2013-10-15 16:22:27 | 映画の印象

さて、小包として配達されたコンピューター端末のアイコンを押すだけで催眠状態に誘導されてしまう恐るべき催眠術あるいは催眠誘導、こんなのが実社会で行われたら大衆は集団催眠状態に陥らされるだろう、あり得ないようでいて充分にあり得るはなしである

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大仏師 松本明慶  仏像彫刻展を観る

2013-10-11 21:10:04 | 展覧会

やれやれ中秋だというのに暑いです

その暑い中を、いま池袋の東武デパートで大仏師 

松本明慶(1945年生まれ)の仏像彫刻展が開催されていますので

観に行ってきました

こういう展覧会は珍しいと思って行ってみました

仏像の数が多いのに驚き、その精緻な彫刻に驚き、今も大活躍する大仏師

という方がおられることに驚きました

一本の大木、松、楠、白檀、欅、桜、樫の木などが彫刻用に使われています

大黒像が大木の上に彫られているのも展示されていて、精確な彫刻に驚きました

明慶師はその名前から鎌倉時代の運慶快慶の流れをくむのでしょうかね

明慶師は仏画も描かれていました


映画  風立ちぬ   日本  2013年

2013-10-09 22:13:13 | 映画の印象

このアニメの狙いは科学工学の最先端をゆく技術が如何に美辞麗句に彩られていようと墓場へと人を導きかねない危うさを秘めたものであるといっている気がしてならない

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イラストレーター 和田誠さん

2013-10-08 22:06:10 | 展覧会

昨日のえほん「ねこのシジミ」で著者として紹介した和田誠さんはNHKの

「みんなのうた」のアニメーションや週刊誌週刊文春の表紙絵など担当されてきました

上のポスターにあるような猫の愉快なイラストも得意とされています

この展覧会も観させてもらいました、幅広い活動範囲で活躍されていることを

知りました

「シジミ」の絵とは全く違ったユーモラスなイラストで印象的です


えほん  「ねこのシジミ」

2013-10-07 22:29:35 | 猫、ねこ、ネコの図書館

「ねこのシジミ」 和田 誠 著

ホルプ出版 発行 1996年 

捨てられていた四匹の子猫がそれぞれ

拾われてゆき、飼われました

そのなかでショウちゃんは一番きたなくて

目ヤニのでていたぼくを連れて行きました

ぼくはシジミという名がつけられました

シジミみたいだったからです

どろぼうもつかまえました

というわけで、シジミの毎日が描かれています

絵は細かい線描画でリアルです

イラストレーター和田誠さんのえほんです

 


「藤城清治 光と影の動物園展」をみる

2013-10-03 22:11:06 | 展覧会

いま銀座の教文館で開催中の「藤城清治 光と影の動物園展」を観てきました

藤城さんはいろんな動物の影絵を描いておられますが、一つ一つの作品が独特

の幻想的な世界を作り出し、実にメルヘンとファンタジーの折り重なった

素晴らしい芸術です

こんかいは中でも、猫の絵が多くて楽しいものでした

藤城さんは犬も猫も大好きで飼っておられますが、今までに付き合った8匹の

愛猫のスケッチも展示されていて先生の熱い想いが伝わってきました

影絵の透明なカラーの世界が観るものを不思議な夢のような雰囲気の中に

包み込んでくれます


介護の判決 「家族の責任どこまで」について  非情だ

2013-10-01 22:14:34 | 看取りと介護道

9/27朝日朝刊・「家族の責任どこまで」について10/1朝刊の「声」蘭で

関連意見が述べられています

認知症で徘徊壁のある老人が介護家族がちょっと目をはなした隙をついて

外出し鉄道事故で死亡した、

JRは損害賠償金を遺族に請求し、裁判になったが、その結果は遺族に賠償金

を払えというものでした

判決の趣旨は介護家族が見守りを怠ったからということです

この判決に多くの反対意見が出されたそうです

そりゃあそうでしょう、現実を見ず、介護という実態を見ず、人間理解がないからです

JRは人身事故が起きたときには遺族に損害賠償金をもとめるのは通常の行為

だそうです

海の遭難や登山の遭難救助でも民間が救助に行った場合は、家族に負担金が

要求されるのと同じことでしょう

ですが、この裁判は余りにも非情に感じられます

見守りは実にきつい作業です、トイレも、食事も素早くすまし、夜でも昼でも、

24時間見守っていなければならないからですし、

認知症患者は実に介護人のほんのわずかな隙をみてとんでもない行為を

するのが巧みなのです

それだけの緊張と苦痛を強いられながら見守りを完全にすることはほとんど

無理でしょう

だから部屋に閉じ込めたり、鍵を掛けたり、そういうことが必要になってしまいます

人間性を無視したくないのはやまやまですが、仕方ないことでもあります

また、施設入所も一方といいますが、場所と見守り人が代わっただけで、

施設だってどうしようもないときには監禁やむなしで新聞記事になったのを

何度も見てきました

やはり、施設も人手不足なのです、いわんや家庭においては言うまでもありません

人手さえあれば、かわるがわる見守りができるわけですから

現実は厳しいです、人手は少なく、介護費用は高くなるし、介護はますます

家庭に押し込まれるし、出口の見えない状態が続くばかりです

どうしたものでしょうか、政治的に解決策があるものでしょうか

消費増税8%が 決まったようですが、介護施策の貧困を少しは向上改善できるのでしょうか