今回のコロナ禍の給付金10万円一律全国民に送金する件、郵送で申請書が配られるという。まだ来ない。一方でマイナンバーでオンライン手続きすれば速く送金されるという。ところが、あにはからんや、これが目詰まりを起こしなかなか進まないらしい、聞くところによれば申請書の内容を住民票と照会・確認するところで手作業であるから滞るということだ。行政はこの時とばかりにマイナンバーの使用普及をもくろんだらしい。個人の口座番号とマイナンバーを結合させるのが目的らしい。ところがマイナンバーカードの取得が必要になるが、そのためにコードリーダーというものが必要となり準備に少々時間もかかるようだ。しかも個人情報が洩れる危惧を覚えて多くの人がマイナンバーを使いたがらない、と言われている。こういう状態の中で今回は好機とばかりにマイナンバーのオンライン手続きを適用したのはいささか勇み足だ。一番言いたいのは、コロナ禍と云う非常事態の時にまだ普及の浅いマイナンバーカードを使うということが最適であったろうかということである。安定した使用状態にはなはだ遠い技術をこの非常時に素早く対処すべき時に使ってはならない。むしろこういう非常時にこそ手あかのまみれた少し古くとも安定している方法、郵送、こそが最適であったはず。政府の考えが焦っていたか、便乗して目的を果たそうというよこしまな考え方があったか、定かではない。だが、こうした便乗主義の利用は、現政権は実にお得意である、それが今回は裏目に出たというべきだろう。
最近よく聞く言葉、「コロナと共存する」、このキャッチ・フレーズを聞いてやや複雑な気持ちが浮かんだ。これは新型コロナ・ウイルス感染症が今後も継続するだろうがそれはいつまでであろうか、という疑問の答えが次のどれなのだろうかにかかっている。すなわち良いワクチンが開発されるか、良薬が見いだされるか、または集団免疫が達成されるか、である。ワクチンか良薬が開発されない限り集団免疫が達成されるまでこのコロナと付き合ってゆかねばならない。歴史的には先史の時代から人類は感染症に付きまとわれていたようだ。細菌であったり、微生物であったり、寄生虫であったり、ウイルスであったりした。細菌やウイルスの場合には、長いこと集団免疫が達成されるまで人類は人口を大幅に減らさざるを得なかった。ジェンナーによって天然痘の種痘が発見された(1796年)、それ以来ワクチンがいろんな感染症の予防に研究されてきた。従ってワクチンか特効薬が見いだされない限り、先史からの流行病に対した態勢と変わりがないのである。今がまさにその状態ではあるまいか、「三密」を避けるしか術がないのだ。すなわちウイルスから身を隠すしかない。その意味で「コロナと共存」とはまさしくおこがましく不遜な態度であり、むしろコロナウイルスによって支配されている状態というのが正しいと思う。コロナウイルスの機嫌を取りながら細々とおとなしく、つつましく生きる、あるいは生かしてもらうといったほうが正しい。ウイルスが一旦牙を剥いたらただただ自粛して籠るしかない。現代では幸いにしてネットという道具がある。このネットを使えばかつてとは違ったつつましい生活ができるだろう。
懐かしくも優しい歌声で魅せられたスーザン。ボイルの歌声を聴きたい
「アメージング・グレース」
https://youtu.be/NOaKuQcOxaI?t=160
黒川検事長の事件はどう言ったらいいんだろうか、勿論あの賭けマージャン事件のことだ。一体この人は正気かい?法の番人としてナンバー2なんだろうが、それがこの蛮行に及んだのである。彼に関して定年延長法案で大もめにもめたばかりだ。それがこのていたらく。報道では本人が辞意を漏らしたらし。一寸おかしくないかというのが正直な気持ちである、真相は何か、徹底した調査を求めたい。
新型コロナウイルスの感染状況を日を追って知るにつけて、当初武漢で始まったころの症状がここ4か月ほどで随分と変化してきたことに恐怖を覚える。感染して発熱等の発症が出るまでの潜伏期間が長い(1週間から2週間)、そして発症する直前までに感染力が極めて大である、もちろん発症してからは感染力は強まるらしい。ウイルスは血管を襲って血管を痛め、かつ血栓を作り肺や心臓あるいは腎臓、あるいは脳で梗塞を起こす。従って糖尿病や腎臓病、肺機能が悪い人(喫煙者)は重症化しやすいようだ、アメリカでは子供に川崎病に似た症状が出て重症化するという。初めのころは質の悪い肺炎として報告されてきた、だが、多臓器不全で亡くなる人もいる、脳梗塞、心不全、腎不全、末端手足指などの末端の壊死なども起きる。このウイルスは全身を冒すと見たほうがいい。これはウイルスが感染を通じて変異を少しずつ起こしているのではないか、既に武漢型と米欧州型の2タイプが明らかになっている。基礎疾患がある人は危ないといわれてきたが、更に注意が必要、基礎疾患はどうしても高齢化につれて目立ってくるだけに、老人が重症化しやすいというのはその通りだ、この感染症のおかげで平均寿命が短くなるのではないか、スペイン風邪のウイルスがどれだけ変異したのかは知らないが、調査できたら何かがわかるかもしれない。スペイン風邪は3年続いた、2年目に一番感染者が多かった。ということは2年目に流行ったウイルスがたちが悪かったかもしれない、今回の新型コロナウイルスはどうであろうか。
気分を変えて「天使にラブ・ソング アイ ウイル フォロウ ヒム」を聴こう。
「天使にラブ・ソング アイ ウイル フォロウ ヒム」
https://youtu.be/J5-TlK9DrWc?list=RDJ5-TlK9DrWc
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