(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

暗くても大丈夫

2011-04-28 22:04:07 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

たまたま都心に出る用事があって、JR駅を利用しました。

照明がだいぶ暗くなっていました。

それでも、通過する人々は黙々と歩いていました。

わたしも、別に違和感を感じませんでした。

そもそも、いままで通路などの照明は明るすぎたように思います。

不必要に明るくする必要はないと思います。

わたしも、寝るときに枕元に置いてあったスタンドを止めました。

というのは、丁度、電球が切れたので新しい電球を買うのを止めたのです。

寝ながら本を読むこともしないし、余り必要がありません。

やはり、ナンと言っても夏の冷房をどう乗り切り、熱中症を予防するか

頭が痛いです。

酷暑になったら、冷房を入れるしかなすすべがありません。

何とか、知恵を絞りたいものです。

 


花を咲かせない牡丹

2011-04-25 22:05:19 | 花の万華鏡

今年のうちの庭で、ちょっとした異変がありました。

例年は今頃、綺麗な花を咲かせてくれる”ピンクの牡丹”が、

一つもつぼみをつけてくれませんでした。

(とおちゃん、去年、剪定をまちがってしまったのかネエ?)と、ハナミズキ

「いつもの通りに咲き終わった花柄を切り取っただけなんだがなあ」と、とおちゃん

(でも、綺麗な葉がたくさん茂ったじゃあないか)と、ハナミズキ

そういうわけで、牡丹は今年は、花を咲かせるのを一休みなんだそうです。

その代わりに、本当に瑞々しい葉を見せてくれています。


いつの間にか

2011-04-24 17:46:23 | 日記

大震災・大津波の余りの悲惨な結果と、放射能汚染の推移に

気をとられていた間に、

桜の花が咲き、庭では”ハナミズキ”が冬眠から覚めていました。

気がついたら、花もちらほら、葉もケッコウ出ていました。

(ぼくらが花を咲かして、葉を茂らせて、季節の移ろいを知らせてあげない

と、みんなが元気が出ないからネエ)と、ハナミズキ

「そのとおりだ、これからも、生きている姿を示して季節の移ろいを

教えておくれナ」と、とおちゃん

ハナミズキは若葉を振るわせて、そのようにしようと、答えていたのです。

 


三浦光世著 「死ぬという大切な仕事」の意味

2011-04-22 20:43:05 | 生と死を想う

”生と死”について、三浦光世さんの著作に学んだところを書いてみます。

「死ぬという大切な仕事」 三浦光世著 光文社 2000年5月 
 
 
作家、三浦綾子の作品と聖書の箇所を紹介しながら、死ぬということが

いかに大切な仕事であるかを説く。

自伝「道ありき」では、死んだはずの正の寝息が十日間ほど聞こえた、肉

体は死んでも霊は滅んでいないと確信した。

綾子の妹の陽子は「氷点」にも登場する。6歳と2日で幼くして死んだ。

聡明な子であったという。

弟の昭夫は交通事故で45歳で死んだ。何日かたってこの昭夫が綾子の

夢に現れ”天国って、本当にあるわ、綾ちゃん”と言ったそうである。

”よく生きた者が、よく死ぬことができる””主の山に備えあり”

 旧約聖書に登場する人物の中で、死ななかった人物は、エノクとエリ

ヤ。”エノクは死をみないように天に移された。神がお移しになったので、

彼は見えなくなった”(ヘブル人第10章5節)

もう一人は、エリヤである。”エリヤはつむじ風に乗って天にのぼった”(列王記下第二章十一節)

作品「ちいろば先生物語」の榎本保郎牧師、

「岩に立つ」の鈴木棟梁、「氷点」での洞爺丸事件での二人の宣教師の

死、「泥流地帯」の村民、「母」における小林多喜二の母セキさん、すべて

その死が際だち光を放つ。

作家綾子の秘書の話

 夫、光世は1966年12月1日に旭川営林局を辞した。綾子の協力を全

面的にすることにした。そこで秘書を雇った、初代は夏井坂裕子であっ

た。1970年11月からであったが、結婚で1年8ヶ月で辞めた。二代目は

八柳洋子であった。元ナースであり、健康管理に気を配ってくれた。秘書

として優秀であった。しかし、1988年頃から肺癌に罹患していることが

わかった。旭川六条教会に寄稿した彼女の手記がある。そのなかで彼女

は癌にかかったことを、神さまからの大きなプレゼントであり、もはや全身

に転移し末期であることを知って、治療もかなわず家でゆっくり過ごすし

かないとわかった。現代医療から見放された。自らの人生をかえりみて

55年の生涯が実に幸せであったと述懐する。癌という病を得たことによ

り、より一層神さまのご臨在を実感したことは大きな恵みであると書い

た。「神の恵みは、私は罪深く、心弱く、おくびょう者ですが、神さまは弱

いときにこそ強くしてくださる、とお約束してくださった。私はいまこの御言

葉を実感しております。」彼女は26年間秘書として働いてくれた。

1999年3月1日死去 55歳 同年10月12日綾子死去 77歳であった。

長野政雄の犠牲死 「塩狩峠」1966年4月から2年半、「信徒の友」に連

載された。

 綾子が死んで、いま、どこにどうしているのか、さだかではないとして

も、再会の望みをいつも確信していてよいのであろう。むろん、この世に

おける妻としての存在を、そのままひきずるということではなく、もっと確

かな存在としてである。そのためには、やはりこの世における生き方が問

われるはずである。そして所詮、赦されなければどうしようもない人間で

あることに思いは至る。

 以上のような結びで三浦光世さんの著書は終わる。

 死ぬということは人生の最大のしごとであるという。イエス・キリストの死

こそは人類にとって最もありがたい死であった。

このように、仕事をいわゆる労働として狭くとらえるのではなく、隣人に対

する愛の実践として死に至る道程を踏むことが”仕事”なのだと主張す

る。”働かざるもの、食うべからず”は、文字通りの意味から拡大されて、

死に至るまで他人(隣人)に尽くすという生き方なのだといい、その完全

なる実践者はイエス・キリストであるとの主張は説得力がある。

癌という業病すらも、神のお恵みであると思う精神の高みは、神を信仰す

るものにのみ与えられ到達しうる恩恵の極致であろう。


自治会役員を退任

2011-04-21 16:22:59 | 日記

町内の自治会役員を4年間勤めてきましたが、退任いたしました。

地域に奉仕しようとの思いで、入ったのですが結構忙しく、病院へ入院し

て手術などしながらやってきました。

同僚役員の方々の協力のお陰で何とか離脱せずに勤めてくることがで

きました。

老親の介護やらが次第に重くなってきたこともあって、新しい方々に代わ

っていただきました。

今後、地域に密着してボランテイアをすることは、ますます重要になってく

ることと思います。

今回の東日本大震災においても、被災民の救助や復興など多方面で自

治会が必死の働きをしていると聞きます。

現役を退いた年金生活者の老人の皆さんが、その気力と体力を生かし

て地域のボランテイア活動に精を出しておられるのを、あちらこちらで見

たり聞いたりします。お仲間がいることを心強く思います。

今後はわたしも違った形でのボランテイア活動を志したいと思っています。


東北地震犬猫レスキュー.comについて

2011-04-20 22:02:04 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

昨日のニュースで、福島の原発事故で避難されている方が、

久々に家をみに帰られたときの様子が報じられていました。

その方は、家に愛猫さんを置いたまま、避難せざるを得なかったそうです。

20才以上になる猫さんは主人の帰りを待つような姿で亡くなっていたそ

うです。

その方は、猫さんを抱いて声をあげて泣いていらっしゃいました。

全く、可哀相でした。

[東北地震犬猫レスキュー.com]というサイトを見つけました。

避難所で飼えなくなった犬・猫や、飼い主からはぐれたり、飼い主が亡く

なってしまった犬・猫たちが、たくさんいるようです。

是非、里親になってあげたり、一時預かりなど、支援に当たってゆきたい

ものです。


映画「英国王のスピーチ」 その印象

2011-04-19 20:53:34 | 映画の印象

映画「英国王のスピーチ」
評価度★★★★

 内向的で国王になど金輪際なりたくなかった王子がドモリを克服して歴

史的な演説を成功させ、国民に勇気と感動を与える国王となった。

 またその陰には王のドモリ(吃音症)を矯正した町の民間療法士のオー

ストラリア人の熱意と友情があったことが物語られる。

 ジョージ六世の兄のジョージ五世は政治より恋愛好きな性格で二度も

離婚したシンプソン夫人と結婚した。そのため父王が逝去した後も一端

王位に就くがイギリス憲法に違反しているとして失墜し、王位は弟のジョ

ージ六世に回ってきた。この当たりはよく聞いた話だ。時はナチス・ヒット

ラーの台頭してきた時代であり、イギリス王はナチスに対する国家の対

応を決断しなければならない立場にあった。国会と教会とがその政治的

姿勢を国王にいわせるという構図が見える。中世の王ではあるまいし、

国王が政治を牛耳った時代ではない。

 ライオネル・ローグはどうやって内気と吃音で悩む国王を矯正したのだろうか。

 国王と平民という上下の関係はいわずもがな、患者と医者という関係を

も拒絶し、友達という対等な関係を要求し、自分への信頼に基づき、独特

な矯正方法を編み出す。その一つは、音楽を聴かせながら王に本を読ま

せる、音量を多くしてかなりの大音響の中で負けないように大声で本を読

むのである。王はあきれて帰ってしまうが、後で録音を聴いた途端自分

が驚くような流暢さで朗読していたことを知る。

 それが、初めてローグへの信頼感を抱いた時であった。しかし、そう簡

単には吃音を克服できない。いやが上にも、王としての責任を課せられま

さに清水の舞台から飛び降りる気持ちで望んだ一世一代の国民への放

送で、彼は自分の内気に打ち克ったといえる。放送の最中、ローグはま

るで指揮者のごとくに王の前に立ち、崩れ落ちそうとする王の気持ちを

落ちつかせ奮い立たせ続けた。放送が終わった後で、ローグは初めて王

を陛下と呼んだ。

 英王室の開かれた環境がなければ、この映画も作られなかったであろ

うと思う。

 また、病を癒す者が、癒される側の者よりも、上でもいけないし、下でも

いけないという、セラピーという仕事にとってこれが最も大事な条件であ

ることを教えられる。敷衍していえば、愛する者は愛される者より上でも

下でもないともいえる。同様にボランテイアは奉仕を受けるものにとって、

対等の立場であることもいえる。情けをかけるとか、かけられるというの

は、何となく上下関係を生みやすい。そうであってはならないということで

あろう。相手が国王であれば、平民のローグはさぞかし緊張したのであ

ろうが、
ローグはこの基本を揺るがすことなく、全力で当たり誠意を尽くし

たからこそ、王の吃音を矯正できたのだと確認できる。

イギリス/オーストラリア 2010年
監督: トム・フーパー 
製作: イアン・カニング、 エミール・シャーマン、 ギャレス・アンウィン 
製作総指揮: ジェフリー・ラッシュ、 ティム・スミス、 ポール・ブレット 
 マーク・フォリーニョ 、 ハーヴェイ・ワインスタイン 、 ボブ・ワインスタイン 
脚本: デヴィッド・サイドラー 
音楽: アレクサンドル・デスプラ 
音楽監修: マギー・ロドフォード 
出演: コリン・ファース ジョージ6世
ジェフリー・ラッシュ ライオネル・ローグ
ヘレナ・ボナム=カーター エリザベス ガイ・ピアース エドワード8世
 ティモシー・スポール ウィンストン・チャーチル
デレク・ジャコビ 大司教コスモ・ラング
ジェニファー・イーリー ローグ夫人
マイケル・ガンボン ジョージ5世
映像:Allcinemaより
劇場:TOHOシネマズ


震災瓦礫の有効な利用

2011-04-18 20:25:45 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

震災地でもの凄い量の瓦礫が溜まっているとのことです。

木材を中心とする可燃性の瓦礫については、チップ化して堆積場に積み

上げられていました。

この処理(どのような処理か知りませんが)には20年以上の年月がかか

るとのことです。

当然のことながら、焼却処理も行われることでしょう。

もう既に当然ながら計画の中にあるのでしょうが、木材のチップなどは

火力発電所で重油などに混合して燃料とするのが一つの有効な方法で

はないかと考えます。

この方法は既に確立された技術のはずです。

もちろん発電に利用もできますし、発電所には排気ガスの処理装置も

あるので、大気を汚染せずにすみます。

この際、関係者には考えてもらえたらと思います。


原子力と雪女伝説

2011-04-17 21:32:15 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

「雪女」伝説は昔話の中にあり、小泉八雲の「雪女」は有名です。

樵の老人と少年は、吹雪の夜に雪女と会い、老人は雪女の息を吹きか

けられて死にます。

少年は、殺されない代わりに、この夜の出来事を決して他言するなと言

い渡されます。

何年もたって、青年となった少年の前に美しい女が現れ、樵はこの女と

結婚します。

何人も子供ができましたが、妻はチットも年をとらず若さを保ちます。

ある吹雪の晩に、樵は昔の出来事をついついしゃべってしまいました。

妻は、そのときの女はわたしだ、約束を破ったおまえを殺すべきだが、子

供がかわいそうだから大切に育ててくれと言い残し、霧と消えます。

この話、何となく、原子力エネルギーに似ていないでしょうか。

人間は原子力エネルギーと出合ったが、その出会いは原子爆弾という

破壊的な暴力者として人間、日本に現れたのです。多くの人が死んだ

が、その後、出合った原子力は穏やかに燃えて人間に電力を供給してく

れ、今日の豊かな生活を与えてくれました。ところが、今回のとてつもな

い地震・津波で再びその本来の危険な性格をあらわにして人間に迫って

います。

昔の(本来の)暴力的・危険な性質を軽んじ、自分勝手な想定範囲なる壁

を設け原子力を制御できると安全宣言をし、もしかの場合に備えなかった

我々はその報いを受けたのかもしれません。

温和な原子力のイメージが忘れられない我々は、

今も残る多くの原子炉に対して、その対し方が問われていると思います。


新電力源としての太陽電池の大普及を

2011-04-15 21:02:20 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

古くてもう活動しないだろうと思われていた活断層までが、

今回のM9地震で刺激を受けて目覚めてしまったらしいといわれていま

す。あちこちで発生するM7や8の余震がそれを物語っているそうです。

これは困ったことになりました。

もう、こんな危ない地盤の上に原発を乗っけておくことは無謀・無理です。

電力源を原子力以外のものに求めなければいけません。

今までの火力、水力以外に太陽熱、太陽光、風力、地熱、波力、バイオ

マス、などは以前から言われてきたしまた実施されています。

このなかでも、いままでも実施され普及してはきましたが、

太陽電池パネルを大々的に各世帯に普及するのがいいと思います。

国や自治体が補助金を出して屋根という屋根、壁という壁、取り付けら

れるところはどこでも着けるべきです。

街灯などは、太陽電池で充電した蓄電池でやればいいのです。

家庭で電線からの電力を必要とするのは洗濯機、冷蔵庫とエアコンぐら

いでしょう。それだって、工夫すれば太陽電池でやれるのではないでしょ

うか。緑化と一体化させたパネル構造で、温暖化も防ぐべきです。

ひとつ技術者には頑張って開発して欲しいと思います。


入れ歯治療の再開

2011-04-14 21:41:35 | 看取りと介護道

 

ばあちゃんは肺炎に罹り、入れ歯の治療を中断していましたが、

健康体に戻ったので歯の治療を再開しました。

この間、過って入れ歯に塗ってあったコーテイング剤をこすり落としてしま

ったのです。

久々に歯科へ行って事情を話しました。

その結果、今まで使っていた入れ歯にさらに頑丈な盛り肉をしていただき

ました。

しかし、これはあくまでも応急的手当て的な処置とのこと。

望ましくは、歯を抜いた後に残っている神経を抜いて歯茎を安定させて本

格的な入れ歯を新作する必要があるとのことでした。

これを聞いて、実は大いに困ったのです。

89歳という高齢で心臓に持病を持ち、他にも代謝的な不具合をもち、お

まけに認知症ですから、そんな治療に耐えられるのかです。

しばらく今の入れ歯を使って様子を見ますが、どうするかと頭が痛いこと

です。


節電について

2011-04-13 15:53:07 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

東電の計画停電が中止されると聞き、好かったと思いました。

これで、安心して工場の生産や病院の手術などできます。

スーパーでは、ヨーグルトも棚に並んできました。

しかし、去年のような酷暑の夏の冷房に備えなければなりません。

そこで、一句 ”要らないものをあげてみよう夏までに”  といきましょう。

夏はもう直ぐそこに迫っています。何ができるか。

要らない電気器具のコンセントをこまめに外す、夜の門灯は遅くなってからつける、

電飾の派手な街路樹は要らない、電気製品の待機電力機構なんて要らない、

いたずらに不要なテレビやラジオは点けない。

トイレの暖房は切って布カバーを着ける、風呂の24時間保温を止める、

・・・・・それでも電気を切れないものは、冷蔵庫、浄化槽のコンプレッサー、・・・・・

まだまだ考えて節電しなくては、と思っていますが。

どの家庭でも、その家の事情に合わせた節電方法を

考えて見てはいかがでしょうか。


今年も桜を見に

2011-04-12 21:05:52 | 日記

千葉県でも桜が満開となりました。

いつもの年と同じく、道路の両側に延々と続く桜並木を見に行きました。

年毎に、成長して見事になった桜の花は、まったく圧巻です。

東北地方にも、これから桜前線が訪れてゆくでしょう。

津波でさらわれてしまった犠牲の桜の木もあるでしょう。

でも、残った桜がその分まで咲いてくれることでしょう。


映画「塔の上のラプンツェル」 その印象

2011-04-10 17:38:08 | 映画の印象

久々に映画を観に行ってきました。

被災された方々の苦しみを思いつつ、先ず自分も喜び楽しもうと、

噂のデイズニーアニメを選びました。

映画「塔の上のラプンツェル
評価度★★★★

2Dの吹き替え版で観た。景色の絵もきれいで人物や動物の姿も好ましいものである。全編ミュージカル調で聴いていてうきうきした。酒場の荒くれ男の姿もおもしろく、見かけからで人間を判断してはいけないと言う主張が生きている。

ストーリーはグリム童話から得られたものであるという。魔女にさらわれて高い塔の中で育ったラプンツエル姫は18歳にいたり、外界へ出たい思いが日々募る。

とりわけ姫の誕生日に空に見える神秘的な灯火の群を見たくてたまらない。そんなところへ盗賊の一人フリンが追われて道に迷い塔に入り込んでしまう。

そこでラプンツエルと遭い魔法の髪の毛で縛られる。姫はフリンに不思議な灯火の見える場所に案内することを条件に彼を解放する。そして、外界で魅力的な様々なことに出会うが・・・・。

本作はディズニー映画の傑作”美女と野獣”の別作の位置づけに当たる気がする。酒場でのいかつい面相の荒くれ男共はまさしく野獣であるが、彼らはラプンツエルが心込めて歌う”夢をもとう”に刺激されて夢見る優しい男共へと変えられる。

また見かけは優男のフリンだが、彼は生まれが貧しく心はすさび、盗賊でもして生きてゆくしかない人間だと自分で諦めていた。しかし、彼には城の主になろうという夢があった。だが、魔女ゴーデルの罠にはまってラプンツエル共々互いの生命の危機に遭う。

このとき、ラプンツエルもフリンも自分の命を犠牲にして相手を救おうとする行動に出た。さすがは、デイズニー映画の製作者たちだ。一瞬にして光輝くハッピーエンドへと駆け抜ける。

そういえば、白馬のマキシムも野獣といえないことはない。この暴れ馬もついには主人公の二人に従順に従うようになったのだから。

 観終わった後の清々しさは格別であった。
館内にはちびっ子たちがたくさんいて、わたしは老人一人浮いていたが、この映画は老若男女多くの人に喜びを与えてくれる。被災地の人々も観られる環境が早くくることを願うのみである。

製作国  アメリカ 2010年
監督: ネイサン・グレノ  、 バイロン・ハワード 
製作: ロイ・コンリ 
製作総指揮: ジョン・ラセター  、 グレン・キーン 
脚本: ダン・フォーゲルマン 
作詞: グレン・スレイター 
音楽: アラン・メンケン 
声の出演(日本語吹替版): 中川翔子 ラプンツェル、 畠中洋 フリン・ライダー 、 剣幸 ゴーテル、 岡田誠 フックハンド、 石原慎一 ビッグノーズ
 佐山陽規 警護隊長 、 多田野曜平 ショーティー 、 飯島肇 スタビントン兄弟 
 劇場:TOHOシネマズ
映像:Allcinemaより


凶暴化する自然の脅威

2011-04-08 22:41:25 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

昨夜は驚かされました。3/11大地震の余震だそうですが、強い地震でした。仙台地方では震度が6強あったそうです。

かつて、1964年の新潟地震のときは、大きな橋が落ち、高層のビルが傾きました。そのため、建造物は”砂上の楼閣”といわれたものでした。

いまや、日本の原発は震源上の楼閣といわれかねません。暴れまわる地殻の上に立つ原発というのは余りにも危なっかしいものです。

それに、今回の余りにも広範囲の震源地はもはや震源帯というべきで、今まで馴染みの深い局地的な震源地というものとは異なります。その地震エネルギーも酷く大きいものです。

最近の地球に起こっている自然災害は巨大化がその大きな特徴に思われます。台風、暴風、竜巻、落雷、豪雨などではいやがうえにもその凶暴

さを体験しています。おまけに、夏の気温の高さも耐えられないほどになってきています。そこへ今回の巨大地震と巨大津波です。

これら極端に凶暴になってきている自然の威力は一体何を物語っているのでしょうか。近代の科学的測定が確定してきた歴史の中だけで巨大災

害がなかったとか、あったとかで判断するのは近視眼的です。
防災の考え方も予防という観点だけでは対処できなく、最悪の場合を想定して生き残ることのできるあらゆる手段を用意をしておかなければならないと感じます。