(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

もしかして「新新三本の矢」が放たれたか

2016-01-31 20:17:14 | 社会診断 政治

安倍政権が又もや「新新三本の矢」を打ち出した、その一 甘利経済再生相の辞任、その二 甘利経済再生相に変えて石原大臣の起用、その三 日銀のマイナス金利政策、である、まさかこれが新新三本の矢かと疑いたくなるがよく考えると全くその通りとうなづけるのである、

まず第一の矢は甘利経済再生相の辞任 という逆境、政権への痛出を最大限に生かして災い転じて福となす策である、実は彼の辞任は28日の辞任発表の4日前の24日には決まっていたという報道があった、この日程でなけれてばフィリピン訪問中の天皇陛下の代理として皇太子殿下に新経済再生相任命のご依頼を取り付けておくことができなかったろう、

従って後任を石原大臣とすることも早々と決まっていた既定の事実であろう、なぜか、巷間では石原大臣は経済に疎く麻生副総理も石原大臣は経済に弱いなどとついつい口を滑らしたごとく報道されているがいかにも野党や国民をだます芝居に見える、

石原新経済再生相は新聞等大方の予想と異なって実はTPPの内容についてよく学習してきたはずだ、来年度予算の国会質疑では野党は油断しないことだ、手ごわいはずである、

また、甘利元経済再生相の辞任については余りにもきれいに辞任してしまったことがなぜか気味が悪い、それは夏の参院選挙に向けて日程的に躊躇できない事情がある、きれいすぎる涙の辞任に国民の同情すら聞こえてくる、これが狙いである、騙されてはいけない、

甘利経済再生相辞任を待っていたかの如くに打ち出された日銀のマイナス金利策、ついに打ち出の小づちを振った、このタイミングを待っていたわけだ、アベノミクスはこの策を出す時を実は待っていたわけだ、企業のベアもこれで押し出されるかもという見方だ、

安倍政権はより強力となって参院選に臨む、その武器は甘利経済再生相辞任による同情的政権支持の安泰、石原新経済再生相によるTPPの実施、マイナス金利策によるアベノミクスの下支えである、安倍政権は実に強い、逆境すら味方にしてしまう、憲法改正を企む勢力は万全の構えで進む、まずは国会論議を注目しよう


天皇・皇后のフィリピンご訪問に思う

2016-01-29 17:54:44 | 社会診断 政治

天皇・皇后両陛下のフィリピンご訪問は日本とフィリピンとの大戦時にフィリピン人、米兵、日本兵に多くの犠牲者があったことを改めて思い起こさせてくれた,戦後70年を経てまことに貴重なご訪問であった、

次第に大戦の記憶が薄れてゆく中でフィリピンでの激戦、犠牲になって殺された多くの人々のこと、いつまでも忘れてはならないということを知らされた、天皇・皇后が高齢のお体をおしてご訪問され現地の人々に会われお声をかけられ、墓地を訪れられた胸中は計り知れないものがある、

以下の朝日新聞記事はフィリピンのキリノ大統領が日本人の戦犯に特赦を与えて憎悪の念を受け継がせないという極めて人道的な処置をされた事実である、この寛大な処置に心から感謝して戦争に構えるような安保法(集団的自衛権行使など)は廃止すべきなのだと思う

 1/28朝日新聞{天皇、皇后両陛下が訪問中のフィリピン。戦後間もないころ、当時のエルピディオ・キリノ大統領(1890~1956)は、収容していた日本人のBC級戦犯全員を特赦した。両陛下は28日、そのキリノ大統領の孫娘ルビーさん(62)らと懇談する。そしてこの対面を特別な思いで見守っている人たちがいる。

 大統領の特赦の4年前から、戦犯の釈放を求める200通超の手紙をキリノ氏らに送り続けた画家が島根にいた。島根県布部村(現・安来市)出身の加納莞蕾(かんらい)(1904~77)。「加納美術館」の名誉館長で娘の佳世子さん(71)によると、莞蕾は朝鮮半島の学校に勤め、終戦後に帰国。49年3月に嘆願活動を始め、大統領府や戦犯が収容されていたモンテンルパ刑務所長らにあてて200通超の手紙を送った。住民虐殺の責任を問われ、死刑判決を受けた元海軍少将が同郷だったことが、きっかけだった。

 だが、在日フィリピン代表部で懇意になった大使からは、こう言われた。キリノ氏はマニラ市街戦で妻子4人を亡くし、日本軍に銃剣で殺された2歳の娘を自ら埋葬した。女性や子どもを殺された傷痕は永遠にフィリピン国民の胸から去らないだろう――。

 それでも莞蕾は許しがたい戦犯が許されることこそ、「日本人が過去を反省し、懺悔(ざんげ)し、軍国主義を拒否することになる」と訴え、嘆願書を送り続けた。キリノ氏は国交正常化前の53年7月、「日本人に私から憎悪の念を受け継がせない」とする声明を出し、100人超の戦犯全員を特赦した。

 5年前、マニラのアヤラ博物館所蔵の「キリノ大統領文書」に、莞蕾が送った手紙のうち7通が残っていることが分かった。佳世子さんはキリノ氏の孫娘ルビーさんとメールをやりとりするようになり、昨年11月にはキリノ氏の出身地ビガンで開かれた生誕125周年の式典に招かれた。

 ルビーさんは佳世子さんに、当時のフィリピンでは「傷は癒えていない」と特赦に反対があったと明かした。「それでも祖父は日本人と平和的な関係を持つべきだと考えた。今も私はその思いを受け継いでいます」

 佳世子さんは両陛下の訪問に期待を寄せる。フィリピンでの戦争に対する陛下の真摯(しんし)な思いを感じます。未来の平和に向けて大統領が決断した意味を、私たちも改めてかみしめたい」

  ■「殺人が手柄に」戦争憎む元戦犯

 一方、キリノ氏の特赦によって、帰国を果たした京都府与謝野町の宮本正二さん(94)は、「多くの嘆願書に大統領も心を動かされたのだろう。家族を殺した敵国の戦犯を許したのは立派だと思う」と話す。 宮本さんは、フィリピンのBC級戦犯裁判で住民を殺害したとして死刑判決を受け、モンテンルパの刑務所で5年間過ごした。独房の仲間と処刑を待つ日々。仲間が処刑された日は「見送る言葉が見つからなかった」。聖書を読み、キリスト教の洗礼を受けたという。 過酷な体験を強いられた戦争を憎む。「軍隊では普通の人が殺人者になり、殺人が手柄になる。戦争は百害あって一利なしです」(小早川遥平、藤崎昌彦)}(下線・太字はブログ筆者)


エボラ熱は終息していない、油断できない不気味さ

2016-01-26 20:17:51 | 社会診断 政治

1/19朝日新聞記事から、エボラ熱が終息していないという不気味な内容、 最近はエボラ熱の記事はほとんど見なくなったが、実は潜水艦のように水面下をうごめき隙あらば水面上に姿を見せるような油断ならぬ状況のようだ、

残念なのは決定的な効力を有するワクチンや特効薬の開発が完成していないということだ、エボラ熱が猛威を振るっていた頃、やっとワクチン開発が軌道に乗ってきたような報道があったがあれはいったいどうしたのだろう、

ガッカリさせないで欲しい、パンデミックがいつ発生してもおかしくないのだから、WHOも注意深く監視してほしいものだ、エボラ熱流行が少し衰えたような今こそワクチン開発に力を注いで再流行時に備えてほしい、ノーベル賞の大村智博士のように大勢の期待に応えてもらいたい

以下は記事 {西アフリカで大流行したエボラ出血熱が終息しない。世界保健機関(WHO)は14日、最後の感染国とみられていたリベリアで「終息宣言」を出したが、翌15日には隣国シエラレオネで新たに感染が見つかった。各国の市民には、WHOへの不信と深い疲労感が広がる。 

西アフリカで大流行 不信と疲労広がる

 シエラレオネでの新たな感染が発表された15日、リベリアの首都モンロビアにあるエボラ出血熱の治療施設では、防護服に身を包んだ医療従事者が、新たな感染者がいつ運び込まれてもいいように勤務を続けた。

 リベリアでは前日14日に「終息宣言」が出された。ただ、これは昨年5月と9月に続く3回目だ。前2回は、再び感染者が見つかった。責任者のマイク・タルケ氏(41)は「完全な封じ込めまで数年かかるかもしれない」と話した。

ーーー(中略)ーーー 

■装備手薄 医療者200人死亡

 同国は感染拡大の前から医療態勢が極めて貧弱で、人口10万人に対し医師が1人か2人しかいなかった。現場の装備も貧弱だった。

 医療従事者協会のジョージ・ウィリアムズ事務局長(45)は「当初は約8割の医療従事者がマスクや手袋なしで治療にあたった。商店のポリ袋を手袋代わりにして手術に臨んだ医師や看護師が多くいた」と話す。

 同協会によると、所属する約1万人の医療従事者のうち約200人が死亡。ウィリアムズ氏は「感染した医療従事者が現場を離れたことに加え、感染患者の治療にあたる特別手当などが支払われなくなったことで、医療従事者が病院を去り、感染拡大を阻止できなくなった」という。

 ウィリアムズ氏は「死亡した医療従事者に支払われるはずの慰謝料さえ受け取れていない遺族も多い。医療現場には不信が募っており、病と闘える状況にはなっていない」と訴えた。

 一方、街では最初の終息宣言の後、エボラ出血熱の予防対策などを示す看板のほとんどが取り外された。飲食店やバス停に置かれていた手洗い用の消毒液も多くが撤去されている。地元記者アロイシャス・デビッドさん(34)は「何度も終息宣言が繰り返され、市民は疲れ果てている。緊張感も途切れた」と危惧する。

市民には、何度も「終息宣言」を出しながら撤回せざるを得なかったWHOへの不満が募っている。(モンロビア=三浦英之

 ■楽観視が拡大招く

 14日のリベリアの「終息宣言」の際、WHOでエボラ出血熱対策を統括するエイルワード事務局長補は「再発を予期しており、それらに備えなくてはならない」と述べていた。一日で、それが現実になった。 翌15日、WHOが出したのは、たった1行のそっけない声明だけだった。 「WHOはシエラレオネでのエボラ出血熱の事例を確認する」

WHOは楽観的な見通しを示し続け、感染拡大を食い止められなかった。 西アフリカエボラ出血熱の流行が公式に確認されたのは2014年3月。同年4月8日、対策を担当していたフクダ事務局長補は封じ込めの見通しについて「4カ月」とした。

 だが感染の勢いは増し、国際医療NGO「国境なき医師団」は「制御不能」と警告を出した。フクダ氏の発言からちょうど4カ月後の8月8日、WHOは「国際的な緊急事態」の宣言に追い込まれた。

 感染症の封じ込めには、感染経路の追跡調査や、住民への感染防止策の周知が重要だ。しかし流行の初期には、感染者に不用意に触れたり、葬儀の際に参列者が遺体に触れたりして感染する事例が多発した。

 WHOや地元保健当局は、接触相手の追跡や衛生的な埋葬の普及に力を入れたが、流行国は貧しい国々で、資金や人手が足りなかったという。 世界各国や国際機関、援助団体の協力で、15年になってようやく感染者数が減ってきた。だが今も、封じ込めはできていない。

 切り札となる治療薬やワクチンも完成していない。背景には、インフルエンザなどと比べて感染者が少ないために市場規模が小さく、民間主導で開発が進みにくいという現実がある。あるWHO幹部は、研究や開発は軍事関連がほとんどだと指摘した。

 さらに昨年10月には、新たなリスクが表面化した。感染後に回復した男性の精液内で、ウイルスが数カ月以上も残存していたと、医学誌で発表されたのだ。

 終息宣言は、最後の感染者の血液からウイルスが消えた後、もしくは埋葬後に、潜伏期間の目安とされる21日間の2倍、42日間を経るのが基準とされてきた。この基準が正しいのか、疑問が浮上している。 人類とエボラ出血熱の闘いは、終わりが見えない。(ジュネーブ=松尾一郎))(太字はブログ筆者)


投書「認知症の妻 行く先あるのか」に政治はどう答えているか

2016-01-25 21:04:50 | 看取りと介護道

1/24朝日新聞「声」で「認知症の妻  行く先あるのか」という題が目を引いた、81歳の奥さんが認知症で要介護度5である、認知症病棟に入院中だが許可された入院期間は90日であるという、夫は79歳無職の二宮 剛さん、毎日病院へ様子を見に行っている、問題は90日後の妻の行く先だ、特養は数年待ち、民間の

老人ホームなど全く望めない、そうかといってその間は自宅で介護などとてもできる状態ではない、いったいどうすればいいのか、二宮さんはこういう状況の人々が大勢いると大層悩んでいる、これが投書のあらましだ、

治はこれに対して回答する責任がある、現政権は自宅介護を推進している、そんなに簡単な話ではない、可能な家族もいるだろう、しかし、可能でない家族の方が圧倒的に多いのではなかろうか、現政権は2015年補正予算として低年金の高齢者に3万円を給付することに決めた、その総額は3624億円、

一方で介護施設の整備加速ということで922億円、介護人材の育成・確保ということで444億円を計上、この二つの総額は1366億円だ、いはばこれがこの投書に対するホットな政治家の回答なのである、一人3万円もらって施設に入れるか、「ノー」である、では1366億円で待機中の人々がすぐ入れるだけの特養ができるか、やはり「ノー」なのではなかろうか、

見かけのばらまきをやめよと言いたい、それを特養増設に充てれば少しは賄えるかもしれない、金は細かく分けてはならない、まとめて有効に使ってこそ役に立つ


体に触れずに患者の気持ちが分かるかよ

2016-01-24 21:22:32 | 病気も仕事

昨年の11月下旬のことだが、右足中指の爪の中に何やら白い色が浮かんでいるのを発見した、そのあと歩くと指が痛いのである、かあちゃんに見せたらそれは爪水虫というんだよという、実は何年も前から夏が近づくと足の指の間が痒く水虫になって皮膚科に通った経験があり、秋になってくると治る、そうするともう薬は塗らないのだった、

  最近2、3年はそうした水虫も発生しなかった、これは善かったと思っていたら、今頃なんと冬場になって爪水虫とは驚いた、いったいどこに冬眠していた菌が目覚めて今度は爪の中に這いりこんだのだろうか、そこで皮膚科へ行って診てもらったところ案の定爪水虫だということで、爪水虫は厄介ですよ、塗り薬を使って治るが半年はかかると医者の話だ、それで2か月間爪に垂らす薬と指や足に塗る薬を使って様子を見たが一向に治らない、

先週のことだが外来診察に行って診てもらった、まだ続けなければいけないということであった、それはそれでいいのであるが問題は医者の態度が気になった、

靴下を脱いで足を出して見せたが、医者はちょっとだけ見ただけであとはコンピューターの画面をみており、こちらがいろいろ質問する間も当方の方を見てくれない、質問への答えもなにか要領を得ない、勘違いな感じさえする、次回の予約日をさっさと決めてはい終わりですといわんばかりであった、私も印象悪くして診察室を出ざるを得なかった、

最近はこういう医者が多くなっているらしい、内科や整形外科でも体を診ずに、つまり触らずにコンピューター画面を見て検査結果を見てそれでおしまいだ、患者との生き生きしたコミュニケーションが取れていない、まさかハグしてくれとは言わない、せめて聴診器や触診ぐらいはしてくれてもよさそうなものだ、

だから病院(内科)へ行っても服を脱がずに終わってしまうことすらある、これは問題だなあと思います、高齢の患者になるほど医者に自分の体を触って痛いところを探ったり、音を聞いたりして言葉を掛けてもらいたいのだ、みんなそうじゃあないかなと思います


バス事故犠牲者の父親のことばに思う

2016-01-23 17:17:39 | 社会診断 政治

1/22朝日新聞には軽井沢バス事故の犠牲者の遺族のこころについて記事があった

{■「やるせなさ、こみ上げる」 遺族沈痛

 事故で亡くなった人たちの通夜や葬儀が、それぞれの地元で営まれている。

 早稲田大4年の阿部真理絵さん(22)の通夜と葬儀は20、21日、さいたま市内で営まれた。希望の会社への就職が決まっていた真理絵さん。父親(56)は通夜の前、遺体をこれまで使っていたベッドに寝かせ「おはよう」「元気か」といつも通り声をかけたという。

 父親は取材に対して「本当に明るく自慢の娘だった。多くの友人や恩師の言葉を聞き、とても楽しく充実した22年間を過ごせたことがわかった。泣いている人が多くて、その涙を見てどうしてもまたやるせなさがこみ上げてくる」と静かな口調で答えた。

 事故について、「憤りを禁じ得ないが、いまの日本が抱える偏った労働力不足や過度の利益追求、安全の軽視など社会問題で生じたひずみによって発生したように思えてなりません」と話した。(高橋克典)}(下線、太字はブログ筆者)

 父親の無念さ、悲しみ、苦痛は想像の域をはるかに超える、テレビで見た感じでは父親は感情の爆発を必死に堪えているようにみえる、だが一人になったときに、また時間がたつにつれてどうしようもない悲痛さに襲われるだろう、慰めの言葉もない、こういう人為的な事故で亡くなった人々は本当にお気の毒だ、あらゆる角度から事故の原因を分析して解明してほしい、それが犠牲者と遺族のためである、またその解明を注視する我々全員の願いである、

父親が記事の最後で言っているが、全く異論がない、バスの構造的問題、運転手の病気や不慣れな大型バス経験、その他いろいろとあげられるだろう、だがその他、日本で世界で相変わらずいろんな場面でおかしなことが起きている、今の日本が抱えるあらゆる歪み・ゆがみは現代を生きる社会の構成員たる全ての人の抱える問題である、解決の王道はやはり地味だ、ひとつひとつ改善を図って歪みを是正してゆくしかないのではなかろうか


バス事故は日本の余裕のない社会状況を暴露している

2016-01-20 21:01:47 | 社会診断 政治

軽井沢で起きた夜行スキーバスの落下事故は大変な犠牲者を出した、今日のテレビで事故直前を写す監視カメラの映像が放映された、まさにこの瞬間はバスの乗客はみな生きていた、ただバスの運転手は生きた心地もない気持ちで運転をしていたに違いない、事故の原因については色々と推測されている、詳細は分析中だから直接原因はそれなりに明らかになるだろう、

ただ私が思うのは、65才で昨年の12月にこのバス会社へ契約社員として採用され、それまでは施設などの比較的小さなマイクロバスなどで送迎用の運転していた、大型バスの運転には経験がなかった、それをいきなりぶっつけ本番で夜行の高速バス運転を命令された、途中で碓氷峠のつづら折りの道を必死で走らされ、結果はカーブでどうしようもない速度制御不能状態に陥った、そしてガードレールへ接触後に転落した、運転手の気持ちを思うと痛々しい、もちろん犠牲者の乗客はお気の毒の極みである、

運転手はなぜ高齢になって高速大型バス運転会社へ転職したのだろうか、より負荷のかかる危険な職場へ、高い給料が目的だったのだろうか、バス会社は彼によく説明して採用したのだろうか、とにかく全国的に観光バスの運転手が不足しているらしい、

急激な外国からの観光客の到来、聞けばホテルなども全く不足しているそうだ、民泊などという聞いたこともない即席の宿ができてきたという、オリンピックを控えて外国人の観光ブーム、あらゆる準備が整わないうちに現実はどんどんと進んでニッチもサッチもいかない混乱状況に陥ってゆく気がする、福島の復興はどうなっているもだろうか、

置き去りにされてゆくものが余りにも多い、これでいいんだろうか、今回のバス事故はその余裕のない様が暴露されたと言えないか、尊い犠牲者たちの命から学ばねばならないし、反省しなければならない、


大動脈瘤で急死するな

2016-01-18 16:13:49 | 病気も仕事

1/18朝日新聞「体とこころの通信簿」には背中の痛みが表す危険な病気について解説、一つは大動脈溜や大動脈解離、二つには頸椎症性神経根症や腰椎間板ヘルニア、三つには骨粗鬆症である、このなかで大動脈溜については自分も患った、そして手術して人工血管と置き換えをしてもらった、

もうあれから4年以上もたつが当時は背中が痛いという自覚症状はなかった、循環器内科で不整脈の治療中にCTをした際に医師から指摘され胸部に5cm以上の大動脈瘤があると分かった、、6cmを超えると破裂する危険性が大きいといわれた、そこで思いきって手術に踏み切ったというわけです、定期的にCTを撮って様子見をするという選択肢もあるが血管の膨張速度は一定ではないし、急に悪化する場合もある、それと手術の危険率は約2%と聞いて手術して安心したほうが良いと思ったのです、

記事によれば2014年の大動脈瘤で亡くなった人口は約16、423人だという、2004年より6、000人の増加だという、、こんなに大勢が亡くなっていたのかと大いに驚きました、年齢などは分かりませんが高齢化と関係あるかも、しかし大動脈瘤は60-70歳台がピークとか、必ずしも高齢化が原因とも思えない、急死の原因の一つだけに記事にも書いてある通りCTを定期的に撮ってもらって気を付けることが一番望ましいと思います


いまだに福島では原発被災迷い猫(犬)が生きて見つかっている、里親が現れてほしい

2016-01-14 20:27:44 | 三陸の復興応援支援

1/13 朝日新聞記事から {原発事故、さまよう猫救いたい 帰還困難区域、社団法人が保護活動ーーーー

東京電力福島第一原発事故で立ち入りが制限されている、福島県の帰還困難区域をさまよう猫。あれから5度目の冬を迎え、寒さはこれから厳しくなる。「救える命はすべて救いたい」。保護活動に力を入れる人たちがいる。  ■施設設置、飼い主さがし  昨年11月、一般社団法人「動物救護隊 にゃんだーガード」(福島ログイン前の続き県三春町)のスタッフが、福島第一原発がある大熊町の帰還困難区域に入った。  

第一原発の周辺は依然として放射線量が高く、内閣府や町の許可を得た住民の立ち入りに合わせ、猫の保護活動を続けている。  エサを入れた捕獲箱を設置し、翌日に見に行くと、8歳ぐらいの三毛猫が入っていた。首輪がついており、風雨に打たれてひどく傷んでいた。スタッフの代田岳美(しろたたけみ)さん(39)が両手を差し出すと、甘い声を出し抵抗なく抱かれた。「原発事故前には人に飼われていたんだ」  にゃんだーガードは地主や家主の許可を得て、帰還困難区域に複数のカメラを設置している。映像を調べたところ、「みー子」と名付けたこの猫が、起伏の激しい土地を夏ごろから約2キロ移動していたことがわかった。  

2011年3月の震災の直後、飼い主が急な避難指示を受け、家族同様だったペットを自宅に残さざるを得なかった場合が多いようだ。  大熊町に隣接する富岡町で暮らしていた中年女性は、県内の郡山市に避難した際、飼っていた猫(ラグドール)を自宅に残した。避難所暮らしになるため連れていくことを断念した。  一時帰宅するたびにエサをやっていたが、その後、愛猫は姿を消した。にゃんだーガードのホームページ(HP)に似ている猫が載っていたため三春町のシェルター(保護施設)を訪れたが違った。女性は「無理してでも一緒に避難すればよかった」と泣いたという。  にゃんだーガードを運営しているのは、自動車用品製造会社長の本多明さん(52)。名古屋市で猫の保護活動をしていたが、11年4月に福島県に移住し、同県田村市で動物の保護活動を始め、12月に現在の場所に移り、宿泊所を買い取りシェルターに改装した。本多さんを含めスタッフは6人。住民からの依頼を受け、帰還困難区域を中心に猫を保護している。

 これまでに約400匹を保護。HPに写真を載せたり、毎月第4日曜日に里親会をシェルターで開いたりして元の飼い主や新しい飼い主をさがしている。現在もこうした区域の猫を約60匹保護しており、多くは震災後に生まれたとみられる。  運営費は光熱費やエサ代、建物の維持費、人件費などで月200万円以上かかるという。団体や個人の寄付のほか、現在は人件費の一部は福島県が「働く人づくり応援事業」の一環で負担しているが、経費すべてはまかなえず、本多さんが補填(ほてん)しているという。  

にゃんだーガード以外にも、県内外の団体や個人が私費を投じて被災地で犬猫の保護活動を続けている。  原発事故からまもなく5年を迎えるが、今でも「うちの猫を捜してほしい」という依頼がある。本多さんは「寒さに弱い猫にとってこれから厳しい季節を迎える。帰還困難区域などに残された命をすべて助けたい」と話す。  

■非常時の対応、普段から  福島県は原発事故1カ月後の11年4月から、原発から20キロ圏内の旧警戒区域で、犬猫の保護活動を始めた。当初、一匹ずつ依頼主の自宅周辺を捜していたが、見つからなかったり、逃げて捕まえられなかったりしたため、捕獲箱を置いた。  保護した犬猫は、殺処分しないという方針のもと、福島県獣医師会などでつくる同県動物救護本部が設置したシェルターで預かっていた。これまでの4年8カ月間で保護した犬は463匹、猫は545匹にのぼる。元の飼い主に戻されたのは全体の3割、新しい飼い主に引き取られたのは6割程度、残りは保護中に死んだという。  県はペットから生まれた子は別として、住民が避難前に飼っていたペットが被災地に残されている可能性はほとんどないと判断。同本部は昨年12月にシェルターを閉鎖した。県は今後、住民から連絡があった時のみ、捕獲に向かう。  国の防災基本計画は11年12月に修正され、避難所にペット用スペースの確保などが盛り込まれた。だが関東・東北地方を昨年9月に襲った記録的豪雨でも被災地に取り残されたペットは目立った。  にゃんだーガードのシェルター長を務める代田さんは「飼い主は非常時の対応を普段から考えておいてほしい」と呼び掛けている。} (全文引用)

あれから約五年になるが、迷い猫や犬がまだ捕獲されずに生きていることを知った、今日1/14は奇しくも1959年のこの日に南極昭和基地で置き去りにされた十五頭の樺太犬のうちタロとジロが生きて再会を果たした日だという、置き去り後1年もの間どうやって2頭が生き延びたかは諸説ありよくわからない、置き去りにした隊員たちは帰国後ひどく非難されたという、
今回の福島や東日本の3.11による迷い猫、置き去りにせざるを得なかった犬・猫たちもあの場合どうしようもなかったと思う、せめていま生きて発見されて保護された犬・猫に飼い主との再会や里親が現れてほしいと思います


映画 黄金のアデーレ 名画の帰還 アメリカ/イギリス 2015年

2016-01-11 13:34:05 | 映画の印象

ナチス・ドイツの捕虜となったユダヤ人を救出するのは当然、奪われた個人所有の絵画も又捕虜同然である、故にそれらの絵画美術品を解放し所有主の元へ返してあげることも同様の人道的価値あることと言わせる

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
⇒「映画の真相とその隠された深層」


医療上の重要製薬が一社供給でいいはずがない

2016-01-09 17:14:06 | 社会診断 企業

1/9朝日新聞記事、ーーーー

{化血研、事業譲渡や経営統合も 国「体制見直しを要請」

血液製剤ワクチンの国内有力メーカー「化学及(および)血清療法研究所」(化血研熊本市)による不正製造問題で、厚生労働省は8日、医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づき、化血研に110日間の業務停止命令を出した。期間は過去最長。ただ、患者らに影響が出ないようにするとして、全35製品のうち処分対象は8製品に限られた。

 厚労省は、化血研が国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造していたことを認定したうえで、虚偽の製造記録を作成して国の検査を組織的に欺き、隠蔽(いんぺい)を図ってきたことなどを違反事実とした。

 業務停止期間は1月18日~5月6日。この間、製品の製造販売や営業活動などができない。対象となったのは、免疫が低下した患者向けなどの血液製剤6製品と、その他の2製品。いずれも他社が類似製品をつくっており、患者に大きな影響は与えないと判断した

 一方、シェアが大きいことや代替品がないことを理由に、血液製剤8製品、ワクチン11製品、その他8製品の合わせて27製品が対象外とされたワクチン11製品は化血研製のすべてで、現在出荷が自粛されている3製品も含まれる。医療機関への供給に影響が懸念されるB型肝炎ワクチンは、厚労省が近く自粛要請を解除する方針だ。

 全製品の8割近くが対象外になったことについて、厚労省の担当者は「国民の医療に不可欠な製剤の供給を滞らせることはできない」と説明した。

 塩崎恭久厚労相は8日午前の閣議後会見で、化血研に「製造販売業を継続することを前提とせずに、体制の抜本的見直しを検討するよう要請している」と述べた。事業譲渡経営統合などを念頭に置いているとみられる。化血研の宮本誠二理事長は報道陣に「そういうことを含めたうえで検討を進めている」と答えた。

 厚労省は血液製剤ワクチンの生産体制のあり方も見直す。国の保護のもと、少ないメーカーで利益を分け合う状態が不正につながったとの指摘もあるためだ。現在、国内の主要メーカーは血液製剤が3社、ワクチン5社。省の検討チームは14日に初会合を開く。}(全文引用)

 40年間も不正な製法で製薬事業をやってきたこと自体、よくもばれずに来たものとあきれる、そして全製品の8割が他の製薬会社が造っていないためという理由で業務停止期間110日間に含まれないという、不正な製法で造った薬剤も背に腹は代えられないということか、その安全性は本当に大丈夫なのか

一社のみ製造しているということ、これは独占禁止法にも引っかかるのではないのか、それ以上に医療上の不可欠の重要薬剤が複数の供給ルートを持っていないということは患者にとって生死にかかわる問題だ、

化血研がいままで表向きの供給上のトラブルを起こさなかった幸運に支えられたためにそういう危機が現れなかったというだけだ、厚労省はリスク管理上他にも重要薬剤については供給会社を複数設立するように指導すべきではないか、今までそれをしてこなかった厚労省の責任は大きい


テロリズムを無くすための根気のいる社会体質改善

2016-01-08 20:56:43 | 社会診断 政治

翻訳家 池田香代子氏の意見が新聞記事(1/7 考2016)にあった、社会と

様性というテーマでテロが横行する今の世の中を鋭い感性で批判している、

まず昔のテロは特定の個人の暗殺というかたちであった、いまは象徴が狙わ

れる、たとえば9.11は世界経済の象徴である世界貿易センター、昨年末のパ

リのテロは食事や会話で盛り上がっているレストランや音楽コンサートという庶

民の愉しみの場が狙われた、こういう文明そのものをターゲットとするテロを武

力で対抗することは無理があり、人間の安全保障に力を入れるしかない、それ

はいままで日本が頑張ってきた武器を持たないでできる平和貢献である、いま

闘う相手はテロリストではなくテロリズムである、これを追い払うには長期的な

体質改善とか投与で臨むしかない、そして社会を一色にしないで多様性を

維持する、独立した個人が安心して発言できる成熟社会が確保されねばなら

ない、ざっとこんな内容だと思う、実に時宜を得た重要な指摘だと思います


「感じる漢字」展 東京都美術館 を観て自由な漢字の形態に感動

2016-01-06 20:05:39 | 展覧会

上野公園へ散歩に行った、鮮やかな黄色の葉をすっかり落としたイチョウや他の落葉樹は丸裸になって突っ立っていま

した、今日は昨日までとは違って北風が寒く冬らしい風情です、美術館の展覧会の案内をみたら東京都美術館で書の公

募展と「感じる漢字―西川寧・青山杉雨・手島右卿を中心に」展というのが今日から始まっていました、興味を覚えて

観に入りました、公募展では伝統的な書体の作品もあったが面白かったのは字と絵が融合したような書です、まるで墨

絵のようであるが墨絵とも違う、

さらに「感じる漢字」という特別展を鑑賞しました、この目的は美術としての書、ということだそうです、具象的象形

文字的な自由な絵のような印象を加味した独特の書に感銘を覚えました、とくに西川寧の「黙然而笑」、「吉康」、

「蟷螂(とうろう)」は興味を惹かれた、帰宅して朝日新聞夕刊をみたらこの「吉康」の紹介が特集されていました

(美の履歴書)、今までに観たこともない書の形に感動した次第です、

「感じる漢字」展は無料で観られます、ありがたい


みなさまにとって善い年でありますように!!

2016-01-04 20:20:20 | 季節のご挨拶

多難多事の昨年は過ぎ去ったと思います

新年が民族や国家間に和解と平和が訪れ、

テロの脅威がなくなり、

貧富や自由の格差がなくなり、

気候が温和なものに戻り、

今生きている人、これからを担う子供たち、生まれてくる子供たちに

希望と安心が与えられる日々であるようにこころから祈ります

小鳥が持ってきてくれた紅の万両に

さらに新しく白の万両も持ってきてくれました

なにか幸いで善いものを運んできてくれたみたいです

みなさんと共に祝いたいとアップしました