コロナ感染者のPCR検査の結果から陽性全数把握をしているわけだが、政府はそれを止めようとしている。それでいいのか。外国では既に全数把握を中止した国も多いらしい。全数を出すための保健所などの報告書式は20項目を超えるらしい。それが大変らしい。その労力と時間が大変なので医療行為の足手まといとなるのだそうだ。そこに医療のひっ迫が生じるから、全数把握を止めて、例えば重症者と死亡者数だけにしようとしているらしい。当初は第7波が去ってからそうした変更にとりかかろうとしていたようだ。
だが、過去のパンデミックの結果と比較したりするときには、感染者の数が注目されてきた。勿論、死亡者の数もだ。このどちらも欠けてはならないデーターであると思う。歴史を振り返る時必ず必要となるデータである。
そもそも、こんな大人数の陽性者が出ることは予想されていた。にもかかわらず医療者や検査者の補充をしてこなかったのは何たることであろうか。コロナが始まったころから常づね指摘されてきたことである。オリンピックなどに力を割くからこういうことになったと言えないか。政治家の怠慢と言える。全数把握を止めたらのちのち後悔することになる。単なる風邪やインフルエンザ並みにとらえようとかして安易な考え方の変更でこの場を胡麻化そうと、逃げようとしてはならない。そういう風にしか見えてこない。報告書の書式を項目を減らし簡易なものにしてもいいではないか。