(童話)万華響の日々

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世界で唯一の被爆国且つ被曝国の日本がなぜかまっすぐに脱原発、核兵器禁止の道を歩めない

2016-10-31 20:09:07 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

台湾が2025年に原発全廃を決めた(下記参照)、その代わりに再生エネルギー事業に舵を切った、2011年の東日本大震災による福島原発事故に抜き差しならぬ脅威を感じた台湾国民の反原発運動がついにこういう形で実を結んだ、実に喜ばしい限りである、

周知のようにドイツも同じ脱原発の道を選んでいる、一方の本家本元の日本では原発再稼働の動きが強くこの不可解現象に首をかしげるのである、

核兵器禁止条約の国連決議(10/27)にしても日本は米国の核の傘に守られているという点を慮って条約化に反対した(決議そのものは123国の賛成で可決した)、ここでも世界で唯一の被爆国である日本が何故か核兵器禁止条約の流れに逆らう、実にじれったい限りであるが高度の政治的判断の結果だという報道だ、国民の6~8割が原発再稼働反対を意思表示しているのに高度の政治判断はそういう民意を跳ね返す、

2016.10.23.朝日新聞 {台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権が2025年に「原発ゼロ」にすることを決め、行政院(内閣)は、再生エネルギー事業への民間参画を促す電気事業法の改正案を閣議決定した。再生エネの割合を20%まで高めることを目指す。東日本大震災後の反原発の民意を受けたもの}


平幹二朗さんの死にふと思った奇異なこと

2016-10-28 22:44:03 | 生と死を想う

俳優平幹二朗さんが10/22に82歳で急逝した、朝日新聞の記事から抜粋すると{・・・長男で喪主の俳優平岳大さんによると、最後の晩、平さんは孫を抱き、ミルクをあげて、大好きなワインをたくさん飲んだという。「家に送り届けた私に『岳、もう帰りなさい、ふふっ』と笑った父。幸せだったと思います」と振り返った。}ということである、

この記事を読んで奇異に思ったことがある、平さんは死の前日の晩に孫を抱き、ミルクをあげ、大好きなワインをたくさん飲んだ、とあるところである、報道によれば平さんは自宅の浴槽で安らかに亡くなっていたという、つまり彼はアルコールをたくさん飲んで入浴したと類推できる、

よく知られたことだがアルコールを飲んだ後は入浴は危険であり、急死を起こしかねないということ、だから夕食で酒を飲んだ日には風呂に入らない人が多いのではなかろうか、私もアルコールを飲んだ後は入浴を避けるかアルコールの量を少なめにしている、

可愛い孫を抱いてその喜びに浸りきった平さん、当日は夜になって急に冷え込んだというように記憶している、風呂場でのヒートショックで急死の恐れがあり要注意の状態であったと思う、そこへもってきて多量のアルコール摂取とあれば尚のこと危険は高まる

平さんはこの点につき常日頃は多分注意深い人であったと思われる、可愛い孫、つい多量飲酒したこと、・・・そして気温の低下、こんな状態の下でつい人間は自分でも無意識に通常しない行動を取ることがある、余り思いたくないが平さんに無意識の行動が起こったのかもしれない


草月流いけばな展を観た、創作のバトルの跡が覗われる

2016-10-26 21:34:17 | 展覧会

日本橋 高島屋にて今日から6日間にわたって草月流いけばな展が開催される、友人の招待を受けて鑑賞に赴いた、約280点の展示品がぎっしりと肩を寄せ合って展示されている、3期に分かれて各2日ずつ展示されるという、どれもこれも力作である、いわゆる活け花とは違うようだ、

そこで思った、成程これはうたい文句のとうり創作であると、花瓶に花を生けるのとはかなり異なり、花、葉にしても生きた花、葉あり、枯れた花、葉あり、そして随所に工夫と考案が施されている、

例えば季節外れの花が咲いている、これは温室で育ててきたものか、見たこともないような珍しい植物がある、これは深山か外国に自分で出かけて手に入れたものか、枯れ木にしても、その枝ぶりは実にユニーク、これもまた現地へ出かけてあれやこれやと探し回って手に入れたものだろうか、現実にはありそうもない白または銀色の光輝いた棕櫚の葉がある、漂白処理をしたものだという・・・・

材料の花木などを長い時間かけて育てたり、探したり、加工したり、それも数種類の組み合わせがあるから大変、なかなかの力技が払われたものだと実感した、それであのような迫力満点のオブジェが出来上がるものと見た、その力作がたったの2日で展示終了というのも考えさせる、感慨深いものだ


ふがいない民進党、生ける屍かといいたいくらいだ

2016-10-24 22:32:20 | 雑感・エッセイ

野党共闘とは共産党と組むこと、原発再稼働にしっかりした反対を構えられない民進党は民意を汲み上げ担う力がないといえる、連合に迎合して及び腰、新潟県知事選での不徹底な支持や福岡と東京10区の衆院補選の敗退、自民党は前の参院選勝利のときと同じようになんでもできるという民意を取り付けたといってのけた、愈々重大法案を採決しだす、いまの民進党にそれを阻止する力があるのだろうか、


2という数字レベルは安直に扱えない世となっている

2016-10-17 18:56:02 | 雑感・エッセイ

黒田日銀総裁の経済目標は物価上昇率が2%である、また来春闘のベア要求を2%程度とすると連合が方針を出した、更に地球温暖化防止対策のCOP21では産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑えるという、2という数字が目立つ、ところが見ての通り2%も2度も簡単には達成できない数字目標なのである、2を甘く見てはいけない、

アベノミクスは無謀にも3本の矢の目標を唱えた、知っての通りそのうちの第1本目(大規模金融緩和)しか達成していないとの大方の評価が定着している、いわんや2本目(財政出動)は五里霧中の状態だ、原発再稼働やリニア新幹線が首尾よくゆくとは思えない、3本目の新産業技術は遠くかすんでいる、

そういう意味で消費増税見送りだが8%の現状を2%上げて10%にするというのは2という数字の呪縛から解き放たれるのだろうか、疑問だ、2は安直に扱えるレベルではない世の中に変わってしまったのである


白紙領収書という政界常識

2016-10-14 20:32:59 | 雑感・エッセイ

国会議員同士が互いの政治資金パーテイに出席した場合に、白紙の領収書を渡されて、会費等の金額を記入して事務処理していたという、これには驚いて次に呆れて終には開いた口が塞がらないという始末である、

どこの世界にこんな話が通用しているのか、国会議員の世界であるという、県会議員(富山)の世界であるという、その他まだ見つかっていない行政府の世界かもしれない、

自民党だけなのかどうかも不明だ、例の号泣議員のときも追及されて彼は議員辞職した事例もある、

国会では共産党からの指摘で明らかになった、今後は誤解を招かないように改めるということで落着させたようだが、こんな落着でいいのか、本当に実際より高い額を記入するなどの不正はなかったのか、確認のしようもないのだろうか、どうもすっきりしない決着の仕方だ、白紙領収書というあってはならない不正な行為そのものが罰せられるべきだと思うのだ、一般の社会通念からは全く異質で隔たった慣習というしかない、これが政界の常識なのか


鳥の糞害対策として鳥の偽物出現

2016-10-10 21:45:30 | 日記

この頃のように秋が深まってくると渡り鳥たちが飛来して、俄然賑やかなさえずりが耐えなくなる、賑やかさを飛び越して喧しくなる、ムクドリやヒヨドリが大群をなして木の枝や電線に留まって互いに大合唱をやってくれる、カラスも負けずに鳴き叫ぶ、こうなると騒音の領域に入ってくる、

それだけならいいんだが糞というおまけを鳴いた分だけ落下させてくれる、電線は家の傍にまで来ているから家の傍の地面は糞だらけとなる、更に臭いまで放っている、先日のことだが電力会社の社員が訪ねてきて電線に工事をするから宜しくという、何事かと思って見ていたら高いクレーン付きの車が来て、職員が電線に何かを着けている、

よく見るとそれは小型の鳥の格好をした模型である、それを幾つも電柱の周りの電線に取り着けて帰って行った、あたかも鳥たちが多数留まっているかに見える、

このような鳥の糞の苦情が多いのだそうだ、その後しばらく過ぎて多少は改善したようだが時々カラスがやってきている、カラスは偽物だと見破ったかも、ムクドリなどは来ないようだ、兎に角こういう糞害対策もあるのかと感心した次第だ


「東電社員の5年半(上下)」の記事から思うこと

2016-10-08 20:49:35 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

朝日新聞の「東電社員の5年半(上下)」という記事を読んだ、原発事故の被災者と会社側との間に立って辛い人生を送ることを余儀なくされた人々の話だ、被災者の大変な状況については新聞・テレビ・ラジオ報道やSNSなどでよく知らされてはいる、だがこれらの報道の陰でここにも原発事故の犠牲者がいる、と思った、被災者からは無視されたり嫌なことをときには罵声を浴びせかけられ、また賠償交渉の窓口に立てば面倒くさい賠償金のやり取りに精神を病む、東電に見切りをつけて退職した社員も大勢いる、しかし東電が犯した先の見えない罪の重さを十字架として背負ってずっと生きてゆこうと決心した人たちがいる、それぞれの人生は全く大変である、このような事態、このような亀裂を起こした、また今後もその恐れがある原発(稼働)というものをよく考えてみるべきだ、政府や電力会社はこれからもまだ亀裂を起こし、亀裂を拡げようというのだろうか


憲法九条がノーベル平和賞を受けるにはなお道遠し

2016-10-07 21:39:38 | 雑感・エッセイ

今年のノーベル平和賞はコロンビアのサントス大統領に決まった、長引く内戦の終結に尽力してきたことの功績による、一方で我が国の憲法九条の平和憲法も昨年に引き続き平和賞候補として挙げられていたそうだ、結果は選ばれなかった、思うに平和憲法は人物や団体ではない非人格物であるから選ばれないのかと思った、むしろ平和憲法の神髄を守り抜き間違った違憲である解釈を覆して安保法を廃案とし恒久的に戦争に参加しないという体制を確保するまでお預けということだ、そのときこそ憲法九条は再び輝く、だが道程は険しいがその日はきっと来ると信じたい


東京オリンピックは目的なのか、手段なのか、次第にはっきりしてきた実態

2016-10-06 12:24:57 | 2020年オリンピックと東日本復興

そもそも東京オリンピックは東日本大津波・大震災の復興を顕すための目的として手を挙げて選ばれ、いわば国際公約をしたというものだ、と理解している、だが、最近になって本当かいなと思う事象が多発しだした、

リオ・オリンピックの閉会式での安倍マリオが土管から出てきて東京オリンピックをアッピール、これはオリンピックの場を政治利用した最たるものだ、

築地市場の豊洲移転が怪しい、東京オリンピック開催時期に合わせて豊洲への道路を新設しようとしたり、築地跡地をオリンピック用の駐車場とする、豊洲の盛り土を省略して地下空洞を設置した設計変更は何なのか、

目下調査進行中であるが、議会のあやふやでもやもやした決定機構のせいだなどとうやむや化が計らえている、はっきりしているのはオリンピックを利用した一気呵成の豊洲移転強硬策である、だが地下水から環境基準値以上のベンゼンやヒ素、シアン化合物がぞろ検出され始めた、豊洲移転強硬策にブレーキがかかったといえる、当然のことだ、なぜガス工場の跡地を新市場に選んだのか

さらにおかしなことが進んでいる、「共謀罪」を名前を変えて「テロ準備罪」として国会で通そうとしている、来年に延ばしたそうだが、これぞまさしく東京オリンピックのテロ対策というずばりの口実、その実は共謀罪と殆ど同じだそうだ、「話し合い」は取り締まりを受ける、

まさしくオリンピックの機会をとらえて警察力を強化しよう、一般的な国民の話し合いを奪おうというもの、従来は3回ほど国会で廃案になったこの法案を今こそ絶好のチャンスととらえて成立させようとしている、一度成立すればオリンピックの後もずーっと国民を縛るものだ、政権のこの狡猾さに騙されてはならない、

先の伊勢・志摩サミットの時も現行の警察力で十分に事件を防止・対応できたではないか、なぜこれ以上に強化するのだ

当の東日本大震災の被害者はいい迷惑である、今でも7千人近い行方不明者がいる、仮設住宅から出られない人々がいる、福島の除染も全く安全とは言えないレベル、帰宅許可が出たけれど帰宅したくとも躊躇する人が多いそうだ、

福島原発の廃炉や汚染水の解決は五里霧中の暗中模索、なぜ東京オリンピックがもっと東日本の復興に直接的に結びつかないのか、・・・・オリンピックを利用(悪用)しようとする勢力があると思わざるを得ない