(童話)万華響の日々

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チャットGPTについて

2023-04-27 21:26:08 | 雑感・エッセイ

チャットGPTなるものが世間を掻き乱しているようだ。ここでも長所と短所が議論されていて、EUの国などでは早速使用禁止とされたようだ。どうもその短所は個人情報を犯したり、著作権を侵害したりする点らしい。一方で余りに物まねが良くできていて写真のような絵を描く。記述も良くできていて頭の良い学生の論文のようだ、とも。こうなると人間がやることがいよいよなくなる。国会等も質問の回答を造らせるという。こうなると議員は頭を使わなくなる。人間の堕落が一層ひどくなるだろう。

さて従来はデーターベース(DB)というものがあって、これを多角的に解析しある問題解決の手段としていた、今でもそうだ。コンピューターの能力が上がり解析スピードも速くなった。DBに情報を入力するのも大変な労力を要した。それが今ではロボットが自動で読み込み、コンピューターが素早く並び替えや抽出を行い問題の解答・結論を出してしまう。このもんだいをだし、と回答を対話形式にしたのがチャットGPTである。しかも音声でしゃべらせる。そのおしゃべりも人がしゃべるのと変わらない。DBを触っていた時代が懐かしい。表計算のソフトと呼ばれていたものがDBの基本だった。チャットGPTもそれを発達させたそれだけのことに過ぎない。まあ、とんでもない頭でっかちの物知り博士と対話する、そんな感覚だろう。

発明は新しい発想であるが、詰まるところ既知の情報を組み合わせ、組み替えて新規な概念を造ることだ。チャットGPTがそれに優れているか否かは今は分からない。チャットGPTの原点はDBの作成と解析なのだ。


原発再稼働、超60年策の異常さ

2023-04-22 17:45:41 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

岸田内閣は原発再稼働するという政策に舵を切り替えた。その骨子は今まで40年で廃炉を60年以上とし、かつ休止中の年数を数えない。

こんな狂ったと言ってよい方針があるだろうか。炉の調子を検査してできれば永久に稼働させたいらしい。

これを決めた政府の人間は自分たちの生きている間は問題が起こらないだろうと高をくくっているのではないか。将来の社会が市民が重大な事故で被るであろう被害をどう思っているのだろうか。何よりも頓珍漢なのは検査等で休止した期間を考慮せずに60年以上という稼働期間を考えている点だ。どんな機器も設備も経年劣化がある。オーバーホールという全点検で一切合切入れ替えたらそれは新設と同じだが、部分的にしか交換しないだろう。それであればそのとき交換をしなかった部品は経年劣化をし続けているわけで、この休止期間を、半年とか2,3年を無視して省き60年の勘定に含めないというのは全く理に即さず理解できない。点検休止は何回もあるので纏めれば10年は少なくともあるだろう。この10年を数えずに60年を計画するとは、・・・・。これぞ異次元の延命策というべきである。政府はもっと議論をするべきである。チャットAIにでも聞いてみたらどうか。

 

 

 


ラジオで聞く声のいい女性

2023-04-01 19:22:51 | 雑感・エッセイ

退職後はラジオを聴くのが癖になっている。大分以前から気が付いていたが最近になってはっきりと思うようになったこと。ラジオの女性アナの声を聞くにつけて、好い声だなあと、ほれぼれするアナが何人かいる。気象予報士、道路交通情報のアナ、ニュースを伝えるアナ。どうも自分にはあるタイプの声の質が心地よく聞こえる。ラジオならではのことで、テレビでは外観や容貌が印象に残る。チャップリンの「街の灯」では目が悪い花売り少女にチャップリン扮する中年男が恋をする。いつも少女に会うと花を買い、顔を見てそれが嬉しい。少女は男を好いている。少女は目の手術をすることになった。少女は目が見えるようになった。そして男は見えるようになった少女と会う。男は何となくおずおずと恥ずかし気に、会うことを躊躇したように。だが、少女に見つかり会う。初めは少女はこの男が誰だか分からない。だが話をしだして、その声で彼女はそれがあの優しかった親切な男だと分かる。見かけはしょぼい中年男、だがその声は少女の耳にに優しく響いた。

声はいかに重要か、分かる。