証人喚問とはかくも空しいものかと思わせた今回の国会の佐川証人喚問、一体あれだけ佐川氏の証人喚問の是非を野党が苦労してやっと実現した国会証人喚問であった、こんなに国会を軽視した証人喚問はない、何が成果だったのか、訴追の惧れあるにつき回答できない、安倍首相、菅官房長官、麻生大臣からの指示はなかったですね、という自民党議員の確認質問(?)、これに対して「なかった」という断定回答、はっきりしたのは事前に仕組まれた喚問への対応シナリオ、佐川氏は昨年の理財局長時代の国会答弁時の姿勢と何らの変化もなかった、
これ程までに安倍政権に忠誠を尽くす理由は何か、改ざんの真相を語らず政権側からの指示はなかったと言い切った、ここに改ざん問題を解くカギがあるとみられる、佐川氏は忠臣か、それとも保身に躍起となっている自己中人物か、忠臣だとすれば大したものだ、自分はどうなっても好いから主人に命を懸けて尽くすからである、.
だが、彼にとって一体主人とは誰であろうか、政権か、あるいは国民か、証言を拒んだことから察するにどうみても彼の主人は国民とは思われない、ゆえに彼は政権の忠臣であると同時にこの主人に何か見返りを期待しているか、既に何か褒美の約束を得たとしか思えない、従って彼の行動の本質は保身なのである、国民に背を向けた保身を選び取ったのである、公務員とはこれで良いのかと問いたい、自ずと本来の報酬(沙汰)が与えられるだろう