(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

正に早すぎる初雪で帝王ダリア枯れる

2016-11-26 20:31:28 | 花の万華鏡

季節外れの初雪と寒波で庭で好い具合に咲きだした帝王ダリアが全滅した、積雪で枝が折れるやら花や葉が凍傷で枯れてしまった、僅かに残った花を切り取り花瓶に挿した、降雪がなければ12月初めごろまで咲いて楽しませてくれたはずであった、雪の降る数日前に撮影した写真が今となっては懐かしい


「教育機会確保法案」は中途半端である

2016-11-25 17:19:01 | 雑感・エッセイ

「教育機会確保法案」が衆院可決した(下記記事参照)、リースクールなど、学校以外の場で学ぶ不登校の子どもの支援を目的にしたものだ、いまや大問題となっている学校でのいじめなどで不登校となっている生徒の「駆け込み寺」的な教育の場を情報や財政面で支援提供するというものである、

この決定は歓迎できる、しかし、フリースクールなど各種のこうした教育機関を義務教育の場としては認めなかった、まあ一気には目標に到達しなかったということ、だが必ず義務教育の場として認める必要がある、あくまでも・中学校(夜間含む)などに戻す方向だという、だが、最近のようにいじめを訴える生徒に対して応じられない鈍感な小・中学校や教育委員会である限り、学校へ戻す方向は失敗する、再び不登校を再発させる可能性が大だ、

この学校側や教育委員会側の改善がはっきりしない限り、フリースクール側での義務教育を認めないといけない、今回の法案通過は中途半端な結果に終わる、多様な義務教育の場を認めるべきだ、いじめの場に再び帰してはいけない

 

朝日新聞(11/23)リースクールなど、学校以外の場で学ぶ不登校の子どもの支援を目的にした教育機会確保法案が22日の衆院本会議で可決され、今国会で成立する見通しが強まった。当初は、学校外での学びを義務教育制度に位置づけることをめざしたが、反対論が根強く、この部分を削除する大幅な修正が行われ、可決された。


ベトナムの原発輸入撤回は他国の範となってほしい

2016-11-23 17:18:14 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

ベトナムが日本からの原発輸出計画を撤回した(下記参照)、福島原発事故で安全性を見直して建設費が倍増した(1兆9600億円)ので財政的に合わないのが理由だ、ベトナムは原発を中止しても電力構成には影響が少ないとし、ベトナム財政が追い着かないといい、日本の原発技術は高いと評価した、

撤回はあくまで自国の財政上の理由として日本を責めていない、実に立派な態度であり恐れ入る、原爆の被爆国であり原発の事故被曝国である日本がヴェトナムから教えられることのなんと多いことか、ベトナムは賢明な選択を決定した、廃炉費用やもしもの事故賠償・除染費用の莫大な額を知ってのことであろう、インドもまだ再考する時間がある、ベトナムに倣って原発中止してほしいと願う

 

朝日新聞(11/23)ベトナム国会は22日、日本とロシアの企業が建設を担う南東部ニントアン省の原子力発電所計画を撤回する案を可決した。安全性を見直したところ建設費が当初計画より倍増し、財政的に難しいと判断した。日本にとっては、官民共同で獲得した原発輸出事業が頓挫することになった


原発廃炉費用の国民負担は途方もない額になるかもしれない

2016-11-22 18:54:54 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

原発の廃炉費用が増大している、福島原発事故炉では従来試算によれば廃炉費が2兆円、賠償・除染費用が9兆円であった、それが廃炉に4兆円増加、賠償・除染費用が3兆円増加となった、つまり従来は11兆円であったが7兆円増えて18兆円となった、一体全体国内の原発が次から次へと廃炉化したら結局総廃炉費はいくらなのか試算結果は報道されていない、

そこで独断と偏見でもって荒っぽく試算してみた、過酷事故がない通常の廃炉費用として明確に示されていないのだが仮に2兆円としておこう、国内には福島の4基を除けば約50基の原発があり、これらの廃炉費用は全体で、福島18兆円+その他100兆円(2×50基)=118兆円と見積盛ることができる、だがもし福島級の過酷事故が全原発に起きれば最大12兆円×50基=600兆円となる、すなわち福島級過酷事故が起きれば全廃炉・賠償・除染費用は700~800兆円に達する、こんな推定が現実にあってはならないのであるが、もし起これば現在の国家借金1000兆円に達しようかという金額になる、そんなことがあれば費用の問題以前に最早国民生活として存続が難しい、

経産省は廃炉費用を国民から電気料金として徴取するつもりだという、少なくとも118兆円の国民負担はまず則近の課題となってくる、これだけでも国民の負担は途轍もない、更に原発の過酷事故はまさしく国民に想像のできない甚大なる負担・困難を負わせることになる、そのためにも、1基といえども原発再稼働は即止めるべきである、原発電力費用は高くつくのだ


原発避難生徒のいじめ相談に学校も教育委員会も鈍感なのはなぜか

2016-11-21 22:06:13 | 雑感・エッセイ

原発避難生徒のいじめ相談に学校側が忙しい、お金の話は警察へ、自分の管理が悪いのだ、というような担当教師の対応だったという、このような実態は生徒が小学校3年から4年生のころだった、これが原因んで不登校になった、また5年のころはゲームで遊ぶ金を「震災のお金あるだろう」といって出させられたとも、

両親は教育委員会へ学校を指導するように求めたが学校の自治を冒せないと応じなかった、いずれにせよ、学校側は生徒の訴えに応じないし、教育委員会も耳を貸さない、報道によれば以上のようなことであった、

今回のいじめ問題で生徒が踏ん張って自殺をしなかったことは幸いである、今後も勇気を失わないで生きて欲しい、また特に今回のいじめ問題が福島原発の避難者家族に起こったことが異様に目を惹く、

原発事故で現地に住めなくなって移住してきた家族、とりわけ学校の場で生徒にに対する「思いやり」のカケラも感じられないのはどうしたことか、また学校も教育委員会も生徒の訴えにまともに向き合わない、なんとか通常の範囲のことだと片づけたい、生徒自身の自己責任の範囲に押し込めたい、自分たちは手を下したくない、

こういう場合に欲しい共感の情が全く感じられない、今の世の中、かつてのように大同小異だとか、小さいことにいちいち気を使うな、というような鈍感な精神で過ごせるような世界・社会ではなくなってしまった、生徒の訴えは時として弱弱しく聞こえることもある、だから聞こえない声まで聴こうとする繊細な神経と敏感な感覚で物事や事象を捉えて行かないととんでもない事態に陥る、

その意味で感情と共感の繊細さを鈍麻した大人(学校等)には是非若返ってほしいものだ、少年のころの自分はもっと感じやすかったはずだ、自分が同じ避難者やいじめの対象になったらどんなに悲惨か振り返って見ることが必要ではなかろうか


亡き父母の遺品処理、感無量

2016-11-19 19:13:15 | 日記

父母が亡くなって2年近い、以前から遺品の処理をしてきたが最初に手を付けたのが衣類や布団とか毛布などの寝具、それから食器類、親族に見てもらい要るものはもらってもらった、思い出が残る衣類や道具などは処分が困る、書籍、手紙など文書、写真などは後回しにしてゆっくり吟味することにした、

今回は空になって不要になった冷蔵庫や箪笥などの家具類の処分をした、業者に頼んで搬出してもらった、殆どの家具が無くなった後のがらんとした部屋には溜まった埃があるだけで空しく寂しいかぎりだ、改めて父母はもういないのだなあとの無常の感慨が込み上げてきた、休む暇なく今度は自分の持ち物の処分に取り掛からねばならない


小鳥には果物をあげよう、TPPはなぜ強行採決されるのか

2016-11-15 20:48:10 | 雑感・エッセイ

最近は冬鳥が渡って来てさえずりが喧しくなっている、庭にピラカンサやナンテン、万両の木がある、どちらも赤い実を着けて鳥を誘っている、あっと言う間に実がなくなる、そこで木の実を守るためもあり以前からやって見たかったのが果物を木の枝に刺して鳥を呼んで楽しみたいこと、

最近安い柿の実が手に入ったので三分割して木の枝を切ってそこへ刺しておいた、案の定、色んな小鳥が寄って来てついばんでいるようだ、ヒヨドリ、メジロ、キツツキ、今のところカラスは来ていないようだ、ついばんでいるところを覗くと気がついて逃げてしまう、やはり野鳥だなと思った、別に餌付けをしているわけではない、来年は酉年というから色んな鳥と仲良くなりたいものだ、

処で安倍政権は国会でTPPの採決を(強行)したが次期米大統領となるトランプがTPP離脱という方向が強いのになぜそんなに焦って採決するのかと何かと問題となっている、その理由を安倍総理は関税を撤廃してヒト、モノ、金のグローバル化を図り大きい経済成長を目指すのだということだ、成程、総論的にはそうかもしれない、

だがトランプ効果で株価が上がったのは自衛隊へ関係する武器など軍需産業で株価が上がったという、これが本当の狙いかもしれない、武器技術の開発や海外への武器輸出に本腰を入れ始めた政権は関税を低くしてTPP関係国に武器輸出して効果を狙おうというのではなかろうか、無論原発も含まれるだろう


日展を観る、絵葉書を買って帰った

2016-11-11 21:03:44 | 展覧会

毎年、日展が開催されると大抵は観に行っている、今日は生憎の寒々とした天候であったがこんな日の方が空いていていいのである、近年は六本木の国立新美術館で開催されるようになった、以前は上野の東京都美術館で開催していたが個人的には上野でやっていたころの方が気に入っている、

やはり上野公園の雰囲気の方が好きなのである、今回も洋画と日本画を中心に観て次が書道である、休憩を取りながら観るのであるが、近年は歩き疲れるようになってきた、それで工芸についてはざっと眺めただけで出てきた、上野のころは入場券が半券があって他の日に続きを見ることができたと思う、今は当日のみ有効と書いてあった、これは残念だと思う、

何人かの作家が故人となられ遺作が展示されていた、こういうのはしみじみとした気持ちで鑑賞させていただく、一方毎年出品されている作家の作品を観るとほっとした気分だ、それで記念に何枚か絵葉書を買って帰った


IoT、便利さの陰に潜む脅威

2016-11-07 21:26:32 | 社会診断 政治

IoTという技術が急速に拡大しつつある、インターネットでエアコン、テレビ、コンピューターなど家電と繋ぎ外部からスマホ携帯やタブレットなどでリモコン操作できるというものである、家電にはまだまだある、風呂、床暖房などの暖房機器、厨房の湯沸かし、炊飯器、などもある、

監視カメラのようなセキュリティ機器も含まれる、部屋の中の様子を監視カメラで見ることもできて、それによって家電のスイッチ操作ができる、最近は自動車にインターネットを繋ぎ自動運転と連携させるような企画もあるそうだ、

便利になるとばかり喜んではいられない、下記記事にあるように外部から何者かによって家中の家電機器等が攻撃を受けることが起こる、ネットにあらゆる家庭が繋がったらどんなことが起きるか、最近下火となっているが国民皆番号(マイナンバー制度)と似たような危険を感ずる、

家庭や個人の有する電子機器がネットで繋がったら終にはAI(人工頭脳)を連携させるものが現れるだろう、AIで外部から家庭が監視されたら機械(人工頭脳)によって個人のプライバシーは壊滅する、瞬時に混乱が起こされたり瞬時に個人の自由は消えて無くなり、AIに支配されてしまうだろう、その防護策は立てられているのだろうか、

IoTの深化によって大混乱という危機が直前に迫っていると思った方がいいのではないか、それは大地震や大津波により起こされる文明の巨大破壊と似た様相を帯びる

朝日新聞 11/2 {大手製造ルーター、販売停止 サイバー攻撃に悪用の恐れ

ネットにつながる「IoT機器」を経由する新手のサイバー攻撃に悪用される恐れがあるとして、パソコン周辺機器大手のアイ・オー・データ機器(金沢市)は2日、一部製品の販売停止を決めた。IoT機器がウイルスに感染し、サーバーに大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)攻撃」の踏み台にされるケースが国内外で起きている。(以下省略)

 

 


東京都美術館 「ゴッホとゴーギャン展」を観た

2016-11-04 19:22:34 | 展覧会

現在、東京都美術館で開催中(~12/18)の「ゴッホとゴーギャン展」を観た、水曜日だったが寒い日であるのも関わらず会場は大勢の観客でごった返していた、ゴッホは1853年生まれで1890年に死亡、37才であった、

ゴーギャンは1848年生まれで1903年に55歳で死亡した、フランスのアルルで二人は尊敬し合っていたことや貧乏生活を乗り切るために共同生活を始めた(1888年)、始めは順調な生活だったが正反対にも等しい性格の違いが決定的となってゴッホは精神に異常をきたし、自分の耳を切り落とし精神病院に収容され、二人の共同生活は終わった、わずか2か月余りであった、

その後も二人は互いを意識し合い尊敬の念は薄れることはなかった、そして二人は別々の人生を歩み、ゴーギャンはタヒチに渡って独自の絵の世界を開く、ゴッホが若くして死んだ後ゴーギャンはゴッホを偲んであの有名なひまわりの絵を描いて大事にしたそうだ、

性格も画風も全く異なった二人が短い期間であったが共に暮らして強烈な体験を共有しその後の人生に大きな影響を与えたたことは事実だ

展示された作品はまず当時彼らと共に活躍したミレー、コロー、セザンヌ、ピサロ、ロートレック、ベルナールなどのものも鑑賞できる、圧巻はゴッホとゴーギャンの作品を時代を追って見せてくれ、最後はゴーギャンの「肘掛椅子のひまわり」で締めくくる、憎いほどの演出といえる

        「肘掛椅子のひまわり」