(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

危なっかしい立ち上がりと歩行

2014-01-30 22:08:43 | 看取りと介護道

徘徊とは言わぬまでも夜中に就床後ベッドから立ち上がって歩かれる

のもたまりません

ばあちゃんは足腰弱く、いわばロコモテイヴ症候群ですから、たとえ立って

もよろっと転倒の危険があります

ベッドの際にはセンサーパッドが敷いてあるので足が接触すると音が鳴る

ので急いでばあちゃんの部屋へ行きます

そして、ベッドの縁に腰かけて、ぶつぶつと独り言を言っていたりします、

どうしたと聞くと、トイレに行きたいと訴えます

そこで、腕を支えてトイレに連れて行きます、とても一人ではたどり着け

ないし、どこにトイレがあるかもわからない状態です

さらに危ないのは、わたしの到着が遅れたためにベッドから立ち上がっ

てよろよろと歩いているのを発見した時です

危ないから歩くなとなんぼきつく言っても所詮は認知症、効き目があり

ません、だからとにかくセンサーパッドが頼りです、できるだけ急いで、

自分が尿意を催していても夜中でも朝方でも何度でも直行しなけれ

ばいけないわけです

毎夜のことなので疲れます、ショートサービスを3日程させてこちらは

休養しあとの4日はがんばるというわけです

他の人の場合を聞いたり読んだりするとまだ楽だなあと思ったり、

いや厳しいなあと思ったりです

大事なのはこちらの体力気力です


我が家の介護、その近況

2014-01-29 11:39:49 | 看取りと介護道

近況です、じいちゃんは老健施設で車いす生活を続けています、毎週

少なくとも1回は着ているものの洗濯交換に訪れ様子を見て話をして帰って

きます、そんなじいちゃんもこの1月で96才になりました、施設での生活に

ある程度慣れ諦め半分楽しさも半分のようです、楽しさとは仲間がおおぜ

い居てたむろしてなにやかやとしゃべくり合えるようです、それとホールに

他の利用者たちと一緒にいる時間が多くて一人で考えことをする暇がない

らしいです

ばあちゃんは右手首の骨折も完治し病院通いから解放されわたしらも楽に

なりました、デイサービスとショートサービスをかわるがわるに利用していま

す、あれだけ外へ出るのが億劫で嫌がっていたのが施設で楽しくカラオケ

で口ずさんだり、少しはおしゃべりもして家にいるより楽しそうです、しかし、

夜はトイレの付き合いに応じて相変わらずの睡眠不足の毎日です

この3月には92才になりますが顔色もよく食欲十分です、ただ歩くときは

さすがに弱っていて手を引いてよろよろと歩くのみで、すぐ疲れるので長い

距離の移動には車いすを使っています、ときどきじいちゃんのいる老健へ

面会に連れてゆきます、相手が分かるような分からないような微妙な雰囲

気を過ごして帰ってきます、とにかく風邪ひきや体調不良に落ち込まない

ように細心の注意をしています、ばあちゃんんが施設へ通ってくれている

おかげでわたしらもなんとか買い出しや掃除や必要な諸事がこなせ、

時には息抜きのリラックスができます


養護老人ホームの惨状について

2014-01-27 21:42:39 | 看取りと介護道

養護老人ホームの”措置控え”というのが問題になっています、

今日(1/27)の朝日新聞によれば、自治体が入居者を追い出しているよう

です

小泉内閣のときの三位一体改革の結果、地方への税源移譲がこのような

ことを招いたと書いています、

それまで、国から半分は出ていた負担金が、全額地方に負担が任せられ

ということで、自治体によって使う予算がないとこまで出てきたという

ことです

養護老人ホームに居住する高齢者が介護を必要としながらも費用がない

ので追い出したり、受付拒否をするということらしいです

その結果、家で過酷な介護の負担が家族にかかります、あるいは家が

なくて野宿に追いやられる人もいるらしいです

養護老人ホームは空き室が極めて目立ってきたということです

それに、介護度の見直しなどが行われ、介護度が下がる人が続出する

ということです、その結果、特別養護老人ホームの入居も困難になって

きたということです

介護福祉の現状はお寒いかぎりです、団塊世代が高齢者入りしつつ

ある現在、不安を抱える人はもの凄く多いはずです

かつての高度経済成長を支えてきた人々を老後不安にさせている

このような現状は全くなさけなく解せないことです、これは全く酷い話

だと思います、

東電の原発事故の復旧対策を国が負担するのならば、地方自治体の

介護費用も以前のように国が半分は負担するように戻すべきです


映画  キャプテン・フィリップス    アメリカ    2013年

2014-01-24 15:15:55 | 映画の印象

他の船舶や護衛船と一緒に航海しなかったのかとか、こういうときの危機に際してどのように対処するかとか、いろんな教訓が得られると思うが、船長が他の乗組員を救うため自分だけで人質となり死をも覚悟した行為は特筆に値し讃えられねばならないことだ

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
映画の真相とその隠された深層

 


映画  トイレット   日本/カナダ     2010年

2014-01-19 21:42:00 | 映画の印象

母の葬式で始まり祖母の葬式で終わるという一幕のドラマの中で、祖母と三人の兄弟とのほのぼのした親密さが築かれてゆく過程が描かれている、特に最後の締めくくりがおもしろい

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
映画の真相とその隠された深層


介護から見えてきたもの

2014-01-17 20:48:16 | 看取りと介護道

老老介護に年末も正月ももちろんありませんです

むしろデイサービスは休みになっているので、ばあちゃんの介護は朝から

翌朝までつまり24時間、一日中目が離せないというわけです、

デイサービスが始まるまで頑張りました

じいちゃんは施設に入所中ですが、洗濯物の交換やら年賀状など

郵便物を届けたりで出かけました

そういうわけで今年も介護の毎日を究めてゆきます

昨年中も介護サービスの内容もずいぶん必要に迫られて学びました

それにしても、心配なのはわが国の子どもの少なさです、どんな団体へ

をみても構成人数が減少しています、

にもかかわらず若い人は入ってこないようです

わたしも地域のボランテイア団体をわずかな時間を割いて手伝っています

が、そこも高齢化が激しいです

発足した十数年前の当時はボランテイアの皆さんはまだ若くて元気が

あったのですが、そのまま世代交代をしないで老齢化しています

いたるところがこの通りです、たとえば小学校や中学校も生徒数が減り

統廃合しています、

このままゆけば多くの組織は今以上に構成員の奪い合いになり、若い人

来なくなった組織は衰退し終わりを待つばかりです

日本の人口は1億人を近い将来切ってしまうといわれています、

逆に借金は増え続け1000兆円を越してしまいます

消費増税でこの危機を乗り越えることは困難でしょう

なぜ少子化がこのように激しいのか、色んな原因が絡み合ってこのように

なっていると思われます

老人施設も職員が足りなくサービスの質が問われかねません、

また入所したくとも有料老親ホームは結構多いようですが経済的に

入れない人が多いのです

日本を含め世界は大変な困難な時代になってきました

つまるところ子どもたちにとって希望の持てる社会を作ってゆくしかないと

思います

少しずつでも出来る解決の道を見つけてゆく必要があります、


映画  鑑定士と顔のない依頼人   イタリア    2013年

2014-01-12 21:47:31 | 映画の印象

こんな酷いどんでん返しのドラマは滅多にない、その生涯たった一度の初めての恋に胸を焦がし、自分の全てを与えて悔いなしの絶頂感で満たされていた初老の鑑定士ヴァージル・オールドマン (ジェフリー・ラッシュ )は哀れにも美女クレア(シルヴィア・フークスに食い物にされその頂点から地位も財産もなによりも命と同じくらい大切であったコレクションを、一切を失い惚けた魂の抜け殻にされ空虚な歯車だらけの機械のような世間に放り出されてしまった

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
映画の真相とその隠された深層


ことしもよろしくお願いします

2014-01-08 15:29:23 | 日記

ご訪問の皆様、今年もよろしくお願いします

平和は空気や水のようなもの、

あるのが当たり前と思っていた我々です

しかし、これからはそうではなさそうです

平和を心から願って守り抜かねばならないと思います

いつもの冬のようにヒヨドリがピラカンサの実を食べに来てくれました

あと少しでこの実も尽きてしまうでしょう

ヒヨドリは他の実をまた見つけに行くことでしょう