(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

1年間のご訪問を感謝します

2018-12-30 21:53:06 | 季節のご挨拶

2018年もいよいよ押し迫りました

この1年間のご訪問、ご愛読、ありがとうございます

「災」という字が今年を表す字だそうで、情けないです

来年はこれを覆すような人間の、国民の勝利を期待します

パンドラの箱が開けられた時、災難があっという間に飛び出しました

その最後に「希望」が出てきたそうです

是非来年は「望」が年の字となるように、

そして「幸」が次に来るように願い、祈ります

また来年もよろしくお願いします


「ルーベンス展 バロックの誕生」 国立西洋美術館 を観た印象

2018-12-22 13:50:59 | 展覧会

国立西洋美術館で開催中の「ルーベンス展 バロックの誕生」を観た、同時開催中の「ムンク展」(東京都美術館)も「フェルメール展」(上野の森美術館)も大行列で長時間も待つ状態であった、しかし、「ルーベンス展」は直ぐにはいれたし、比較的空いていた、そして観終わったときの感激と満足感は例えようもなかった、「ルーベンス展」観るべしである、絵画が大きいから見上げる姿勢で楽だ、しかし、どの美術館でも思うが絵画の横に貼ってある説明文が小さすぎて見えにくい、是非もっと大きくしてもらいたい、小さいので間近に接近して見ないといけない、絵はでかいのに説明が読みにくいのは目の弱い高齢者が多い現在ぜひとも改善して欲しいものだ、

ビーテル・パウル・ルーベンスは1577~1640のドイツ生まれ、フランドルのバロック期の大画家である、名作「フランダースの犬」で少年ネロが観て満足する絵こそルーベンスの絵であった、そのルーベンスを含め70点が観られるのが今回の展覧会である、

1~2世紀頃のローマ時代に作られた彫刻が展示されていた、例えば「鉢巻をしたアスリート」、「偽セネカ像のヘルメ柱」、「ヘラクレスの頭部」、「かがむアフロデイテとエロス」など大理石をよくぞここまで滑らかに写実的に刻めたものだ、


ルーベンスの絵は大型、迫力満点、チラシにある「エリクトニクスを発見するケクロブスの娘たち」(1615-16年)、「聖アンデレの殉教」(1638-39年)、健康で豊満な女性美は同時展示された彫刻の美とそっくりである、後のロダンやルノワールに影響を与えた、ルーベンスの「自画像」(1623年)は宮廷画家としての自分自身を横顔としてとらえた、大きな帽子が特徴、ルーベンスとはこんな風貌の人物だったと知れる貴重な自画像だ、「法悦のマグダラのマリア」(1625-6年)も傑作、多くの画家がこのテーマで描いている、天使に囲まれ没自我明の状態のマリアの状況、「眠るふたりの子供」(1612-13年)は他のテーマと違ってルーベンスの個人的・家庭的なほほえましい絵だ、他にも竜、大蛇や獅子などの怪物と闘う英雄たち、ヘラクレスとかダビデ、サムソンの絵も多い、たとえばグイド・レーニ作「ヒュドラ殺害後休息するヘラクレス」、ルーベンス作「ヘスペリデスの園で龍と闘うヘラクレス」、「聖ゲオルギウスと龍」、「ヘラクレスとネメアの獅子」、「獅子をひき裂くサムソン」、ピエトロ・コルトーナ作「ゴリアテを殺すダビデ」(1629-30年)など

興味深かったのはドメニコ・フェッテイ作「燃える芝の前のモーゼ」(1615-16年)である、聖書にある有名な場面の絵である、あのイスラエル民族をエジプトから救い出して旅を続けるモーゼの顔が面白い、口をあんぐりと開けて唖然としている様子を描いた偉大なモーセもかくあったかと驚いた

聖書や神話の世界の想像力に尽きぬ興味を抱かせてくれた









 

 


「巡礼への道のり 東山魁夷・平山郁夫展」 市川市東山魁夷記念館 を観た印象

2018-12-17 15:08:53 | 展覧会


「東山魁夷・平山郁夫展」が12/8~1/27で市川市東山魁夷記念館にて開催中である、この美術館は中山競馬場の近くにある、東山魁夷は1908~1999、平山郁夫は1930~2009で活躍した日本風景画の二大巨匠だ、東山は風景画から仏教の色濃い風景画を極めた、広島生まれの平山は原爆投下の被爆体験を持ち、そこから終生仏教画、特に仏教伝来のテーマを極めた、東山の作品には風景画に溢れ、平山の作品には風景画に加え仏像画が多い、今回の展覧会で二大巨匠の作品比較ができて興味深い、両者とも仏教寺院の精緻なスケッチ、筆さばきはさすがだ、東山の風景画は水墨画の要素色濃く、雲、霧、滝、川、山岳、木々、塔などに画伯ならではの奥深い霊的な印象が込められているようだ、

平山では幻想的な描き方が際立つように思う、単なる写生ではなく心象風景が色濃い、仏像の精緻な写生ではなく画伯の魂がどのような信仰的霊感を抱いていたかが絵から訴えてくるものがある、











次の質問どうぞ・・・哀れな腐敗進行現象とみる

2018-12-14 20:14:00 | 社会診断 政治

今の安倍政権を見ていると、傍若無人、やりたい放題、言語道断、開いた口が塞がらない、問答無用の専制政治・・・どういう形容詞が一番ぴったりか、迷うのである、支持率が下がったとはいえ相変わらずの40%越え、本当の支持率は15~20%であり、他に代わる党がないという情けない支持理由で何とか40を超えている、それでもこの政権は満足なのであろう、それにしてはいささか横暴が過ぎはしないか、その一端が最近の某外務大臣が記者の質問に「次の質問どうぞ」を4回流した会見模様、これはないだろうという人を馬鹿にした態度だった、既に「記憶にも記録にもない」という迷回答に今までうんざりさせられた、、これも人を馬鹿にした回答である、「人」とは国民のことだ、衆議院でも参議院でも政権党の議員はいわゆる「金太郎飴」、すなわち、どこを切っても同じ顔、没個性、失言、暴言垂れ流し、それを諫める議員はいない、愈々内部崩壊は中心部にまで達してきているようだ、つまり腐敗が極まってきている、自滅こそ恐るべきもの・・・・!!自民も公明党も目覚めるものは目覚めて欲しい、日本は本当に腐敗滅亡という瀬戸際にいる


民主主義が泣いている

2018-12-08 21:09:19 | 雑感・エッセイ

国会機能マヒといっていい、数の論理でしか法案を進められない今の政権には全く失望、それは2012年の第二次安倍内閣発足のときからずっと続いていることであった、多数決の論理が悪用されてきた、少数者の意見はことごとく踏みにじられた、これ程酷いものとは思わなかったというのが正直な感想だ、頭の上の蠅を追い払うためでしかない最近の進め方は将来必ずしっぺ返しを食らう、その時だれが責任を負うのか、結局国民である、こいう政権を生んだのは即ち選挙における選挙民であったからだ、今の状況をよく見ておくことだけができうる精一杯のことである、