(童話)万華響の日々

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ダビデの罪について

2023-01-06 20:08:32 | 雑感・エッセイ

ダビデはなぜ神に赦されたのか。十戒という神が与えられた神との契約がある。モーゼがエジプトからユダヤ民族を率いてカナンの地に向かっていた時のことだ。シナイ山に留まりモーゼはこの山で神から十戒を授かった。その中には姦淫するな、隣人の妻を奪うな、という戒律がある。ダビデはこの十戒をよく知っていた。既にミカルを娶っていたがバテシュバを見て肉欲にとらわれてしまった。彼女を奪い夫のウリアを戦死させた。 すなわち神の前に罪を犯した。神はこれを赦さず彼の最初の子を死なせた。だが次の子はソロモンでありダビデに次ぐ英知溢れる王となっている。神はソロモンを愛したのである。ダビデも赦された。十戒はユダヤにとって絶対的な掟である。姦淫した女は石を投げられて死刑になった。江戸時代においても姦淫(密通)は罪が重く死罪に処せらえたという。
 何故ダビデは赦免されたのか。これは不思議というほかない。聖書における罪の赦しという問題を深く突き詰めないと分からない。罪人の自分が徹底的な悔い改めと反省をしなければならない。それでも十分にはほど遠い。赦すことができるのは神であって人ではない。神のご判断は不可解なのであり、人の知恵の及ぶ範囲にはない。

 

 

 


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