(童話)万華響の日々

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原発の核のゴミ最終処分場を強引に決定してはならない

2017-08-29 20:53:28 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

原発から出る使用済み燃料、すなわち核のゴミの最終処分場探しが難航している、経産省は処分場に適正と思われる候補地のマップを発表した、だが候補地に名乗りを上げる自治体はない、

兎に角ガラス固化体というガラスに封じ込んだ危険な放射性廃棄物だ、10万年の先を読んで放射能が自然減衰するまで地下深く封ずる計画だそうだ、最終処分地の選定は簡単ではない、青森の六ケ所村の再処理工場で分離されねばならない、だが六ケ所村の再処理も動いていない、それで現在は各原発の敷地内に保管されている、

無理やりに最終処分場を決めることは将来に禍根を残す、今の日本に適正な場所など考えられない、ならば今のままで中間処理場として原発の敷地で保管すべきだ、原発の再稼働をして核のゴミを増やしてはならない、

今後の途方もない保管年月を考えるとき、新たな再処理あるいは放射能減衰の技術が発見・発明されないとも限らない、核科学の研究者に将来を託することは全く希望のないことではない、今から100年、500年たった時にその新技術が現実化されてもいいではないか、拙速に不安定な再処理場を強引に決めてはいけないということだ


月下美人の花、見てよし、匂いよし、食べてよし

2017-08-23 20:45:27 | 日記

月下美人という一夜花がある、数年前に友人から株を分けてもらった、大人の良い株であるので毎年花を幾つか咲かせてくれている、冬の間は室内に取り込んで、五月になったら外に出す、今年も5つの花芽ができたがやはり気候不順の折から3つの蕾は落ちてしまった、しかし残った2つの蕾は順調に育ちこの20日にそろって開花してくれた、

夜の8時頃から開花が始まって10時ごろには満開となる、開花と共に何とも言えない芳香を発する、人によっては好かないというが私は気に入っている、夜の花に相応しい気品のある匂いだと思う、花を懐中電灯で照らすとその花の純白はこの世のものとは思われない、

真夜中の花を見たいが眠くなって諦める、翌朝見ると哀れ萎んであの美しかった程度が余りにも際立っていたので余計に哀れだ、今まではそのまま放っておいた。果実はできないで枯れるままに任せた、ところが今年は咲いた後の花を食べることができるという話を聞き、挑戦した、

2つの萎んだ花を切り取り甘酢漬けにした、冷やした後食べてみるとシャキシャキとした歯ごたえとぬるぬるしたぬめりがある、芳香も少し残っている、丁度粘った白菜といった感じである、悪くはないと評価した、食べれば月下美人の花も喜んでくれるかなと思った


核戦争の危機から足早に遠ざかるべきだ、核を弄ぶことは絶対に慎むべきだ

2017-08-16 16:07:19 | 九州、福島、三陸、熊本、西日本の復興応援・支援

核兵器禁止条約が国連で採択された、にもかかわらず、核爆弾を飛ばすロケットの発射ボタンに手を置きながら互いに口汚く威嚇し罵り挑発し合っている北朝鮮とアメリカにたいして、どれだけ国連の核兵器禁止条約に賛成した国々は気をもんでいることか、

我が国は広島・長崎被曝と終戦・敗戦72年目を迎えて平和の恒久的祈願と戦争反対を訴え続けている、唯一の被爆国である我が国は今まさに核戦争が起きようとしている瀬戸際で声を大にして武器(核のボタン)から手を引き話し合いによる和解交渉を双方の国に呼びかけるべきだ、戦争体験のない今の政治家たちはどうしても想像力に乏しい、絶対にやってはならない手段を悪戯にも弄ぶようなことは絶対に慎むべきなのだ


川端龍子ー超ド級の日本画ー展 山種美術館 を観た印象

2017-08-09 17:33:23 | 展覧会

山種美術館(渋谷区広尾)で開催中の川端龍子展を観た、川端龍子 1885-1966 で没後50年の記念展だ、初期から晩年までの70数展が一挙展示というもの、チラシの「超ド級の・・・」に惹かれて観に行ったものである、その宣伝に違わない内容であった、

30歳半ばまでの絵本の挿絵、スケッチ、双六絵など龍子のデッサン力の卓越さが素晴らしい、「四季之花(1899)」、「機関車 (1899)」「金魚(19--)」、「火生(1921)」、「女神(19--)」、「花と鉋屑(1920)」など、

青龍社時代に至り大型の日本画の創作が目立ってくる、「鳴門(1929)」は今回の目玉の代表だ、青と白を主体とした六曲二双の屏風に描かれた渦潮、巻き込まれる小舟、宙を飛ぶ鵜の対比が面白い、「草の実(1931)」も大作、黒い背景に金色の秋の草が光を受けて輝きそよぐ、「請雨曼荼羅(1929)」も大作、枯れつつある池に横たわる鯉、赤黒く鈍く光る太陽と真っ白な鷺、茶色の日照りの中に枯れてゆく草、「黒潮(1932)」は「鳴門」に似た意味合いの作品か、そして「龍巻(1933)」は巻き上げられた魚やイカやクラゲが落下している構図、変わった構図だ、「香爐峰(1939)」は香爐峰をバックに飛行する軍機が何故か透明、大作である、「金閣炎上(1950)」はもの凄まじい大作、炎上する金閣寺を赤の炎、黒煙、、そして白い煙霧は龍のように見える、「夢(1951)」は中尊寺の藤原氏のミイラを見たときの幻想とのこと、幾多の蛾が棺から飛び立つ、

龍子はホトトギスの同人で俳句を終生よくしたそうだ、短冊に俳句と絵が優美に描かれたもの何点かあって興味を呼んだ、「年賀状 十二支」も面白い、「千里虎(1937)」は虎の頭部である、凄い形相が見事である、「萩の宿(1952)」は龍子自身であろう、「十一面観音(1958)」は墨一色で描かれたものと思う、作者の晩年の境地が描かれたものである、絵と文とがあるときは合体し、あるときは単独に自由自在に創作された龍子の画境に少しでも触れることができただろうか、感銘深い展覧会である


マイナンバーとAIを連携させる危険すぎる危険

2017-08-08 14:39:21 | 社会診断 AI・ロボット

ビックデーターとマイナンバー(MN)を結合させるくわだてが益々進行中である、例えば証券ではNISA利用者に今後も便宜を図るのと引き換えにMNを届けさせている、また、戸籍謄本の取得がし易いようにMNで請求できるようにと法案化が進んでいる(東京新聞 8/3)、既に市役所での書類申請、確定申告、医療費の補助金受け取りの際にもMNが必要となっている、このように国民の重要な個人データーがMNで一元管理されることが着々と達成されつつある、

今後の見通しとしてはAI(人工知能)がMNを用いて個人データーを思いもよらぬ方向で解析を行ってしまうだろう、これは個人の尊厳がAIによって冒されることを暗示する、危険すぎる危険が見える、だからAIの野放しの活用には歯止めが必要なのである、その道具となるMNの野放図な活用にも同様の歯止めが必要なのである、便利さという誘惑に安易に陥ってはならない


72年目の原爆忌に思うこと

2017-08-02 20:08:17 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

安倍内閣が内閣改造中である、支持率低迷を回復しようと躍起である、そんなことをしているときに八月がやってきた、二度の原爆投下を受けた月である、七二年目の八月である、プロ野球では広島カープが断トツで先頭を走っている、七二年目の広島と長崎の原爆忌がやってきた、

核兵器の禁止条約に対して日本は唯一の被爆国でありながら米国の核の傘に守られる方針を堅持するためにこの条約に賛成していない、実に解りにくい国であると条約に賛成する他国からは思われている、

この姿勢は原発稼働主義にも現れている、3.11福島原発事故以後次々と再稼働を進めている、あれだけの復興困難な原発事故を体験しながら性懲りもなく再稼働の道を辿りつつある、このことも他国からは実に解りにくいことだ、

この国は核という不死の魔王に支配されてどうしようもない呪縛の中にいるのである、民進党ははっきりとこの魔王の支配から脱出する道を叫ばなければならないのではないのか、そのための理論化をしっかりと図るべきである、共産党など同じ方針を持つところとはこの点に関して共闘すればいいのだ、もういい加減に目を覚まさねばならない


稲田前防衛相の辞任は形式的、真相解明に蓋をした

2017-08-01 14:11:05 | 社会診断 政治

稲田前防衛相の辞任は南スーダン日報非公表に伴う稲田前防衛相関与疑惑隠ぺいの結末となった、というべきだ、民進党から国会閉会中審査の開催と、稲田大臣の出席を要求された自民党は拒絶した、これがすべてを物語る、

稲田前防衛相は日報公表を混乱させた引責辞任という、他に陸上幕僚長と防衛事務次官が引責辞任するという、稲田氏の辞任について、

「特別防衛監察の結果の公表で、日報の電子データが陸自に保管されていたことを非公表にした経緯に、稲田氏が関与したかが焦点だったが、稲田氏が出席した幹部会議で「方針決定や了承はなかった」と結論づけた。会議でデータの存在が稲田氏に報告されていたかについては、「何らかの発言があった可能性は否定できない」とあいまいな指摘にとどめた。(朝日新聞 7/28より)」とあり、稲田氏は辞任に伴う理由の中であくまでも自分は関与していなかったとした、

政府は防衛相を引責辞任させた代わりに日報問題について稲田大臣の直接責任や防衛相としての資質、暴言当は問わないと決めたのである、これでは丁寧な説明にはなっていないではないか、南スーダン日報公開に関する隠ぺいされた真相を掘り起こし明るみに出し、今後の防止対策を打ち立てることがこの政党は果たしてできるのかと疑う


しかも安倍首相は稲田前防衛相の任命責任は総理たる自分にあると認めてはいるもののその責任の取り方を具体的に示さない、口先だけではだめだ、そして内部監査の限界を如実に表した結果であった