「とおちゃん、珍しい野菜があるんだよ」とかあちゃん
「いままで料理に出したことがあるけど、
実際の大きさを見せるのははじめてだよ」
「へーー!! こりゃあ珍しい形をしているなあ」と、
とおちゃんが感心しました
「名前が書いてあるよ、読んでみなよ」
かあちゃんに言われて
「うん? ”ロマネスコ”っていうんかな」
「珍しいから、買って帰ろう」と、かあちゃんはいいました
「なるほどねえ、これがロマネスコかあ
なんだか藤壷がたくさんあるような、サザエのような
奇妙な野菜だねえ」
ハナミズキも驚いています
「サラダで食べると、
カリフラワーとブロッコリから産まれたみたいな味だな」
とおちゃんの推測が当たっているのかな??
ちいさなねこ 石井桃子 さく 横内 襄 え
福音館書店発行 1963年
ちいさなこねこの冒険です
人間の子どもや、走ってくる自動車や大きな犬にあいます
犬に追いかけられて木の上に、
おりられません
おかあさんねこが探しに来てくれます
おかあさんねこが救ってくれました
よかった、よかった!!
昭和のころの自動車や家並みが描かれていて
なつかしいです
もう10年以上使ってきた愛用のCDラジカセがこわれました
どうこわれたかというと、CDのトレイが開かなくなってしまった
CDケースに挿入しておいた愛着のCDが取り出せなくなってしまった
というわけです
ラジオはAMもFMも聴けますから、CDの故障だけなので、
電気屋さんで修理してもらうつもりです
ただ、修理費が高いと、買い替えたほうが良いかもしれません
最近の電気機器は修理費が高くて、つまらない個所がこわれただけで
大部分が使用可能の機能を保っても、
買い替えの方が安いという変な経済学が成り立つのです
われわれはいつの間にかこの経済学を変だと思わなくなっています
これがいかに資源や財産を無駄にしているかわからない
そもそも人間のものの考え方が貧弱になってしまうのが怖ろしい
こういう経済学をひっくり返して、もの(資源)を重視する経済学を
復活させてほしい
日本経済の再生は案外こんなところにあるかもしれないと思いました
くまとやまねこ 湯本香樹実 ぶん 酒井駒子 え
河出書房新社発行 2008年
仲よしだったことりに死なれたくま、
すっかりおちこんでいたところへ
旅のやまねことあうのでした
やまねこはヴァイオリンを弾いてくまをなぐさめます
その曲を聴きながら
くまはことりの死を初めてうけいれることができました
そして、ふたりは一緒に旅に・・・・・・
愛するものの死にあい、
それを受け入れ立ち直ってゆく
こころなぐさめられ、こころ温まる、
そんな素晴らしい絵本です
絵はモノクロですが
それがかえって雰囲気が出ていていいです
ルドンが愛した花たち、
なかでもアネモネにはひときわ強い愛着を抱いていたようです
代表作「黒い花瓶のアネモネ」はパステル画、
好いですねえ
昨年、東京で開催されたルドンの展覧会で本物を見たときは
圧倒されました
いま、家の鉢で咲いているアネモネの大輪の花を見るにつけ
改めてその良さを痛感し感動しました
「最近好いことがあったんだよ」と、とおちゃんが嬉しそうです
「友人が南房総で買ってきた採り立ての「ストック」の花だよ」
「なにがそんなに気に入ったの」とハナミズキがききました
「花も好いが、匂いが抜群なんだよ
ツーンと鼻をつくみずみずしい鋭い匂いが何ともいえないなあ
野性のままであることをを証明してくれたんだなあ
最近の園芸種は匂いがなくなってしまったんだよ」
「誰にも差しさわりのない色と形だけの花になってしまったんだね」
ハナミズキもそんなふうに思いました
MI6のボスであるMの最期が来てしまった、今回は毎回シリーズの魅力の一つであるボンドガールの迫力がいまいちであった。何故か、それは用意されていたボンドガールであるイヴも敵組織の女もその座をMに譲ってしまったかのようであり、今回のボンドガール(マダム)はMその人であったということだ。
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⇒「映画の真相とその隠された深層」
「こんな寒い冬の真っ最中なのに
なんて温かく美しいんだろうね」
ハナミズキが感心してため息まじりにいいました
「本当だなあ、
こんなにあざやかなアネモネはみたことがないよ」
とおちゃんも本当に感動しています
「この花のまわりがポーッと温かいいねえ」
ハナミズキが優しくアネモネを見ています
「そういってもらえると、うれしいなあ
見てくれるみんなを温めてあげたいね」
アネモネも答えました
「そうだ、アネモネちゃんと呼ぶことにしよう」
ハナミズキが思わずそういいました