(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

認知症を防ぐ努力

2013-11-29 21:18:59 | 日記

近所の公民館で高齢者を対象とした茶話会が開かれるというので参加

しました、参加者や主催者を含めて50名以上の人々が集まり熱気むんむ

んでした、ボランテイアの演芸が披露されみなさん熱心に見入っておられま

した

そのあと、お茶とお菓子を食べ互いの会話に花が咲きました、しばし続き、

司会者がゲームを説明し、みなさんもの珍しそうに聞いていました

やはり、認知症の予防を目的とした記憶力を確かめるようなゲームでした

誰もが認知症の予備軍であり、65才以上で800万人もいるそうです

全く他人事ではなく、今は親が認知症になっており、その介護で大変です

が、もはや待ったなしの自分の問題でもあります

自動車教習所でも高齢者の免許更新時には認知症の有無を確かめるテス

トがあります

これに合格するためというわけではないですが、年をとっても認知症になら

ないために工夫をして記憶力を高め、暗算をして、同時にウオーキングの

ような有酸素運動を行うのが良いそうです

日ごろの習慣にできればいいんですが、歩くときは結構何も考えずにただひ

たすら歩き、周囲の景色を見ることが多いです、覚えるべき単語を散歩の風

景と結びつける訓練が好いらしいです

 


孤立する認知症高齢者のテレビをみて思った

2013-11-25 21:41:18 | 看取りと介護道

昨日のNHKスペシャルで放映された孤立する認知症高齢者の実態は

涙なくしてみておれません、特に認知症で家に引きこもる奥さんの介護を必

死で頑張っているご主人のケースには胸につまされるものがありました

認知症の奥さんを見守らねばならないために一日中昼も夜も傍にいなくて

はならない、ただ買い物に外出する時だけ一人になれると、

しかし、その間に奥さんは外へ出て行ってしまい、ご主人が帰ったあとも行く

え知れず、夜になって近くの公園から戻ってくれました、気持ちが休まる時

がありません、それでデイサービスへ出てもらおうといいますが奥さんは嫌

だ嫌だの一点張り、ご主人は途方に暮れてしまいます

どうしてかというと、奥さんは他人の中に入ってゆくのができないといいます

そこで、一つ提案ですが、ご主人が「自分も一緒にデイで過ごすから一緒に

行こう」と説得したらどうでしょうか、二人一緒ならOKしてくれないもんでしょうか

ご主人はまだ健康体ですからボランテイアとしてデイサービスでなにかさせ

てもらったらどうでしょうか、例えば、利用者の話し相手やら、入浴後の利用

者の濡れた髪の乾かしやお茶出しや・・・・いろいろ工夫したらどうでしょうか

そのうちに奥さんも慣れて一人で行けるかもしれません

とにかくデイサービスやショートステイなどに行きたくないと抵抗する高齢者

は多いでしょう、うちもじいちゃんやらばあちゃんやら、初めのころはやっぱ

り嫌がって説得には苦労しました、いまでは何とか行ってくれてますが

他にもうまい方法があればアイデアを出し合いたい、互いに助け合いたい

ものです


認知症高齢者の極端な二つの実例

2013-11-22 21:50:47 | 看取りと介護道

テレビをみていたら、認知症高齢者の実例の極端な二つの報道がありました

まず、一つは老人施設に入っている認知症が酷い利用者のことです、その人

は、介護者や職員に向かって暴れる、ひっかく、大声でわめき怒鳴り散らす、

などなど・・・・とても扱いに困って施設を出てもらいたいと頼まれたそうです、

しかしそれでは家族は困るでしょう、家では看ることが困難だから施設に入

所させたわけです、もはや行き場がないです、悲惨です

他の一つは、認知症で物忘れがひどくなって、生活が厳しくなってきた高齢

の親を笑って楽しく看てゆこうという発想と実行の紹介でした、なるほど、

楽しく接し、笑いを引き出そうというのは好いアイデアだと思います、だが実

際には難しいでしょう、しかし、笑いを忘れてはいけないと思います、努力し

なくてはいけないでしょう

実際に、上にあげた扱いに困る認知症高齢者から笑いを引き出そうとする

試みをしてみても好いと思います、やってみなければ分かりません、やって

みて評価するべきでしょう

問題はどういう方法で笑いを生み出すかでしょう、いろいろ考えてみるに値

します

(写真はスカイツリーのイルミネーションと満月  文章と関係なし)


「ターナー展」を観る

2013-11-19 15:34:18 | 展覧会

東京都美術館で開催中の「ターナー展」を観てきました、

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)ーの展覧会は

一口でいうと、入ってすぐに会場が暗くて隣の入場者も分からないほどで

驚きました

こんなに照明が暗い展覧会はあまり経験がないです、したがって、大型の

絵はまだしも小さい絵はほとんど混み合っているのでさらに見えません、

また、絵の説明書もよく読めません、これは残念でした

絵の保存上仕方がないのでしょうが、せっかくのターナー展が勿体なかった

です

全体の感じでは、風景画が得意で単なる写実ではなく、空、空気、波、光、

海、岩壁、雲などが混然として混ざり合って靄がかかったようでもあり、

スケール感の大きな絵だなあという印象です

色彩はくすんだような黄色、褐色、暗色、で満たされています、人物は風景

の中でかなり小さくあまりはっきりした感じがしません

そんな中で、帆船を描いたものは実に明瞭に描かれていました、帆船には

ターナーの思い入れがあったのでしょう、そこで、この絵葉書を買いました


好奇心は捨てず、古い情報は捨てる

2013-11-17 21:11:46 | 日記

連日の介護をやっていると実に暇がなく、気分も体も疲れやすいです

いやおうもなく慢性の睡眠不足に陥っています

それで、ついつい身の回りのなにやかやの整理整頓が疎かになり、

あっという間に書類の山が出来上がって、しょっちゅう探し物に明け暮れる

羽目に落ち込んでいます

どんなものが溜っているかというと、介護、原発や憲法改正がらみの新聞や

雑誌の切り抜き、読もうと思って買ったり配達された雑誌、ダイレクトメール、

保険や年金の通知はがき、病院の領収書、書物とか携帯電話のパンフレッ

ト、老人施設のカタログ、

あれも読むだろう、これも見るだろうという心配だか、要求だか、それやらで

捨てられずに溜って山となっております

ところが、そのまま放置されいつの間にやら情報として古くなって賞味期限

を過ぎて、あまり意味を持たなくなっています

買った本なども、ブックオフなどの古書屋へ持ってゆけばいいのにそのまま

です

「断捨離」という流行語がありますが、思い切って処分しなければいけません

好奇心は捨てたくなく、古い溜りものものは捨てなければと思っているこの

頃です


また手首骨折だ

2013-11-14 21:38:54 | 看取りと介護道

ばあちゃん、再び寝床から起きたときに立ち上がったらしく、転倒し、

今度は右手の手首を骨折しました、前回は左手の手首でした

以前にこのブログで紹介した寝床から出て踏むと知らせるセンサー付きパッ

ドはなりませんでした、盲点があったのです、

寝床の周りのパッドが置いてないところをすり抜けたらしいです

いわゆる”耳なし芳一現象”です、つまりお札を張ってない個所が一か所で

もあると悪い奴に狙われてしまうのです

おかげで、また病院へ行きギブス固定してもらいました

利き腕の方ですから、トイレ、食事など、すべての動作が不便です、

介助も苦労します

また全治までの最短2か月はばあちゃんも、わたしらも大変です


映画 グランド・イリュージョン フランス/アメリカ 2013年

2013-11-13 22:17:36 | 映画の印象

初っぱなから派手で目くらましに溢れ、カーチェイスもあり最後までイリュージョンで貫かれる、すなわち、ドラマそのものがイリュージョンであり、犯罪であり、それ故に種も仕掛けもあり、それらは大がかりであって意表を突く

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
映画の真相とその隠された深層

 


「モローとルオー  聖なるものの継承と変容」展

2013-11-10 20:57:51 | 展覧会

  

先日友人と会う用事があり、都内に行きました、その帰りに多少時間が

あったので以前NHKテレビで紹介していた「モローとルオー  聖なるもの

の継承と変容」展を観てきました、会場はパナソニック汐留ミュージアムです

 ギュスターヴ・モロー(1826-1898)とジョルジュ・ルオー(1871-195

8)は同じパリの美術学校で師弟の関係でした、ともに卒業の試験では1位

なれなかったそうです

共に敬愛する関係は終生続いたそうです、両者ともに聖書の世界から題材

を得て描きました

 モローの幻想的で見えざるものを心象的に描く特徴は鬼気迫るものがあ

り、特に「パルクと死の天使」(上)はもの凄い世界を感じました、

黒い馬にまたがり薄明の空に浮かび上がる闇そのもののような骸骨のよう

な死神は瞬時にも世界を股にかけてやって来るかのような気がしました

ルオーはステンドガラス職人であったその技法が巧く生きて、その太くて黒

い輪郭と澄み切った色彩で描かれた対象が胸を打ちます、

特に今回の出展中では「避難する人たち(エクソドゥス)」(下)はうなだれ

疲れ切って避難する人々の背後に赤く照る太陽は数千年前の旧約の世界

とは思えず、まさに現代の多発する災害の避難者であり、原発の放射能か

ら逃れる避難者であり、赤い太陽は恐ろしい核放射能の暴発を今にも起こ

さんとするかのように思えて生々しい現実感に捕らわれました

この二人の巨匠は全く凄いです、預言者そのものです


映画  私が愛した大統領    イギリス  2012年

2013-11-07 10:14:35 | 映画の印象

大統領ルーズベルトの従妹デイジーが99才で亡くなって始めて二人の秘められた関係が明らかにされたということだ、一種の裏話、スキャンダルであり知らなくてもいいことであるかもしれない、だが、知ったことでニンマリとする人は多いだろう

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
映画の真相とその隠された深層


介護に必要な便利な道具たち・・・・その三 センサー付きパッド

2013-11-05 22:16:37 | 看取りと介護道

認知症の高齢者は徘徊とか、ふらふら立ち上がってどこかへ行こうと

したり、それでなくても部屋の中を物色したり、かき回したり、色んな物を

隠したり、・・・・実にさまさまです

それゆえに日中は絶えずそばに一緒にいて見守り(ウオッチング)していな

いといけないわけです

特に夜間は難しい問題があります、一日付き合ってやっとのこと寝巻を着せ

てトイレを済ませ、寝床に寝かせます

家族によっては同部屋で添い寝をして夜間もウオッチングをする介護者も

いれば、別の部屋に寝て物音に耳を澄ませている介護者もいることでしょ

う、これだと熟睡ができません

どちらが好いのかというと、これは住宅事情もあれば、夜ぐらい別に休みた

いという場合もあるでしょう

うちの場合はやはり、部屋が狭いのでばあちゃんは一階に寝ているし、

わたしらは二階に寝ています

 ばあちゃんも認知症の症状から夜間に置きあがってトイレに行きたがった

り、寝ぼけてうろうろします、それで以前、転倒して手首を骨折した時から

また立ち上がって転倒されたら困るということで、夜間のウオッチングをどう

したらいいか考えました

はじめは監視カメラを部屋内において、モニターで見たらどうかという案が

ありました

しかし、しょっちゅう目覚めて見ているわけにもゆきません、そこで、

見つかったのが「触ったり踏んだりしたら音がするセンサーパット」です

これは玄関に敷く絨毯ぐらいの大きさ(80×50cmぐらい)の薄いパッドで

す、無線によって二階に受信機を置いておいても感度よくなります、音は数

種類のメロディーから選べますし、音量や鳴っている時間も調整できます、

これで気兼ねなく寝ておれます、メロディーが鳴ったら素早く駆けつければ

危ない状態になる前に防ぐことができます

寝床の周りに置いておけばいいわけで、必要に応じて数枚使うことも考えら

れます、パッドの上に別の毛布か絨毯などを乗せておけば不自然さがあり

ませんし、ばあちゃんたち被介護者に怪しまれることもありません

大概の普通の家であれば、どの部屋、二階でも受信機は応じられます

それでトイレに行きたがっている場合などに実に有効でありがたいです

介護用品なので介護保険でレンタルで安価に使えますから安心です


日本シリーズは実におもしろかった

2013-11-03 22:02:20 | 三陸の復興応援支援

今年の野球は日米合わせてまったく面白かったです

日本人の選手がよく活躍してくれました

特に今回の日本シリーズは見ごたえがありました

とんでもない大記録の田中をはじめ、実馬、則本らの活躍で巨人打線を

制し見事に日本一になりました

田中は昨日160球を投げたにもかかわらず、今日も9回で登板し打たれ

ながらも最後まで得点させず昨日の雪辱を晴らしました

東北は3・11の震災・津波の打撃からどれだけ楽天の活躍で励まされたこ

とかと思います

これだけスポーツ選手が尽しているのだから、政治家や経済界はもっと

質的な復興支援をしないといけません、

原発問題にしても、脱原発を正直に表明してまっすぐに分かりやすい

エネルギー政策を立てて進めなければいけません

本当に現政権には目を覚ましてほしいものです


原発海外輸出は人道的か

2013-11-01 21:35:01 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

久しぶりに脱原発の私見を書こうかと思います、

小泉元総理大臣が脱原発を声高々に主張し始めてくれて正直にうれしい

気持ちです

さて、現政権が安倍首相を旗頭にして原発の海外輸出を華々しく進めてい

ることは全く持って合点が行きません

特に今売り込みの契約中であるというトルコの場合は実に懸念をもたざる

を得ません、それというのも、トルコは日本と同じく有数の地震国であり、

大きな地震が起きたことも記憶に新しいです、日本と同じく活断層が国土を

走っているそうです、原発事故が起きたときの悲惨さは福島と同じでしょう

従って、このような地震国に原発を輸出するというのはどういうもんでしょう

か、もし、逆に福島3・11を経験した日本が海外から原発を技術導入しない

かと誘われたらOKというでしょうか、言わないでしょう

自分で嫌なことを他人にしてはならないというのが、新訳聖書に書かれてい

ます、もしも相手が目先の利益(経済や電気不足)にとらわれて間違った判

断をしてしまいそうならば、騙して押し付けている行為と同じです

しかも、日本国内において輸出の建前上かどうか知りませんが、原発再稼

働を強行しようとしているのは暗闇に棲む得体の知れないものから気味の

悪い囁きを聴いたためかと疑ってしまいます

現政権はどうすれば目を覚ましてくれるものでしょうか