(童話)万華響の日々

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「生誕260年記念 心のふるさと良寛」展  永青文庫 を観た印象

2018-06-26 15:14:22 | 展覧会

目白にある永青文庫は細川家のコレクション美術館、今回は良寛和尚の生誕260年記念展覧会が開催中である(~7/11)、初めて訪ねた日は梅雨の雨が結構激しく降る日であった、永青文庫は巨樹の林が茂るなかにひっそりと佇んでいた、展示は前期と後期に分かれ観に行った日は後期で良寛の晩年における作品からなっている、大方が書である、屏風や掛け軸である、絵と書画がそれに次ぐ、そのほか托鉢に用いた鉢「鉢の子」、良寛が愛用した手毬など見ることができて良寛の人間性に触れることができる、「筍図」も二つの大きな筍の水墨画であり印象に残った、良寛の墨書は解説文が掲示されているからゆっくりと読めば内容が分かる、しかし私には直には読むことができない、独特の漢字でありひらがなである、ただしその字体は優しく温かみが感じられ良寛さんに会っているような気がする、それで十分だと感銘に耽りつつ永青文庫を後にした


特別展「名作誕生  つながる日本美術」 東京国立博物館

2018-06-20 20:29:14 | 展覧会

 5月27日で東京国立博物館で開催されていた「特別展 名作誕生---つながる日本美術」について鑑賞の印象を記録しておきたい、日本美術の名作の誕生がどうして生まれたかを「山水」、「花鳥」、「人物」に分類して紹介した、幾つかある中で自分は伊藤若冲重要文化財「仙人掌郡鶏図襖」と「雪梅雄鶏図」をまず挙げたい(上掲)、若冲といえば鶏だ、中国絵師の鶴の模倣作や自分の30年前に描いた絵の模倣があるという、出だしは鶴の絵で鶏に至った、あの生き生きとした躍動感溢れる鶏の絵が完成した、

次に重要文化財伝顔輝「寒山拾得図」が元になって岸田劉生「野童女」(1922年)が生まれたという、中国元の時代(14世紀)に描かれた寒山拾得の笑った表情は劉生の娘 麗子の笑う表情に酷似している、これは作品が並列して展示されているから直分かる

1889年に創刊された美術雑誌「國華」がいまも刊行されていて美術の紹介を続けてきているそうだ、美術研究はこの雑誌によるところが大きいという、

 今回の研究結果は「國華」によるところが大であると説明されている

 

 

 

 

 


地震にも人事を尽くして天命を待つということか

2018-06-19 17:04:15 | 日記

またまた忘れないうちに起きた大地震、被害にあわれて亡くなった方に心からお悔やみ申し上げます、怪我を負った方や被災された方がたが早く回復されるように祈ります、いま自分が住んでいる千葉を含む関東もよく地震がある、東日本の群発地震や群馬県でもやや大きい地震がつい最近起きた、火山の噴火も多発している、南海トラフ地震の予測ではいつ起きてもおかしくない時期に入っているそうだ、大変なことになっている、大阪で起きたM6.1の地震の結果は東京では更に巨大な惨状となる、これだけ複雑複層した巨大都市の直下型地震の結果は想像に絶する、交通網やライフラインの復旧には半日以上数日から数週間、場合によっては数年も要するだろう、更に家屋が破壊されたら避難所暮らしになる、仮設住宅もいつできるか予測不能、水や食料の確保はできているか、どこまで心配したらいいのか分からないところが地震である、自助、公助、共助はうまく働くだろうかとか気になる、最近の専門家の試算では南海トラフ地震の被害は今後の20年間で1400兆円というから凄まじい、日本はまさに沈没する

兎に角3.11以来やっていることは家具の転倒防止用の突っ張り棒設置、非常食としてレトルト食品等買い置き、風呂浴槽にはいつも水を張っておく、これはトイレの流し用だ,携帯ガスコンロとボンベの買い置き、水を入れたペットボトルの買い置き(2,3日用か)、買い置き品は消費期限が来たら新品と交換している、懐中電灯を幾つか置いておく、乾電池型ラジオを置いてある、まあそんなところだ、まだやっておかないといけないのは非常用の持ち出しバッグを準備すること、これだけやっておけば絶対安心などというものはない、どこかで妥協だ、後は幸運に恵まれるように神に祈る、いわば人事を尽くして天命を待つという諺は地震の場合にも当てはまるが、人事は決して尽くせないと懸念する


歴史を書き替える行為と同じ「モリカケ問題」の本質追求と解決はずっと取り組まれるべき

2018-06-15 21:28:44 | 社会診断 企業

目まぐるしく世界は変わる、一日過ぎれば新たな事件が降ってわいたように起こっている、誰がこれらに全て付いて行けるだろうか、そんな中で「モリカケ問題」は明らかに違っている、政治家は法制化を急ぐ、「働き方/働かせ方改革法案」、「カジノ法案」等々やたらと採決を急いでいる、「モリカケ問題」は根本的に深刻であり底辺に流れる濁流は「公文書、決裁文書の改ざん・廃棄」という有らざるべき官僚と政治家を絡めた蛮行である、原因を徹底的に洗い、膿を出し切って罰すべきものを罰し,根本的な再発防止の対策と法案を立てるべきだ、最近麻生大臣が財務省官僚の処分を発表したが政治家の関与を含め明らかにされていないことが多すぎる、なぜという問いに答えていない、なぜ改ざん事件が起こったのか、

タイムマシンに乗って過去に遡り既に起きたことを変更したり削除したりするドラマ・映画がある、それは今現在に不自然な結果をもたらす、公文書の改ざんや廃棄はそれと全く同じ行為である、今起きている現実を狂わせる行為であり、歴史を書き直したり、無かったことにするという真実を覆い隠す許されざる行為である、歴史に手を加えた者には厳罰が与えられるべきで、改ざん・廃棄を指示したり暗黙の指令を与えた為政者には厳しいい沙汰がなければならない、今回の「モリカケ問題」は同時進行的に起きている数多の事件の対処や政策によってないがしろにさせてはならない、もしそうする者がいるならその者は歴史を改ざんした者と同等の罪に問われる


山へ帰った鳥がまた戻ってきた、原因はおかしな気候か

2018-06-11 21:43:25 | 日記

最近懐かしい鳥のさえずりを耳にする、なぜだろう、5月初旬にはすっかり姿を消して山に帰ったはずのヒヨドリのことだ、四十雀や椋鳥と一緒になって鳴いているではないか、また里に戻ってきたのかな、最近の気温の派手な上下変化が鳥たちの行動にも影響しているに違いない、我が家も炬燵をまだ置いてある、といっても電気炬燵だから布団を掛けたままにしてあるだけで電気は入れない、先週には扇風機の小さいのを出したところだ、初夏と初春が同居している、俳句の季語もぴったり合うのがなくて困るのではなかろうか、


膿出しのふりに終わってはならない

2018-06-06 16:54:59 | 社会診断 企業

自公民の政権党の直近の支持率は約3割台で不支持率約5割以上より低いそうだ、まだ3割もあるとみるか、もう3割しかないとみるか、微妙である、さて財務省の麻生大臣が「森友公文書廃棄・改ざん問題」に謝罪し理財局の一課が関係したこと、自分は辞任しないし再発防止に意欲を示した、安倍首相も再発防止を指示した、政権に不支持を示す国民は到底納得しない、益々不支持率は上がるだろう、

それにしても大阪地検特捜部は森友問題で起訴を断念した、到底理解できず容認できないし、不甲斐ない地検という印象はぬぐえない、前回の甘利大臣のときも東京地検は起訴不発であった、社会正義貫徹という市民の期待に応えようという姿勢がまるで欠ける、それで民間企業の不正摘発に積極的なのは一体どうしたことか、

「モリ・カケ問題」を代表とする安倍政権の闇は複雑で巨大なクロスワード・パズルを解くようなものである、縦と横の単語が上手く重なった時にすべての空欄が埋まる、まだまだ空欄が残っており埋まっていない、「モリ・カケ問題」では政治家の関与という幾つかの空欄が埋まっていない、

パズルにはヒントが必ずあるが、「モリ・カケ問題」では佐川前国税庁長官、安倍昭恵氏、加計学園長その他の参考人招致や証人(再)喚問などのヒアリングが絶対必要だ、安倍首相や麻生大臣が膿を出し切るというのならこれらの要請に応じなければ口から出まかせとなる、クロスワード・パズルは正直だからすべての空欄が正しく詰まれば自ずと問題の闇は光が当てられることになる、野党はまだ詰まっていない空欄を埋めるべきだし、自民党自身も膿を出し切るために野党の要請に応じなければただの膿出しのフリに協力しているに過ぎない

麻生大臣が必死になって辞任を否定している姿は義経を守る弁慶に似ているとは言われる、だが弁慶は矢を受けて立ったまま絶命していたという、安倍首相を守るために立ちはだかっているならば野党や国民の批判に逃げずに数々の国会での要請に応じなければならない、