(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

渇水の夏、節水に気を配り、熱中症や蚊に注意だ

2016-06-16 16:40:13 | ハナミズキとの語らい

風が強い日が多い、雨が少ない、

それでも夾竹桃は好い花を咲かせてくれている

きっと日差しが強いためだろう

ダムの水も少なくなってきたそうだ

渇水の夏が来ているようだ、

被災地の人たちのことを思うと切ない

なにか力になれることはないかと考えるんだが・・・・

熱中症や蚊に喰われないように気を付けましょう



バレンタインデイは猫にとっても楽しい

2013-02-12 20:24:28 | ハナミズキとの語らい

「猫にとんでもないいたずらをして

悪用する人間がいるらしいね」

ハナミズキが怒ったふうにいいました

「そりゃあそうさ、猫は人間にとっていい友達だし、

神聖な生き物だっていうからなあ」

とおちゃんも怒こっていいました

「そろそろバレンタインデイがくるよね

猫ちゃんたちも嬉しいだろうね」

ハナミズキがそんなことをいいました

「どうかなあ、

最近は寒くてあまり外では猫たちを見かけないんだ」

「きっと暖かい陽だまりで、猫たちも贈りものをあげたり

もらったりしているんだよ」

ハナミズキはうらやましいのでしょうかね


百両の木の実が小鳥に食べられて・・・・

2013-02-09 20:50:13 | ハナミズキとの語らい

百両の木に赤い実がなっていました

「百両の赤い実が、今はもうすっかりなくなってしまったね」

ハナミズキが不思議そうです

「そうなんだよ、赤い実を袋をかけて守っておいたのさ」

とおちゃんがそう話すと、

ハナミズキはなぜなんだという顔をしました

「小鳥たちが来て、たちまちに食べつくしてしまうからだよ」と、

とおちゃんが答えました

「そういえば、1月の大雪が降った日までは

まだ実があったねえ」とハナミズキ

「そのあと、鳥たちが見つけてあっという間に

食べつくされたのさ」

とおちゃんはため息まじりです

「きっと小鳥たちがどこかで

百両の種を落としてくれていると思うよ」

かあちゃんがそういいました

「そうやって、どこかで新しい百両の木が

生えてくれば嬉しいってことだね」

ハナミズキも納得したようでした

「百両の木は珍しいから

自然に生えれば好いことだなあ」

とおちゃんもうなづきました


新(珍)野菜「ロマネスコ」に驚く

2013-01-28 21:46:25 | ハナミズキとの語らい

「とおちゃん、珍しい野菜があるんだよ」とかあちゃん

「いままで料理に出したことがあるけど、

実際の大きさを見せるのははじめてだよ」

「へーー!! こりゃあ珍しい形をしているなあ」と、

とおちゃんが感心しました

「名前が書いてあるよ、読んでみなよ」

かあちゃんに言われて

「うん?  ”ロマネスコ”っていうんかな」

「珍しいから、買って帰ろう」と、かあちゃんはいいました

「なるほどねえ、これがロマネスコかあ

なんだか藤壷がたくさんあるような、サザエのような

奇妙な野菜だねえ」

ハナミズキも驚いています

「サラダで食べると、

カリフラワーとブロッコリから産まれたみたいな味だな」

とおちゃんの推測が当たっているのかな??


匂いが、香りが素晴らしいストックの花

2013-01-15 21:17:53 | ハナミズキとの語らい

「最近好いことがあったんだよ」と、とおちゃんが嬉しそうです  

「友人が南房総で買ってきた採り立ての「ストック」の花だよ」

「なにがそんなに気に入ったの」とハナミズキがききました

「花も好いが、匂いが抜群なんだよ

 ツーンと鼻をつくみずみずしい鋭い匂いが何ともいえないなあ

野性のままであることをを証明してくれたんだなあ

最近の園芸種は匂いがなくなってしまったんだよ」

「誰にも差しさわりのない色と形だけの花になってしまったんだね」

ハナミズキもそんなふうに思いました


周りを温かくするアネモネちゃん

2013-01-09 21:40:34 | ハナミズキとの語らい

「こんな寒い冬の真っ最中なのに

なんて温かく美しいんだろうね」

ハナミズキが感心してため息まじりにいいました

「本当だなあ、

こんなにあざやかなアネモネはみたことがないよ」

とおちゃんも本当に感動しています

「この花のまわりがポーッと温かいいねえ」

ハナミズキが優しくアネモネを見ています

「そういってもらえると、うれしいなあ

見てくれるみんなを温めてあげたいね」

アネモネも答えました

「そうだ、アネモネちゃんと呼ぶことにしよう」

ハナミズキが思わずそういいました


アネモネは冬の花、本当にきれいな花

2012-12-24 21:29:15 | ハナミズキとの語らい

「今年の冬は寒いねえ」

ハナミズキがささやきました

「君も葉っぱをすっかり落として冬模様だなあ」

とおちゃんがいいました

「とおちゃん、園芸屋さんで冬の花をいくつか仕込んできたんだね」

「パンジーとか、葉ボタンとか、

そのなかでもアネモネが気に入ったんだよ」

「赤色の花、青色の花、いいなあ、 

今咲いているのは青色の花のアネモネだね」

「花が咲いたら、ずいぶんと大輪で驚いたんだよ」

とおちゃんはすっかり気に入ったようです

「日がさすと花が開いて、日が沈むと花も閉じるんだね

本当に大きな花できれいだね」

ハナミズキも喜んでいます

「冬にこんなきれいな花が咲くとは、まったく嬉しいなあ」

とおちゃんもいつまでも寒い空気の中で見ていました


初めて植えた瓢箪の実が見つかった

2012-11-22 09:42:51 | ハナミズキとの語らい

すっかり、落葉してハナミズキも冬支度です

庭でひょんなものをかあちゃんが見つけました

「かあちゃん、それはなんだい  

そのちいさなものは?」とハナミズキが聞きました

「あれ、あれ、おどろいた   これは瓢箪ではないかえ」

「とおちゃん、いいモノ見つけたよ」と、

かあちゃんがとおちゃんにいいました

「あれまあ、ことし緑のカーテンになるかなと期待して植えた瓢箪ではないか

花は咲いたけれど、実ができたとは思わなかったよ

ご近所さんから苗をいただいて、

初めて植えたんだが、簡単には瓢箪の実はならないと

聞いていたから嬉しいなあ」

とおちゃんも驚いたり、喜んだりです

「この瓢箪、地面に落ちていたんだよ」とかあちゃんがいいました

「収穫があって好かったねえ」と、ハナミズキも喜びました

小さい小さい瓢箪の子どもです、落花生ぐらいの大きさかな


ブルームーンを見た  青く光っていた満月だった

2012-09-01 22:06:01 | ハナミズキとの語らい

昨日の8月31日は昼も夜も晴れわたっていました

「満月が見えたよ」と、ハナミズキ

「今夜の満月のことを、

特別な呼び方をしているそうだよ」と、とおちゃん

「何ていうんだい、おしえてくれよ」

「”ブルー・ムーン”というのだそうだな

8月の最初の満月から、もう一回8月中に見られる満月のことを

そう言うそうだよ」と、とおちゃんはいいました

「へーーそうなのかい

ところで、今夜の満月は、本当に青く見えてきれいだなあ」

「大気中のちりが関係しているらしいな

”ブルー・ムーン”を見ると、

幸運に恵まれるともいうぞ」と、とおちゃん

「ぼくも、とおちゃんも十分に幸せだよ」と、

ハナミズキがつぶやいたのです

とおちゃんもそうだなあとうなづきました

 


ナメクジは驚くべきことに滑るような速さで移動した

2012-05-29 20:33:41 | ハナミズキとの語らい

とおちゃんは風呂に入っていて、ふと壁になにやら黒くて

長いものを見つけました

「その黒くて長いものは何だったのかい」と、ハナミズキがたずねました

「それは、なめくじだったんだよ」と、とおちゃんがいいました

「お湯につかりながら、そのナメクジをなにげなく見ていたんだ

そして、ちょっと目をはなして、すぐにまたナメクジを見たんだ

ビックリしたよ」

「なにが起こったんだい」

「そのナメクジがさっきいた場所から、けっこう離れた場所に

移っていたんだ」

「あんなにのんびりと這ってあるくナメクジが、

そんなに早く移れるのかなあ」

ハナミズキは不思議そうです

「それで、とおちゃんはじーっとナメクジの這うのを見つめていたよ

そしたら、なんとあっという間にするすると壁を滑るように

這っていくのを見たんだ」

とおちゃんはすごく驚いたようです

「まえに、本で読んだんだが、ナメクジはテレポーションといって、

空間をあっというまに移動する超能力があるらしいんだな」

「へぇーー、テレポーションて何だい」

「空間移動能力のことだな、

それも、歩くのではなく空間の離れたところから、

別のあるところへ移動する能力らしい」

「ナメクジって、不思議な生き物なんだねえ」

ハナミズキは感心していいました

「もちろん、風呂場ではテレポーションしなかったけど、

あの滑るような速い移動速度には驚いたなあ」

本当に、これが本当ならば不思議なことです

それにしても、最近はカタツムリはめっきり減少しましたが

ナメクジはよく見かけますねえ


クローバの葉を踏みしめる幸福

2012-05-20 21:26:12 | ハナミズキとの語らい

散歩の途中で一休憩する場所、

小さな広場でいまはクローバでいっぱいです

クローバの葉っぱを踏みしめて、ベンチへ進みます

そこで座って、持ってきたペットボトルから水を飲みます

最近はいろんな花木があふれて、こんなシロツメクサはかえって

珍しくなってきました

何か懐かしい草花ですね

ちょっとカメラで撮ってみたら、

万華鏡の中をのぞくような気分です

熊蜂がクローバの蜜を吸っていました

のんびりした気分です

ハナミズキに話したら、

「そういうときがすこしでもあれば、

幸せってことだよ」と、いいました


散歩の途中で発見した美しい山藤

2012-05-02 21:30:09 | ハナミズキとの語らい

藤の花がきれいに咲く季節です

この辺りでは、亀戸天神の藤が有名です

「ところが、最近散歩で通る坂道の途中に、

見事な藤の花が咲いているのを発見したんだ

いつも通る道なのに今まで全く気がつかなかったなあ」

とおちゃんがうれしそうに言いました

「それはよかったね、どんな藤だったの」

ハナミズキが聞きました

「杉の木にはい登って、大きな木になった藤だよ

よく、山に行くと山藤が咲いているだろう、

あんな感じなんだ」

「とおちゃん、ずいぶんと気に入ったようだね」

ハナミズキがこころを澄ますと、

とおちゃんが見た藤の花が風にそよいでいる姿が

目に浮かんできました


二年ぶりに花を咲かせた牡丹

2012-04-28 19:27:35 | ハナミズキとの語らい

昨年は蕾を一つもつけずに過ごした牡丹に蕾が着きました

「ことしは5つの蕾がついて、安心したなあ」

とおちゃんがそういうとハナミズキが

「いつみても好いねえ、

この桃色のやさしい感じの牡丹の花は」と、いいました

とおちゃんはさっそく二年ぶりに写真を撮りました

「こうやって写真を撮ってやると花も喜ぶんだよ」

「自分の一番きれいだったときの姿が残っているとわかるんかねえ」

ハナミズキがそんなことを言いました

「そうかい、それじゃあハナミズキのも撮ってやらなければいけないな」

とおちゃんはハナミズキの花を撮ったのでしょうかねえ


鉢花の八角蘭の種が地表に飛んで苗が新しく増えてうれしい

2012-04-25 21:47:05 | ハナミズキとの語らい

この近年はうちのある種類の花の元気さが出てきたように思います

「まず顕著なのが”クリスマスローズ”と”八角欄”だよ

とにかくクリスマスローズは、庭のあちらこちらに種を飛ばして

新苗が育っているんだ」

とおちゃんがそういうと、ハナミズキももっと聞いてみたくなりました

「八角蘭もそうなのかい」

「そうなんだ、八角蘭は山野草で有名な花木だ

だから、普通は鉢植えにして大事に育てられているんだ

もっぱら観賞用で、葉も花も美しいからなあ」

とおちゃんは続けていいました

「それが、一昨年鉢に根が込んだので、

株分けして鉢を増やしたんだ

そしたら、去年に咲いた花から種がこぼれて、

鉢の周囲に地植え的に八角蘭が芽を出して育っているんだよ」

「それは、喜ばしいことじゃないのかなあ」

「本当にそうだと思って喜んでいるよ

また鉢上げして、欲しい人にあげようかと思っているんだ」

「とおちゃん、それは好いことだよ」

ハナミズキも嬉しそうにいいました


花木も人も急な寒暖の差にはまいっちゃうよ

2012-04-19 21:14:59 | ハナミズキとの語らい

ハナミズキもやっと枝からほの赤い葉を出し始めました

「やっと葉を出す気がしたのかな」

とおちゃんがそういうと、ハナミズキはいいました

「ちょっと前まで寒かったからねえ

梅の花だって、つい最近まで咲いていたし、

さくらの花もまだ散ってしまったわけではないもんね」

「早く咲かないと、たちまち気温が熱くなってしまうからなあ」

「寒暖の差が激しいから、花木も調子を合わせるのが

難しいんだよ」と、ハナミズキも大変そうです

「難しいのは人もおんなじだよ

いま風邪をひく人が多いらしいからな、お互いに気を付けよう」

とおちゃんはまだ冬の格好をしていました