(童話)万華響の日々

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「市川ゆかりの作家たち展」市川市芳澤ガーデンギャラリー を観た印象

2019-04-29 20:42:09 | 展覧会

「市川ゆかりの作家たち展」市川市芳澤ガーデンギャラリー(2019.4.12.~5.6.)市川市ゆかりの作家として二人の作家の作品が展示されている、まず、長島 充(1959年市川市生まれ)、画家で版画家、幻想的な作品である、日本野鳥の会員でもあり鳥の観察は徹底している、その観察を基に鳥を基本とした怪獣たちの幻想的な版画や絵を作成している、観ていて飽きない、実に細密で鳥の眼がすごい,もう一人は静岡県生まれの市川市在住の遠山悦子、テンペラ画家、桜の大きな作品が展示されている、桜古樹の幹の存在感と花たちの生々しい美しさ、屏風もある、日本各地の有名な桜古木が描かれているので教えられる、


経団連会長の原発稼働期間60年提言に思う

2019-04-24 21:01:05 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

中西宏明氏は経団連会長(去年秋以来)、かつ日立製作所の会長だ、日本を代表する経済人の発言は極めて重い、その会長がエネルギー政策について新たな提言をした、4月9日の朝日新聞記事によると、原発稼働期間を現在最長40年を60年に延ばす、しかも休止期間を差し引くともいう、

また地球温暖化防止の環境上の観点から温暖化ガスの放出が最も少ないから原発を推進すべきだとも、

耳を疑う提言である、老朽化し頻繁に起こっている地震による原発に与えた歪、それが積もり積もって安全性から20年で廃炉しようとしていたものを40年に延ばすことさえどうかと思うところ、さらに20年を積み重ねる、それを可能とする定期補修工事やその細密な程度と期間は想像するよりはるかに長く慎重を要する、福島原発事故から8年たったが、まだ休止中の原発は多い、原子力安全審査委員会がそれらの再稼働を審査する期間はもっと長くなる、その費用はどこが負担するのか、それでも延長稼働は可能となるのか、炭酸ガスを出さない代わりに気の遠くなるほどの長寿命の放射性廃棄物がたくさん出る、その人類に与える深刻な問題は地球温暖化に比してさらに重大ではないのか、その処分法もまだ不明な点をどう説明するのか、福島の放射性核物質を含む大量の貯蔵排水はどうするのだ、出口が分からぬまま原発再稼働を認めている今の審査について全く安心ならないでいる、むしろ再生可能エネルギーの開発に尽力すべきだし、廃炉のための技術開発こそ必要だ、それを提言してこそ日本を代表する経団連の心意気ではなかろうか


「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」国立新美術館 を観た印象

2019-04-20 17:02:50 | 展覧会

「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」国立新美術館 (2019.3.20.-5.20.)を観た、

オスマントルコは建国が1299年、解散が1922年、約600年続いた大イスラム帝国なのだ、最盛期の国土は実に広大で中東から地中海、アフリカに至った、その帝国の宮殿のお宝が今回初来日なのだ、アラビアンナイトに出てくるような衣装や壁カーテン、カバン、ジュータン、刀や美術品を目にした、大帝国を象徴する装飾品の模様はなんとチューリップの花、デザイン化されたチューリップは簡素で分かりやすく多くの花瓶、皿はもちろん他の調度品のデザインとして使用されている、今までオランダがチューリップの大生産地と思っていたがトルコがチューリップの生産国であることを初めて知った次第、このチューリップの模様を見るだけでも観に行った価値がある


新元号に思う

2019-04-15 21:54:10 | 雑感・エッセイ

新元号「令和」について、その印象が各方面からいろいろ出されている、まあ、第一印象は命令によって和を保つ、ということであろう、これが大方の自然な受け取り方だ、それを「善」だの「ビューティフル」だのと無理やり心地好い解釈を押し付けるのは不自然である、自分は元号の意味をその通過した歴史によって後になって評価されるものと思っている、だから始まる前から評価しないことにしている、何とか期待を込めて解釈したい気持ちもわからんではない、ともかく「令」という字が権力者の命令にならないようにと願っている、そのうちに時がたつにつれ分かってくるだろう