(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

証拠を残さない保身の無責任体制はやめてほしい

2017-07-24 21:09:45 | 社会診断 政治

国の重大案件が資料もなく議事録もなく会話記録もなく、どうやって決定されてゆくのだろうか、いまの国会閉鎖中審査を見ての感想である、決定事項を会議録をもって国民に説明しようとするのが正常だ、野党の質問に肝心なことになると覚えていない、記憶にない、記録もない、と答える、

記憶がなくなる恐れがあるならば決定したことや行動をメモにして残しておくべきだ、どう考えても国民の知る権利を無視したやり方である、これは一種のマジックだとしか思えない、関係者だけがそれぞれの胸の内に共有する暗黙の了解事項になっている、なぜか、それは責任の取り方をあいまいにしようとする保身術である、証拠を残さないやり方、隠ぺい体質、卑怯なやり方、正々堂々としないやり方、与党であれ、野党であれ、しっかり記録を取り公開するやり方に改めてもらいたい、

高齢になって本当の認知症になって記憶を消失しても、知りたい人に知ってもらえるように記録の管理と開示は最重要だ


日野原重明翁に教えられたこと

2017-07-19 21:01:15 | 日記

日野原重明さんが亡くなった、朝日新聞の土曜日のお馴染みのエッセイ「私の証 あるがまま行く」で最近は体調不調で掲載がお休みだった、そろそろ日野原さんも危ないかなと思っていたがその通りになった、105才であったというからエッセイが始まって15年ぐらいになったのではなかろうか、この間、実に人生に積極的で肯定的であった、多くの高齢者はどれだけ勇気を頂戴したか知れない、 老人には人生への元気を、子どもには命の大切さを特に重点的に教え諭した、5年先までの予定帳で計画を作成していたというからすごい、自分もあやかりたい


「アルチンボルト展」 国立新美術館 を観た印象

2017-07-14 19:26:50 | 展覧会

ジュゼッぺ・アルチンボルトはイタリア・ミラノ生まれ、1526-1593 の宮廷画家でハプスブルグ家に仕えた、展示では神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世、ルドルフ2世などアルチンボルトを寵愛した皇帝たちの肖像画がある、

その次にアルチンボルトを有名にした皇帝らの肖像を野菜、果物、花、鳥、魚、などで形組み合わせて描いた作品が並ぶ、これがなかなか面白い、

「春」「夏」「秋」「冬」はそれぞれ花、夏野菜、秋野菜、枯枝で描かれ、顔の表情は季節を追って壮年から老年へ変化している、また自然をつくる四元素として「大気」「火」「大地」「水」が四季の各季節に対応しており、それぞれ空に舞う鳥たち、火を出す薪や炎、大地に生きる獣たち、そして池や川や海に生きる魚たちで描かれている、

皇帝らは極めてこれらを観て喜んだそうである、寓意というものが込められているからだ、寓意の肖像画は多種類の生物などを集合させて描いていて同じものは組み合わされていない、しかも一つ一つの材料は極めて写実的で正確だ、

「司書」「法律家」「庭師」「コック」「魚売り」などはその職業を特徴とする材料で描かれている、「男根による頭部」も面白い、寄せ絵、だまし絵、トリック絵などがひしめいている、じっくり見ると更に多くの発見ができると思う、


行政文書の保管は最低1年以上だ

2017-07-10 21:19:23 | 社会診断 政治

公文書の保管がいまある政治問題の解決に壁を作っている、1年未満の廃棄文書がややこしい原因になっている、行政文書は1年以上から30年までの保管に分類されているそうだ、ところが1年未満の分類書類は現場の裁量で廃棄されるという、1年未満の分類に回されるのは実に恣意的なものと思われても仕方ない、行政文書である限りは、すべからく最低1年の保管にすべきだ、いまどき書類で残すのははやらない(ペーパーレス)、電子化文書なら保管はスペースの必要なく保管可能なのだからあわてて廃棄する理由もない、それを焦って廃棄するのは知られて都合が悪い事情があるからと疑われてもしょうがない


水墨の風展 出光美術館 を観た印象

2017-07-08 19:55:28 | 展覧会

出光美術館所蔵の南宋時代、室町時代以降江戸時代まで、雪舟や長谷川等伯を目玉にした水墨画を一挙展示したもの、出光美術館で開催中である、「破墨山水図」雪舟、「四季花鳥図屏風」雪舟、「叭叭鳥・小禽図屏風」狩野探幽、この叭叭鳥という鳥は中国で一般的な鳥だが日本にはいない、それで鴉に似ているので日本では専ら鴉が描かれるようになったという、

「四季柳図屏風」、「松に鴉・柳に白鷺図屏風」長谷川等伯など、しばし立ち止まって引き込まれため息が出っぱなしだった