(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

核軍縮の旅に出ても携行する核のボタン

2016-05-31 19:30:44 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

確かに当日のテレビ放映でオバマ大統領の一行が広島平和記念公園に入ってきたときに、随行の兵士は黒い鞄を持って付いてきた,放送の解説者は「あの黒鞄の中に核爆弾のボタンのある装置が入っている」と言ったのを聞いた、アメリカだけでなく核兵器保有国の大統領たちはああしてどこへ行くにも核のボタンを押せるように携行しているのだなと、改めて生々しい現実を見た気がした、

言ってみれば見かけは紳士でも銃を腰にぶら下げたガンマンそのものである、日本もこのガンマン(用心棒)に守ってもらっているわけである(核の傘)、この核爆弾を減らしてゆこう、地上からなくそうというのがオバマの平和達成の理想であり、政治家としての野望である、その本人がやはり武器を使用する引き金を手放すわけにはゆかない、これが冷徹なな現実である、広島には核のボタンもまた持ち込まれたのである(ヒヤリ)

5/31朝日新聞{広島に来た大統領のハグと核のボタン 訪問の舞台裏は・・・・
前半略)
 日本側がこだわったのが、平和記念資料館原爆資料館)見学だった。資料館を見学しなければ「被爆の実相」に触れることにならず、厳しい批判を浴びると判断した。

 しかし、滞在予定時間は1時間足らず。結局、主要な展示物を入り口に集めて約10分間見学するという方法をとった。ただ、日本側がオバマ氏が「見た」と発表したのは、被爆後、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが白血病の回復を信じて折り続けた折り鶴などの遺品と、被爆者でもある日本画家平山郁夫さん作の壁画だけ。焼けただれた人々の写真などを見たのかは明らかにされていない。

 ケリー氏が訪れた原爆ドームの視察は日米とも前向きだったが、周辺に立ち並ぶビルからの狙撃を防げないなどとする米先遣隊の反対意見で、遠くから見ることにとどめた。

 広島での演説は、オバマ氏側近が推敲(すいこう)を重ねた。米国の責任に触れないことが前提のため、おびただしい犠牲に触れつつも、「米国が投下した」といった主語を明確にする表現は使わず、「死が空から降り……」などとした。ただ、オバマ氏は「科学によって(中略)殺戮(さつりく)の道具に転用することができる。広島がこの真実を教えてくれる」とも語った。「殺戮」と「広島」を同じ文脈で使うことが、オバマ氏の個人的な思いを連想させる精いっぱいの表現だった。

 一方で、核超大国のトップであるオバマ氏は平和記念公園に、核攻撃の承認に使う機密装置を持った軍人も同行させていた。広島で「核なき世界」を訴えた米大統領が、広島に初めて「核のボタン」を持ち込むことになった。武田肇、ワシントン=奥寺淳)}(太字下線はブログ筆者)


ちぐはぐな経済評価と消費増税延期の意味不明

2016-05-30 16:44:43 | 社会診断 政治

伊勢志摩G7サミットの場で安倍首相は資料を用いて「いまの経済はリーマン・ショック時と同程度の下落を示す世界的経済の危機だ」と何回も繰り返した、だが出席した他国の大統領や首相(イギリス、フランス、ドイツ)はこの見方に同調せず批判的であった、このことが今や大きく報道で取り上げられている、安倍首相はアベノミクスを世界的に展開したい、財政出動したいと強調する、一方で経済の危機が迫っているから消費増税先送りすると主張する、実はG7国の中で日本が一番景気が悪い、他国はむしろ良好であるといわれている、安倍首相は財政出動したいのだが何故G7の同意(了解)を得ようとしたのだろうか、それもG7サミットの結論は各国の個別な判断に任せるということになった、その結果、安倍首相はまずは消費増税延期を決心したようだ、(世界経済は決して悪くないのに)

ついこの前まで日銀黒田総裁は「景気は緩やかな回復傾向にある」と公言し、マイナス金利政策を自慢していた(更に3か月ぐらい様子を見たいともいっていた)、それが何故に急に気が付いたごとくリーマン・ショック時並みの経済危機がくるといわねばならないのか、それは言って見ればマイナス金利の失敗=アベノミクスの失敗を意味する、この政権内の経済の判断の矛盾と結果判断は説明されていないではないか、(黒田総裁はどういいつくろうのか)

政権はいう、アベノミクスはうまく機能している、景気は緩やかな回復基調だ、その一方でリーマン・ショック時並みの経済危機がくる、(たぶん3か月ぐらいたてば?)・・・・どこか可笑しくないか、うまい話とまずい話が同居している、そして出た結論は各国の個別判断で財政をやる、消費増税は延期する、何よりおかしいのは良好なアベノミクスと緩やかな経済回復基調である、そして一方ではリーマン・ショック時並みの経済危機予測である、この予測がいつ来るのか、大いに興味深い、そして参院選もまた2か月後ぐらいに来る、消費増税の延期が是か非かは選挙後にはっきりしてくる、そのころ世界経済はリーマン・ショック時並みの経済危機に見舞われているかもしれない、もしこの予測が間違っていれば消費増税延期が間違ってたこととなるし、そんな経済になればアベノミクスの失敗が明らかになったことにもなり、どちらのケースでも安倍内閣の政策破綻が露見しよう

また消費増税先送りならば福祉へかける財源はどこから持ってくるのか、福祉充実はやらずに済ませていいはずがないのだ、今さえうまくすごせればいいという考え方は通用しない、将来への付けなどといっていられない、今現在の福祉危機だけははっきりしている


現職米大統領オバマの核軍縮の公約の締めくくりは広島訪問、歴史に残る偉大な演説で終わった

2016-05-28 21:39:11 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

オバマ米大統領は伊勢志摩G7サミットに引き続き広島を訪れ平和公園に行き慰霊碑に献花し黙祷し、17分の演説を行った、その後被爆者代表と握手し、特に涙ぐむ森重昭さん(79歳)の肩をそっと抱き寄せた、東京新聞によれば森さんは8歳の時被爆し40歳を前に原爆史の調査を始めた、広島市の陸軍憲兵隊司令部の跡地で米兵の捕虜12人が被爆死した事実を突き止めた、氏名を手掛かりに遺族を探し全員の遺影を入手、その姿は今春、米ドキュメンタリー映画にもなったという、

森さんは自分が今までしてきたことが評価され、大統領に会うことができた、うれしい、と話したという、森さんは米国側から招待を受けていたそうだ、オバマ大統領の演説は「広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と結んだ、・・・・こういう言葉がこういう時に出せるオバマという大統領はさすがというほかない、感服した、

しかしながら核兵器のない世界を望むことと同時に原発のない世界を実現しなければ、片手落ちというものだ、原子力の表と裏は爆弾と発電である、どちらも結局は人類を含むあらゆる生物にとって有害で極めて危険なもの、両方を地上から消し去らせねば本当の平和と安心は訪れないのである、任期を終わっても平和実現のためのオバマ氏の変わらぬ情熱と活躍を期待する


舛添問題(進退)に早く決着をつけるべきだ

2016-05-27 20:23:56 | 社会診断 政治

舛添都知事の公私混同問題が連日テレビや新聞でにぎわっている、凄惨な殺人事件のニュースが続いた後で舛添問題が報じられるとどことなくのんびりした笑わせてくれる明るい事件だ(笑い)、汗をかきかき記者にこたえている本人にはまことに気の毒だが身から出た錆だから自業自得というものだ、だが笑ってばかりではいられない、舛添という知事の本性とは何なのか、公私混同、ケチ、セコイ、悪どい、庶民感覚からのずれ、家賃ちょろまかし、権力の座に座って好き放題のやり放題、それが大金を横領というのではなくすれすれの汚い使い込み、などなど実に多彩だ、例の”号泣議員”が単発の政治資金ごまかしならば、舛添知事は複数犯である、その犯罪の程度が微妙であり、即辞職を問われるような決定的なものがあるようでない、掘り起こせばあとからあとから下らない問題がいくらでも出てくる、いったいこの知事は辞職が是なのか減給程度で留任が是なのか、しかも自分のしたことを”精査”するといったくせに”第三者”それも自分が選んだ(都合のよい)第三者に一切の調査・判定を任せて自分からは何も言わない、説明しないというイザとなれば白を切りとおす徹底した保身ぶりを発揮している、大したものだ、呆れるばかりだ、大事な未解決問題が山積している今、こんな笑いたくなる問題で時間を費やしていいのか、はっきり言うと舛添氏は呆れ果てた私腹を肥やすだけの小者に過ぎず、都知事には全く適さない、早々と決着をつけることを望む


三菱自と日産、うますぎる話の陰で果たすべき責任を放置してはならない

2016-05-15 21:52:46 | 社会診断 企業

三菱自動車の燃費偽装事件、不正を行っても居直り続ける会社体質がなぜ備わり続けたか、その原因もはっきりしないうちにとんでもない臭いものには早く蓋をしろ式の収拾策が出てしまった、

いうまでもない日産ゴーン社長の三菱自動車(以下三菱)との資本業務提携の提案、そして三菱側も同意し月末には正式契約を結び年内に手続き完了予定だという、余りにもよくできた話だ、

そもそも三菱の燃費がおかしいと発表したのは日産側、その結果当然ながら株主らの不評を買い株価は半分に下落した、その安い株価をまるで待っていたかのように資本提携の話だ、タイミングが良すぎる、また随分と安く上がった(2373億円)ようである、

このような話はシャープを台湾企業が買収した際にも見られた、相手に見せたくない会計上の不利なデータを契約直前になって明らかにした、そのために提携額が当初より減額させられたのであった、

今回は日産も三菱も双方喜んでいるみたいだ、日産は三菱のリコール隠しなど継続してきた不良体質を契約の際に有利に使おうかと考えていたかのようだ、結局は燃費偽装を一番よく知る立場にあった日産が暴露し株価を下落させた、

その結果比較的に低額の出資で業務提携を納め日産がかねてから欲していた軽自動車のシャアとか技術とかを手に入れることができたというわけだ、実に巧妙に出来上がった話しではなかろうか

では、消費者はどうなるのか、三菱の不正体質は日産に包まれて改善されるのかされないのか、不明、そもそも原因も分からず責任者の処分も今のところウヤムヤで行われず、会社提携が優先されている、これは消費者を無視した前代未聞の愚挙ではなかろうか 、

そういえば福島原発事故の原因も明らかにならぬまま再稼働に踏み切っている安倍政権と似た構造がみえる気がする、日産と三菱は大きな未解決の問題を抱えたままである、解明と対策という社会的責任を果さねばならない


伊藤若冲展  生誕300年記念  東京都美術館

2016-05-13 21:42:02 | 展覧会

 

 

伊藤若冲展が熱い、江戸中期の町絵師という触れ込み、1716年生まれ、1800年他界、今年は生誕300年に当たる年、若冲展は2007年京都で脚光を浴び以来愛好者が増え今回の大回顧展となったという、2013年に千葉市美術館で若冲展があったときに初めてこの絵師の絵を見て細緻で彩色の美しい躍動的な鶏や鶴などの絵に魅了された、そして今回の展覧会では宮内庁秘蔵の若冲作品が一挙展示されるという、

それで去る10日に東京都美術館へ出向いた、恐らく相当な混雑と予想されたので朝早く家を出た、上野へ駅へ着いたら人々の大きな流れがすべて都美術館へ向いている、これは大変と思って近づいてゆくと何と長蛇の行列が国立博物館の方向までずーっと出来上がっていた、当然のこと最後尾へ着いて並んだ、待つこと1時間で館内へはいれた、そこから更に半時間待った、やっとのことで展示場へ入ったが、人の群れで展示絵画の下部が見えない、・・・・、泣き言はここまで、緻密精細な絵がこれでもかという位に在る、

掛け軸、襖絵、巻物、若冲は鶏を飼っていて観察していたというだけにさすがに鶏の絵は凄まじい迫力、その種類も多彩、動物も多種興味があったようで孔雀、鶴、鴨、鷲など、犬に象に鯨に亀、虎、猿、それから昆虫もいろいろ、花や木も得意、相国寺に寄進しのちに宮内庁へ贈与されたという「釈迦三尊像」、「動植綵絵」は興味深かった、若冲の絵の特徴は写実的であり、それを超える躍動感というか生き生きした力、命にあふれた瑞々しさやユーモアさえを感じる、そして輪郭を描かずに絵具で一気に対象を書き上げている感じがする、この展覧会が一月という短期間であったことは残念だ、再度の開催を強く望みたい、多くのファンの期待に応えてもらいたい


現職米大統領オバマの核軍縮の公約の締めくくりはどうつけるか、歴史に残る偉大な仕事を期待する

2016-05-08 21:05:51 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

米国大統領オバマが伊勢志摩サミット出席に合わせて広島を訪問すうである、実現すれば史上初めて原爆を投下した米国の現職大統領として初めての被爆地訪問だ、思い起こせばオバマは、大統領就任直後に「核兵器のない世界」実現を表明したことによってノーベル平和賞を受賞した、この実績を伴わない時点での受賞には色々な批判、冷笑、当惑があったのを思い起こす、そこで上記のように早すぎる受賞に対するオバマの考え方はもう7年も前のこと、いまや大統領の任期も尽きつつある、当時のオバマの考えは以下のように、

「歴史を通じて、ノーベル平和賞は特定の業績を顕彰するためだけではなく、一連の目的に弾みを付ける手段として用いられることもあるということも承知している。故に私は、この賞を行動への呼び声として――21世紀の共通課題に対処せよと全国家に求める声として――お受けする所存である」との声明を出した(下記引用文参照)、というものであった

では彼は声明をしたように「核なき社会」、核軍縮の一層の推進ということにどれだけ成果を上げたかがいま問われている、そこで実績であるが、昨年2015年7月にイランの核開発を大幅に縮小する最終合意に達したこと、しかし一昨年のクリミア併合時にロシアは核兵器を臨戦態勢に置く可能性があったことも認めた、さらに北朝鮮はオバマの在任中に3度も核実験し、かつ党大会に置いて自ら核保有国だと宣言した、弾道ミサイルの開発も継続している、また中国の核弾頭の数も増え、インドやパキスタンも核兵器を保有したままなどあまり核軍縮の進展はなかった、というほかない

そこで今回の伊勢志摩サミットへの出席に合わせて広島や長崎への原爆被爆地を訪問するということはオバマにとって「核のない社会達成」の本願成就のための実に願ってもない大きな意味をもった機会ではなかろうか、原爆は単に強烈な破壊兵器・爆弾であるというだけでなく、危険な放射性物質を大量にばらまき被爆した人たちとその子孫代々遺伝的に由々しき病魔を与え続けるとんでもない代物である、広島・長崎の悲惨な原爆被爆資料を目の当たりにして現米国大統領が未来永劫に核兵器、さらに原発と手を切ることを訴えるまたとないときであるといえる、ぜひ訪問を実現させてほしい

 (以下はウィキ・ペディア  バラク・オバマの記事から抜粋した)

{2009年10月9日ノルウェーのノーベル賞委員会はオバマの「核なき世界」に向けた国際社会への働きかけを評価して2009年度のノーベル平和賞を彼に受賞させることを決定したと発表した。ノーベル賞委員会はオバマの受賞に関して冷戦終結を促した政治活動をしたヴィリー・ブラントミハイル・ゴルバチョフと比較してオバマは受賞するに値する活動をしたと判断したと述べている。就任してから1年も経っていない首脳の受賞は極めて異例である。ノーベル平和賞受賞者には賞金1000万スウェーデン・クローナが授与されるが、オバマは全額を複数の慈善団体に寄付することを表明した。ーーー(中略)ーーー

オバマ支持層の民主党系やリベラル派からも批判や当惑が噴出している。リベラル派の女性コラムニスト、ルース・マーカス英語版は「この授章はバカげている、オバマはまだなにも達成していない」と書き、民主党系外交コラムニスト、ジム・ホーグランド英語版もオバマが中国の機嫌を損ねないようにダライ・ラマ14世との会談を避けたことも、平和賞にそぐわないと批判し、トーマス・フリードマンは「ノーベル賞委員会は早まって平和賞を与えることでオバマ大統領に害を及ぼした」と書き、「世界で最も重要な賞が、このように価値を落とすことには落胆した」と述べた[105]イギリスニュースサイトであるポリティックス・ホームの調査によると、イギリス人の62%、アメリカ人の52%がオバマは受賞に値しないと答えている[106]

オバマはこれらの批判にも配慮してか、受賞に対して「歴史を通じて、ノーベル平和賞は特定の業績を顕彰するためだけではなく、一連の目的に弾みを付ける手段として用いられることもあるということも承知している。故に私は、この賞を行動への呼び声として――21世紀の共通課題に対処せよと全国家に求める声として――お受けする所存である」との声明を出した}(太字、下線はブログ筆者)

上記ウィキ・ペディアの中で以下のようにある、{核兵器政策ーーーーー「国際的な核兵器禁止を目指す」とも発言しており、ロシアと協力し双方の弾道ミサイルを一触即発の状況から撤去し、兵器製造に転用可能な核分裂性物質の生産を世界的に禁止、更に米ロ間の中距離弾道ミサイル禁止を国際的に拡大することを目指すとしている。

それに関連して2009年4月5日にチェコの首都プラハで行った演説で「アメリカは核兵器を使用した唯一の核保有国として、行動を起こす道義的責任を有する(As the only nuclear power to have used a nuclear weapon, the United States has a moral responsibility to act.)。」と1945年の広島市、長崎市への原爆投下に対するアメリカの責任に言及した[148]

これを受け、2009年8月6日の広島市平和記念式典において秋葉忠利広島市長は平和宣言の中で「オバマジョリティ (Obamajority)」という造語でこれに言及し、「Together, we can abolish nuclear weapons. Yes, we can.(我らはともに核を廃絶できる。できるとも)」と初めての英語での演説でオバマの決め台詞を使用し核廃絶を訴えた。

しかし2010年オバマ政権は臨界前核実験を行い、各方面から疑問の声が上がった。オバマのノーベル平和賞受賞をかつて支持した秋葉広島市長からは、「激しい憤りを覚える」とする抗議文が在日アメリカ大使館に送付された[149][注 18]政権1期目では、ロシアとの間に第四次戦略兵器削減条約(新START)を結んでいる。

また朝日新聞4/2によれば、{オバマ米大統領は1日、ワシントンで開かれた核保安サミット後に会見し、核テロを防ぐ国際協力で成果を残したと強調した。ただ、7年前に提唱した「核兵器のない世界」については「多くの仕事をやり残した」と語った。米ロ関係の悪化によって核軍縮は停滞。北朝鮮はさらに核開発を進めるなど、目指した世界は、なお遠いままだ。

オバマ氏は2009年、広島と長崎への原爆投下を指す「核兵器を使用した唯一の核保有国としての道義的責任」に触れ、核軍縮と核の不拡散を進めることをプラハで宣言。同年にノーベル平和賞を受賞し、米ロが協調して核軍縮が進むことに期待が高まった。

 

 それから7年。オバマ氏は自らが提唱した最後のサミットで、「米ロの核兵器は、この60年間で最も少なくなった」と評価。昨年7月にイランの核開発を大幅に縮小する最終合意に達したことも挙げ、「国際社会が一つになれば、共通の安全を成し遂げられる」と自賛した。

 

 しかし、核軍縮が思い通りに進まなかった現実も認め、「ロシアとのさらなる核兵器削減交渉や北朝鮮の核問題への対応など、やり残した仕事が多くあることは自分が一番分かっている」と語った。14年時点の世界の核弾頭(廃棄待ち分除く)は1万発弱もある。

 

 米ロの間では11年、新戦略兵器削減条約(新START)が発効。「核なき世界」への一歩となった。だが、ロシアは今回、代表団を送らなかった。過去3回は大統領か外相が出席しただけに冷淡さが際立った。

 

 背景には、根深い米国への不信感がある。ロシアは特に、米国が欧州とアジア太平洋で配備を進めるミサイル防衛(MD)について、ロシアの核戦力の無力化を狙っているとして激しく反発。それに対抗するために新型核ミサイルの開発と配備を進めている。

 

 ロシアも長期的には「核兵器の無い平和な世界」を目標に掲げてはいる。しかし現状は、米国との対立を背景に、ことあるごとに核戦力を誇示している。プーチン大統領は昨年、一昨年のクリミア併合時に核兵器を臨戦態勢に置く可能性があったことも認めた。

 

 結果として、オバマ氏が13年に提案した、新STARTで定めた配備数よりも戦略核弾頭を削減するためのロシアとの交渉は、行き詰まっている。

 

 アジアでの核軍縮も進んでいない。北朝鮮はオバマ氏の在任中に3度も核実験し、弾道ミサイルの開発も継続。中国の核弾頭の数も増え、インドやパキスタン核兵器を保有したままだ。(ワシントン=奥寺淳、モスクワ=駒木明義

 


チェルノブイリ事故30年、川内原発はチェルノブイリ事故の教訓を生かしているのかはなはだ疑問だ

2016-05-07 20:45:49 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

朝日新聞が4/24~4/26で3回に分けて特集した記事「チェルノブイリ事故30年」を読んだ感想を記したい、旧ソ連時代のウクライナで史上最悪のチェルノブイリ原発事故は1986年4月26日に起こった、あれから30年がたった、4号炉が暴発し火災が起こり10日間で約520万テラベクレルの放射性物質が放出した(福島の6倍)、被災地域はウクライナ、ベラルーシ、ロシアにまたがる、避難者は40万人、30km圏は立ち入り禁止中、いったい何がどうなったか、いまも放射能濃度が高く畑や森の除染をしない政策だ、また元の居住地への帰還を認めていないということだ、原発周辺の家屋は雑草や木々に覆われ森の中にうずまってしまったそうだ、問題のチェルノブイリ原発は当初は石棺で封じ込められた、30年後の今劣化が進んでいる、今まさに石棺の上に新シェルターで覆う作業が進行中だ、石棺の中には核燃料含有物が手つかずで大量に残っている、210トンぐらいあるらしい、石棺中の危険物質の除去計画はないといわれている、たとえ除去したにせよ貯蔵する場所すらはっきりしてないらしい、新シェルターの耐用年数は100年、その間は先送り、したがって将来に負の遺産を積み残しだ、除去作業は作業者に危険な被曝負担を強いる、それならば先送りこそ最善の策ということだそうだ、避難者の健康影響も深刻となっている、子供たちの甲状腺癌の多発、成人の白血病、白内障、内臓系の多くの症状などなど、今後もずっと研究を継続することになっている、

 ほかにも書かれていない重要なことが多くありそうだ、原発から100km以上離れた地域の健康問題はどうなっているのか、30年後に分ったことはないのか、原発立地は周辺に水が少ない内陸がいいのか、日本のように海岸地域がいいのか、チェルノブイリ原発事故は電源喪失を想定したテスト運転だった、福島でも電源喪失が起こった、この共通点をどう見るのか、

爆発した原発の廃炉作業は極めて難しいということだ、チェルノブイリ原発では石棺や新シェルターでの封じ込めと問題の先送りが最善の策であるという、40年ぐらいが廃炉作業に要する時間だといわれているが一旦原発が炉心溶融などして(人が)炉内に入れない事態が生じれば通常の廃炉作業は全く困難ということであろう、それならば福島はどうなる、あれから5年たつが全く手も足も出ない状況ではないか、廃炉作業はできなく結局はシェルターで覆うしか策がないのでは、このようにして日本にある50基以上の原発は過酷事故が起こるとシェルターや石棺が覆った原発だらけになるのではないのか、そうした場合に福島のように汚染水がどんどん蓄積される場合、これはどう解決されるのか、凍土壁だけで解決される問題ではない、従って過酷事故が起きる前に原発停止させ通常の廃炉作業に持ってゆかねばならない、30年たっても封じ込めという策で問題先送りすることが唯一の解決方法ということ、明らかにお手上げ状態ということが分った、原発は人間の手に負えない代物だ、地震で揺れる活断層の先端にある川内原発はチェルノブイリ原発事故の教訓を生かしているのかはなはだ疑問だ、原発稼働当事者たちの責任は余りにも重い


憲法を変える必要はない、とくに九条を変える必要は全くないーーー憲法記念日に改めて確信する

2016-05-03 22:18:42 | その他

憲法を変える必要はない、

とくに九条を変える必要は全くない、

インドのガンジィー首相の「無抵抗主義」と同じように

非武装で平和を追求し護る思想は

世界にも稀有なものであり人類の生きている宝・日本の宝である

 


抜歯といえども体内に人工物があったり、ワーファリンなど血液抗凝固剤を使っている人は慎重な治療が必要

2016-05-02 16:30:41 | 病気も仕事

歯の健康は大事です、さらに口腔内の健康は大事です、2カ月ぐらい前に右下奥歯つまり親知らずという奥歯にかつて虫歯治療で被せてあった金物が取れてしまったのでした、しばらくそのまま放置して食事をしていたら何かの拍子に歯が縦

に割れてしまって噛めなくなりました、しかも疼痛が起こるようになり、堪らずに掛かりつけの近所の歯医者へゆき診てもらったところもはや抜歯しか手段なしということ、ところが私の場合は普通の人のように簡単に抜歯できる体ではありません、

すなわち心臓にペースメーカーが植え込んであり、おまけにワーファリンという血液を凝固しないようにする薬を使っています、出血したら血が止まらない傾向が強いということです、それで歯医者からは安全上は歯科がある総合病院へ行って抜歯してもらったほうがよいということです、

私の場合は過去にもそのようにしたことがあります、心臓の開胸手術前の抜歯治療でした、今回は以前よりも複雑な体になっていたので総合病院での抜歯が必要不可欠です、今週になって総合病院へ行って一泊二日の入院をして抜歯してもらいました、

抜歯手術は小1時間でしたがその間は抗生物質を点滴しつつ血圧を測定しつつ、血中酸素濃度を測りつつ万全の態勢で臨んでもらいました、抜歯後は出血を抑えるためにしっかりと縫合しガーゼを当ててしばらくは噛みしめていました、

翌日の朝に検診し出血が収まっていることを確認してもらい退院させてもらいました、さらに数日間の抗生剤を飲むように言われ忠実に守って今に至っています、

体内に金属などの人工物、たとえばペースメーカーとか人口弁などを、特に心臓や血管などに入れてある人では人工物の周りに雑菌が付着して繁殖しやすいといわれています、

口内には多数の雑菌が存在するといわれ、その雑菌が傷口などから体内に侵入し、それが原因で重篤な感染症に罹ってしまい大変なことに陥る恐れが常人の何倍も高いのです、

ゆえにこのような慎重な治療が必要でたかが抜歯とは言えないのです、それにしても歯をよく磨きうがいをしたりして口内の清潔に務めこれ以上の歯を失いたくないとつくづく思いました