北朝鮮危機はかつてのキューバ危機に匹敵するかも知れない、そんなときに日本の国会では自民・公明の与党による強引な政策運営が行われている、また懸案(森友・籠池問題など)や失言・放言などが六に議論もされずに放免されたままだ、与党の圧倒的多数による傲慢な政治が気になる、
現在の日本は実質的にまるで戦前の窒息社会に回帰したような状態にいつの間にかなっている、まずNHK会長を政権追随派の人物にした人事(今は違うかも)、経団連からの安倍政権へ政治献金復活、BPO(放送倫理・番組向上機構)に対する規制のような雰囲気作り、マイナンバー制度導入による国民個人の情報管理、
さらに使用済み核燃料の最終処理案もない司法を抱き込んだ原発再稼働強行、捻じ曲げた憲法解釈で安保法強行採決、それによる自衛隊の集団的自衛権や駆けつけ警護、武器輸出・輸送や弾薬提供解禁、防衛装備庁設置、など防衛力強化、
高市総務大臣「電波停止」発言、教育基本法に教育勅語問題なし扱い、共謀法(テロ等防止罪)案成立化を急ぐ、などなど・・・こんなにも我々の周囲は何重にも不気味な戦前的身動きできない縄で縛られている、それも国会では大した議論も時間もなく強行制採決的に済まされてきた、行き着くところは憲法改正である、9条をなくそうというのか、
更に言えば特養など介護施設へは要介護度3以上でなけれは入れない、要介護度2以下や要支援などの身体が不自由な人たちは家に閉じ込められ家族によって介護させられる、
医療も同じだ、病院のベット数は10%削減で軽度の病人は家で養生せよとのことだ、これも家族の負担が増すものだ、また病気にかかったら自分判断で薬屋で薬を調達せよという、
家族が家庭の基本と考える考えは戦前のもので教育勅語の中にも出てくる、家を核とする社会の再構築が安倍政権の政治の裏にあるのである、個人を重視・尊重する平和憲法の精神が犯されてきている、それはもう随分と浸透している、家族や家庭を大事にすることに異存はない、だがそれが個人よりも優先して強制されるとき、気が付いた時には犠牲になる多くの弱者が街に溢れだしているということになってしまう、
最近でも殺人事件の多くの割合が家族内で起きているといういう分析結果が出た(老々介護の果て、介護疲れ・・・)、これでもこの政権を支持していいのだろうか