東芝がついに来るところまで来たかという感じだ、原発の米子会社によって7千億円超の損失、期末には債務超過の惧れも現実味を帯びだした、それで半導体事業の虎の子のフラッシュメモリーを分社化し、かつ東芝会長と米原発建設のウェスチングハウス会長が責任を取り辞任となった、
更に海外での原発建設から大幅の撤退を決心したそうだ、7千億円の損失は更に増えるかもしれず急ブレーキをかけた感じだ、経産省など政府は原発輸出や関係する技術者が衰退しないかと随分心配しているとも、
そもそも東芝の不正会計が発覚したのは3年ぐらい前だったが、根本には原発関係の会計・決算が不透明だったという原因があった、それがここへ来て一挙にどうしようもない事態に陥ったということだ、企業自体が倒産しかねないところまで至ったのは原発建設輸出を企業の柱としたことに依っている、
原発のコストは福島原発事故3.11以来大幅に値上がったため原発建設は大幅なコスト高になったのである、原発の発電コストが安いなどということは今回の東芝の大赤字を見ても一目瞭然・明らかである、政府がここまで東芝を追い込んだことの責任はないのか、
恐らく他の原発推進企業(日立、三菱)も同じ道を進んでいるのではないかという危惧を抱かざるを得ない、原発に魅入られたものの行く末は東芝が見せてくれたのではないのか