(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

東芝の原発建設による債務超過の惧れが示すもの

2017-01-29 21:32:53 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

東芝がついに来るところまで来たかという感じだ、原発の米子会社によって7千億円超の損失、期末には債務超過の惧れも現実味を帯びだした、それで半導体事業の虎の子のフラッシュメモリーを分社化し、かつ東芝会長と米原発建設のウェスチングハウス会長が責任を取り辞任となった、

更に海外での原発建設から大幅の撤退を決心したそうだ、7千億円の損失は更に増えるかもしれず急ブレーキをかけた感じだ、経産省など政府は原発輸出や関係する技術者が衰退しないかと随分心配しているとも、

そもそも東芝の不正会計が発覚したのは3年ぐらい前だったが、根本には原発関係の会計・決算が不透明だったという原因があった、それがここへ来て一挙にどうしようもない事態に陥ったということだ、企業自体が倒産しかねないところまで至ったのは原発建設輸出を企業の柱としたことに依っている、

原発のコストは福島原発事故3.11以来大幅に値上がったため原発建設は大幅なコスト高になったのである、原発の発電コストが安いなどということは今回の東芝の大赤字を見ても一目瞭然・明らかである、政府がここまで東芝を追い込んだことの責任はないのか、

恐らく他の原発推進企業(日立、三菱)も同じ道を進んでいるのではないかという危惧を抱かざるを得ない、原発に魅入られたものの行く末は東芝が見せてくれたのではないのか


白内障が酷くなって車運転、映画、展覧会など支障が馬鹿にならなくなってきた

2017-01-24 19:29:11 | 病気も仕事

どうも白内障が進んでいて調子悪い、車の運転がしにくい、随分以前から夜は運転しないことにしている、今では知らないところへカーナビ頼りで行くことを止めた、走るのは近所での買い物や病院通いに限られてきた、趣味のドライブなどは過ぎ去った話となった、

最近の高齢者の運転事故の多発の一因は白内障や緑内障などによる視力が落ちたこともあるのではなかろうか

更に好きだった映画鑑賞が辛くなってきた、特に洋画はダメだ、字幕が見えずらくなってきたからだ、邦画はまだマシである、言葉が分かるだけ良い、最近の邦画は良品が多くてこの点で良い、スクリーンがぼやけるので以前より前の席で観るようになった、

その点でアニメ映画は見やすく分かりやすい、アニメは視力が落ちた人にとっても好適な映画の在り方といえる、アニメの傑作がどんどん製作されているのは大歓迎だ、更に言うと洋画の日本語への吹き替え映画も大歓迎だ、字幕を読まなくて済むというのは大変に助かる、

それでも、何となく見ずらいので映画館へ行くのが億劫になって回数が激減、

また美術館へ行って驚いた、絵画はともかく説明文が読めない、ずっと近づいて顔を寄せないと読めない、という訳で白内障の支障が馬鹿にならなくなってきた、これはもう手術してもらうほかはないと覚悟したのである


映画 この世界の片隅に 日本(2016) 

2017-01-19 17:44:42 | 映画の印象

主人公の生きる姿の中に戦時下でも耐え、明るさを失わずに生き抜く可能性があるのだと言われている気がする、だが如何にそうであっても、まずは戦争を起こしてはならないのだという大メッセージが込められている、今の社会にとって時宜を得た映画であると思う

全文を別ブログに掲載しています、下記をご覧下さい
⇒「映画の真相とその隠された深層」




世界遺産「ラスコー展」国立科学博物館は絵画、道具、技術は驚異的だ

2017-01-18 14:40:03 | 展覧会

世界遺産「ラスコー展」国立科学博物館開催中をみた、フランス ラスコーの洞窟の岩絵は中学に行っていたころから教科書で知り有名で覚えていたが、これだけ真に迫った展覧会を見学できたのは掛けがえのない経験である、

2万年前のクロマニヨン人の生活レベルが推測するよりも遥かに高かったと思わざるを得ない、特に絵画的能力、石器などの造形能力、は現代と優るとも劣らないと感じたものだ、壁画の牛、鹿、馬、などの描写力は相当優れピカソらの絵と比べても優劣付け難いほどだ、写実的にイラスト的に描かれた動物たちは集団で躍動しており生命力が漲っている、

真っ暗な洞窟で作業した際に使用したランプは誠に滑らかな円形を成していて造形の正確さビックリである、埋葬された女性は頭に貝殻で作ったビーズ飾りの帽子を被っている、それを基に復元した女性の顔はまるでギリシャ神話のビーナスのように美人で現代人と変わった感じがない、骨器や石器を道具としていた彼らは火も使いその生活レベルは高かった、一体天空に何を見て暮らしていたのだろうか、

2万年前の人類を思うとき、原発の放射性廃棄物を10万年にわたって埋めるという計画を思うと、人類の歴史・その未来を余りにも冒涜した企てに思えてならない

兎に角美術館の絵画展覧会とはまた異なった意義深い展示会である、本展覧会はまだ会期中であるから多くの人に観てもらいたい

 

 

 


新年の予想、AIや原発に従属させられている状態から脱しないといけない

2017-01-14 20:08:05 | 千年大災害と脱原発・核廃絶推進の闘い

今年に入ってAI(人工知能)のことがクローズアップされだした、いまやAIについてよく考えておかないととんでもないことになる、コンピューターというものが発明されたときからこうなってくることは宿命であったといえる、

ではどうなってきたか、人間の知能や働きを遥かに超越した有機物というか無機物というか、ある高度の機能体が人間の上に君臨するようになってきたということだ、ディープ・ラーニング(深層学習)という独自のプログラムを組み込んだために自己発展的にすべからく膨大なデーターから一瞬にしてある方向性を獲得する能力、現在のところ囲碁、将棋、チェスなどの勝負でプロ棋士を負かすという、

病気の原因や医薬の開発に実力発揮する、そのうち賭け事や株予想や今でもやっている気象予報、などに一層の力を発揮するだろう、自動運転のシステム、例えば自動車などは加速度的に開発が速くなっている、人間が今までやっていた労働は次から次へとAIに取って代わられるだろう、第何次かわからないがとんでもない産業革命がやってくるが全く喜べないものである、

人間とアンドロイドの境界がもう分らなくなってくる、それがAIの一つの姿である

原子力と同じように制御できるレベルを超えてしまう対象だ、再生医療も同様である、人類は制御不可能なものを使いこなせるどころか奴隷となって従属しなければならなくなってゆく、どうやって従属を防ぐのか、

革新的な倫理観を持つ必要があるだろうが人間中心主義をもう一度問い直さねばならない、(原発を何故捨てられないか、既に原発や核兵器に従属させられているからに他ならない、)


新年に当たって思うこと

2017-01-09 10:53:34 | 季節のご挨拶

あけましておめでとうございます

本年もよろしくご訪問お願いします

さて、この酉年、いろんなことが巷間さっそく賑わっているが私が思うところは
世界はますます荒れるだろう、自分の国や自分のことだけが良ければいいという風潮が強くなる、しかし、

いつの時代にも他人のことや他国のことや流人・難民への配慮と思いやりが大事だということは真理である、ドイツのメルケル首相には引き続いて努力を願いたいし応援したい、「情けは人の為ならず」という諺は、他人へ向けた同情や支援は曳いては自分を助ける結果につながるということだ、これを誰もが忘れてはならない、

芥川龍之介が「蜘蛛の糸」という作品で、ある極悪の罪人が死んで地獄の苦しみにあっていたところ、生前に一匹の蜘蛛を憐れんで殺さなかった善業をお釈迦様がみていて、極楽行きの蜘蛛の糸を垂らしてくれた、地獄から極楽へ行ける蜘蛛の糸に掴まった罪人がふと下を見ると多くの罪人がこの細い糸に掴まって這い上がってくる、この罪人は糸が切れることを恐れて下に向かって手を離せとどなる、その瞬間に糸は彼の手の上で切れてしまった、また地獄へと戻ってしまった、彼にとって蜘蛛への情けが彼を救った、しかし苦しみの中にある他者への情けを怠った結果、その報いは彼に及んでしまった、・・・

「国境なき医師団」のように国境をなくし「人類みな兄弟(アルベルト・シュバイツアー  ノーベル平和賞受賞者)」という言葉は今も理想である、しかし実現に向かって真剣に当たるべき価値あるもの、多くの国の為政者には特にそのことを望む